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VARIVAS Labo VARIVASスタッフ

【鮎ルアー】延べ竿とキャスティングスタイルで実釣調査!in利根川

写真&文/立川 宏(ライター)

 

鮎ルアーってどんなイメージ?

9メートル前後の鮎竿を華麗に操作してアユを釣る、日本古来の伝統釣法『鮎の友釣り』。
確かにカッコいいけどハードルも高そう。

そんな中、近年注目を集めているのが、ルアーを駆使して気軽にアユを釣る『鮎ルアー』。
いわゆるアユのルアーフィッシング。
「これなら自分にもできそう!」そう思ったルアーマンは数知れず。

でも、実際に鮎ルアーってどうなの? 本当に釣れるの? 必要な道具は? どこでできるの? 
『鮎ルアー』の名称は聞いたことはあるけど、その実態はよく分からない。
そんなアングラーのために、アユ釣り初体験のバリバス3人衆が皆様に代わって実釣調査!

朝8時。鮎ルアー初体験だけど、とりあえず来ちゃったよ~! 利根川!! 

チャレンジするのはバリバス3人衆!

[写真左]株式会社バリバス企画宣伝部/中村亮介。
[写真中央]株式会社バリバス企画宣伝部/岸田凌。
[写真右]株式会社バリバス企画宣伝部/宮坂春樹。

全員ルアーフィッシングの経験は豊富だが、アユ釣りに関してはまったくの初心者で右も左も分からない。
さぁ~て、利根川には来たけど・・・・・・これからどうする?

どうやら鮎ルアーには、一般的なキャスティングゲームと、のべ竿を用いた鮎ルアーがあるらしい。
どうせ初体験だったら両方のスタイルで実釣してみよう!
ということで、まずは中村と宮坂がのべ竿×アユイングスタイル。岸田がキャスティングスタイルでスタート。

用意した道具はコレ!

キャスティング×鮎ルアー編

ロッド 【VARIVAS】 ヴィオレンテ86
リール 【DAIWA】ルビアス2506
ライン 【VARIVAS】スーパートラウトアドバンス ダブルクロスPE X8 ハイビスオレンジ 100m 0.6号
リーダー 【VARIVAS】トラウトショックリーダー 30m 6LB.
ルアー 【PALMS】エスケードバイブ タイプ1,タイプ2

注目!ライン選択は重要! 
岸田がセレクトしたラインは『スーパートラウトアドバンス タブルクロスPE X8ハイビスオレンジ 0.6号』。

☆セレクトした理由は主に3つ

その1.岸田:「ダブルクロスPEは高比重のPEラインになるので、通常のPEラインよりも比重が重いです。
鮎ルアーはラインが沈んだ方がやりやすそうなので選びました」


その2.岸田:「ダブルクロスPEはエステルとPEが4本ずつの、合計8本撚りのPEラインです。
エステルは張りがあるので、キャストを繰り返すときに“ガイドへの絡み”“エアノット”などのトラブルが少ないです」


その3.岸田:「視認性です。川面の乱反射や、白泡の中を狙うときでも、ハイビスオレンジはよく見えます


のべ竿×鮎ルアー編

ロッド 【VARIVAS】トライキッド鮎リバーストーン63
ライン 【VARIVAS】VARIVAS鮎 水中糸フロロカーボン 0.6号
ルアー 【DUO】擬鮎
【PALMS】エスケードバイブ タイプ1,タイプ2

注目!鮎ルアー用ルアーのウエイト調整が自由自在! 『TGグレネードシンカークイックチェンジャー(VARIVAS)』
中村&宮坂:「鮎ルアーはタイプによって、ウエイト調整用のアイが設置されています。
アイにシンカーを装着して重さを調整するときに、クイックチェンジャーだと一瞬で装着可能です。
ストレスなくウエイト調整ができます」

いよいよ実釣スタート!

今回選んだフィールドは利根川。
友釣りがOKでも鮎ルアーがNGの「区間」&「フィールド」があるので、釣行前の「鮎ルアー可能フィールド」の下調べは必須

取材前日まで降り続いた雨の影響が心配だったが、上流部に多数のダムを有する利根川は「笹濁り」と「多少の増水」だけで、安全面の心配はなさそうだ。

◇どこを狙うべきか?

友釣りも鮎ルアーも「アユの縄張り意識」を刺激して釣る手法。
であればアユが縄張りを張りそうなポイントを集中的に狙うべきなのは明白。だが、それは具体的にどんなポイントなのか?

3人の選択三人:「アユ釣りの知識がないので、一般的に魚が着きそうなポイントを狙ってみます。
まずは【岩】【流れの変化】【流れのヨレ】【流心】をキーワードに狙ってみます」

釣果はキャスティングから出始めた!



実釣開始約1時間。最初に釣れたのはキャスティングゲーム。
1尾目が釣れて、コツがつかめれば鮎ルアー初心者でも連続ヒットは可能なようだ。2尾目、3尾目とドンドン釣れる。

そして、キャスティングゲームが釣れ出してから、さらに1時間後。
のべ竿鮎ルアーも釣れ始めた。こちらも最初の1尾が釣れると連続ヒット。



ルアーフィッシング経験者はキャスティングアユの方が慣れるのは早いようだ。
のべ竿鮎ルアーは、ルアーマンにとっては慣れるまでに多少の時間が掛かるようだが、結果的に『キャスティング』と『のべ竿』の釣果の違いはほぼなかった。

釣り方は、めぼしいポイントにルアーを送り込んで、いいポイントにルアーが入ったら止めて泳がせる。
キャスティングの場合は少し巻きながらポイントをズラすこともある。

のべ竿の場合は、アタったけどフッキングしない場合は、同じポイントに再び送り込むとフッキングするケースが多かった。

実釣して分かったこと!

ルアーフィッシング経験者であれば、アユ初心者であっても鮎ルアーは十分に楽しめる

ちなみに3人の1日の釣果!

狙うべきポイントは、まずは一般的に魚が着きそうな場所で問題ない。
経験を重ねて、アユ独自のポイントを見極められるようになるとなお良いのだろうが、とりあえずアユ未経験者3人でも、上の写真くらいのアユを釣ることはできる。

キャスティング派? のべ竿派?

キャスティングとのべ竿、どちらにもメリットとデメリットがあることも分かった。

キャスティングのメリット

◇広い範囲が探れる。
◇ルアーを操作しやすい。
◇流れの強弱に合わせて速度調整が可能。
◇手返しが速い。

キャスティングのデメリット

◇のべ竿よりもリーチが短いので、ダウンストリーム以外の方法で
流すとルアーが足元に寄ってしまう。
◇リーチが短い分、のべ竿よりも沖まで入る必要がある。

のべ竿のメリット

◇リーチを活かして、アップやサイドの瀬も狙える。
◇一歩踏み込まなくても目的のポイントを狙いやすい。
◇ファイトがケタ外れに楽しい。
◇細い糸が使える。

のべ竿のデメリット

◇ルアーコントロールが難しい。
◇慣れるまでランディングの難易度が高い。

ファイトの迫力は断然のべ竿。だが、鮎ルアー初心者にとって、よりハードルが低いのはキャスティング
そして、慣れてくると、釣果の違いはほぼない。

ルアーマンが鮎ルアーに挑戦したときの課題

ルアーフィッシング経験者で、アユ釣り初心者のアングラーがぶつかる『壁』は、どうやらランディングのようだ。
特に、のべ竿×鮎ルアーのランディングの『壁』は、ルアーフィッシングに慣れている人ほど高そう。

実際、今回の実釣でもバラが多かった。
引っこ抜く瞬間にバレたり、ネットに入れようとした瞬間にバレたり、あらゆる場面でバラしが多発した。バラしが無かったら、もしかしたら釣果も倍増したかもしれない。

ランディングの難しさはさておき、アユ釣り未経験者でも気軽に楽しめることが分かった鮎ルアー
その上、ファイトは強烈で、友釣りほどハードルは高くない
しかも繊細な渓流魚と違い、場荒れしても30分もすればポイントが復活することが多い。
ルアーフィッシングの新しい可能性として、是非、皆様も気軽に楽しんでくださいませ! 本当に面白いですよ~!!

タックルデータ

キャスティング

ロッド 【VARIVAS】 ヴィオレンテ86
リール 【DAIWA】ルビアス2506
ライン 【VARIVAS】スーパートラウトアドバンス ダブルクロスPE X8 ハイビスオレンジ 100m 0.6号
リーダー 【VARIVAS】トラウトショックリーダー 30m 6LB.
ルアー 【PALMS】エスケードバイブ タイプ1,タイプ2

のべ竿

ロッド 【VARIVAS】トライキッド鮎リバーストーン63
ライン 【VARIVAS】VARIVAS鮎 水中糸フロロカーボン 0.6号
ルアー 【DUO】擬鮎
【PALMS】エスケードバイブ タイプ1,タイプ2

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