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鮎 鷲見夏生

解禁から半月、長良川支流の吉田川での鮎釣り

6月10日の解禁日から順調に釣れていた長良川郡上管内も
先日の台風の降雨で2mほど増水して数日間は鮎釣りが出来ず、
やっとここにきて平水近くに水量が戻ったので
我が家付近の吉田川に午前10時ごろから入川。
私が入川したのは小淵とトロ場の間のおよそ50mほどの瀬で、
まだ若干水量が高いし水温がかなり低いので好釣果は期待できない。

ノーマル仕掛けに養魚のオトリにハナカンを通し、
石裏のヨレにオトリを投入して待つ事20秒
すぐにアタリがあり13cmほどの小型の鮎。
一応オトリには使えそうなので
鼻カンを通して同じポイントに入れるとすぐにアタリ
幸先のいいスタートに見えたが、3匹目が掛かるまでに30分を要した、
石裏のヨレにオトリを入れてじっとひたすら、待つ・・・・
やっと3匹目・・・
まあまあのサイズで、郡上でいう中鮎である。

この瀬を行ったり来たりで、何度と無く同じポイントを攻めて
午後3時までに10~20cm前後を17匹の釣果だった。
解禁時に釣れてた良型鮎の大半は台風後の増水の影響で冷水病でかなり流れたようだが
小型~中鮎がまだ多く居るので水況が安定して水温が上昇すれば、かなり期待出来ると感じた。
この日、この後長良川本流に様子を見に行くと本流もかなり水温が上がり始め
ヘチの石がかなりピカピカに磨かれ始めていたし、
天然遡上鮎(10~15cm)の動きがかなり活発となり
今後、水況さえ安定すれば満足できる釣りが出来そうである。

[使用タックル]
ロッド: レクシード ヴォルティス SP早瀬85
天井糸: MAXパワーPE 0.6号 5m
水中糸: バリバス ハイブリッド メタマックス 0.05号 3m
上糸: ツケ糸 フロロ 0.5号 30cm
下付け糸: ツケ糸 フロロ 0.5号 25cm
ハナカン: スポットハナカン 5.5mm
鈎: 3本やなぎ 7.5-7-7

【ワンポイントアドバイス】
「3本やなぎ」は追い気のない鮎が…
この日は台風後の増水が引き始め、
平水より10cm高の状況で水温はかなり低めなので
鮎の追いはイマイチと感じて3本ヤナギのみで攻めた。
追いの悪い時にはかなりの威力を発揮してくれるので、
最近このヤナギ仕掛けが私の専門鈎といってもいいくらいである。
この鈎を使用する場合は、あまりオバセを掛けないように気をつけている。
追いの悪い鮎が掛かった時はアタリは目印が上下に揺れる程度が多く
この時には、「やなぎだから追いの悪い鮎をうまく引っ掛けてくれた」と
感じる時でもある。

目の悪い人(老眼)にお勧め「スポット鼻カン」
私は高齢者の仲間入り(本人はまるで思ってないが)して目がかなり悪くなり(老眼)
鼻カンを通す時に鮎の鼻の穴の位置は長年の経験上解かるのだが
鼻カンの刺すほうの位置がわかりずらく
このスポット鼻カンの先端の白い部分のおかげでスムースに通せるので
老眼の方に特にこのスポット鼻カンをお勧めします。
1度使うと病み付きになる老眼用の鼻カンと言っても過言ではないと思います。

「ハイブリッドメタマックス」について
下流で釣っていた人が、私のそばにやって来て
0.07号のハイブリッドメタマックスを使用してるが
「これだけの流れでも、背針もオモリもいらず
すっとオトリが入ってくれるし、この糸は丈夫だからいいですね」と絶賛。
私も同製品の0.05号を使用しているので
「解禁からまだ1度のトラブルも無く使ってますし付け糸は電車結びですよ」と言うと
「ええ、本当に電車結びでいいんですか?」との問い。
こんな時、「もちろん編みつければ最高ですが、
私はめんどくさがりなので電車結びばっかりですよ」と答えています。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。