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その他 乃村 弘栄

ガイアナ釣行レポート -その1 – ルアー編

フィールドテスターの乃村弘栄です。

南米のガイアナ共和国という国に釣りに行ってきました。といっても実は今年の1月にも訪れているので今年2度目のガイアナです。某TV番組で〝日本人の99%が行かない国〟と紹介されたこともある国に、年2回も行くのは自分でも正直やりすぎだと思いますw

なぜ年2回もガイアナに行くか。その理由は単純明確で〝どうしてもピラルクーが釣りたかったから〟
前回のガイアナ釣行では残念ながらピラルクーをキャッチすることができず、悶々とした日々を過ごしているなか、仲間と共にリベンジを計画。メンバーも集まり今回のリベンジ戦が決まったわけです。

ピラルクーを大本命とする今釣行ですが、ガイアナには非常に多彩なターゲットがおり、ピラルクー以外でも様々な釣りが楽します。といったわけで、今回はルアーフィッシングについてのレポートです。

まずは『ピーコックバス』

南米の釣り=ピーコックバスと連想させるぐらい南米での代表的ターゲットです。数種類いるとされているピーコックバスですが、ガイアナに生息する種族はあまり大型化しないとのこと。それでもピーコックバス特有の瞬発力のある引きは充分楽しめます。前回は沢山釣れたピーコックバスでしたが、今釣行では簡単にはいきませんでした。現地のガイドさん曰く、ルアーフィッシングで狙うには水位が高すぎて魚の着き場が散っているからとのこと。それでも飽きない程度にHITしてくれるし、気のせいか前回よりもアベレージサイズが大きかったように感じました。


そして、今回の釣行は全日程キャンプ生活。準備されている食料はありますが、それだと毎日同じような食事になるので、釣った魚を沢山食べました。

もちろんピーコックバスもそのひとつで、私はこれが大好きでした。唐揚げや炒め物なんかも美味しいのですが、1番美味しかったのはその辺に生えてる植物で火を熾し素焼きしたもの。これに日本から持参した醤油をつけて食べる、単なる〝焼き魚〟が最高でした。

続いてのターゲットはご存知『ピラニア』

餌釣りをしていてもルアー釣りをしていても必ずつきまとってくるピラニア。餌はすぐなくなるし、ルアーはボロボロになるし、なかなかの厄介者ですが、どんな場所や状況でもピラニアバイトがあり楽しませてくれます。

余談ですが、映画なんかの影響で〝ピラニアは人を襲う〟というイメージをお持ちの方もおられますが、実際には襲ってこないと言われています。ですが、今釣行で仲間の一人が入水中に足を噛まれる事態に。

幸いにも小型のピラニアだったため、骨で止まったようですが、それでもかなりの傷。現地のガイドも「こんな事は初めてだ!」という、かなりレアな場面に遭遇しました。(たまたまだから大丈夫)とは思うものの、それ以降の入水にはかなりビビっていたのが本音ですw

続いては『ビックーダ』

カマスのような姿の魚で、あまり脚光を浴びないアマゾンフィッシュではあるが、激流の流心にいることが多く、派手にバイトしてくれます。掛かった後もジャンプを繰り返し激しく暴れるので釣れると嬉しい魚。

ちなみに臭いがきついため現地の方も食べようとしない魚ですが、ナマズの餌にはGOODです。

お次ぎは『タライーラ』

タライロンという似た種がいて区別するのが非常に難しい魚です。大型化するタライロンとは違いタライーラはあまり大きくならないとのこと。見た目は完全にシーランカンス。上記のビックーダとは真逆で止水域のカバー周りに生息していて、バス釣りのカバー撃ち感覚で攻めると激しく何度でもアタックしてきます。

美味しいらしいのですが、なぜか現地のガイドだけ食べて私達にはくれませんでしたw

ちなみにナマズの餌としても最高ランクと言われています。

最後に『カショーロ』

ガイアナでは〝パヤーラ〟と呼ばれていました。〝ヴァンパイアフィッシュ〟と呼ばれることもあるほど下顎から生えている牙が特徴的。某アマゾン釣行記の表紙を飾ったこともあるので、アマゾン=カショーロというイメージをお持ちの方もおられますね。前回のガイアナ釣行では、残念ながら私は釣果にめぐまれなかったのですが、今回は餌釣りで釣ることができました。

ルアーで何度も掛けたのですが、牙が邪魔してすぐに外れるためランディングには至らず。仲間達はルアーでキャッチしていました。

今回私がルアーフィッシングに使用したラインは、怪魚ハンター小塚拓矢さん監修のVARIVAS 怪魚PE Si-X[VAMOS]5号に、クッションリーダーなしでワイヤーリーダーに直結というセッティング。牙が凄い魚が多いのでワイヤーリーダーは必須。トラブルを減らすためにショックリーダーなしを選択しています。

— 次回 ナマズ編に続く —

[タックルデータ]
ロッド:HIDEUP MACCA N-SPEC
ライン:VARIVAS 怪魚PE Si-X[VAMOS]5号 + 自作ワイヤーリーダー

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