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鮎 小池達也

2012鮎シーズン開幕 ~岐阜県 5月の付知川~

2012年の鮎シーズンも続々と解禁河川を迎えている中、私の初釣行は毎年恒例の岐阜県付知川の解禁からスタートです。
今年の付知川の解禁日は5月19日でしたが、今シーズンはVARIVASから新製品が多く発売され、それら新製品を使えるのが楽しみで仕方ありません。

付知川の解禁は例年、放流量の多い超激戦区の田瀬地区に入川していましたが、今年の付知川は渇水が酷く川幅が狭くなり、さらに釣り人が集中し一度入川すると場所移動が困難な田瀬地区を離れ上流部へ入川することにしました。

途中、三重県の橋爪テスターと合流し解禁を迎えましたが、前日夜からの冷え込みで鮎解禁と言うより渓流解禁の様な寒さで中々釣りに集中出来ませんでした。
釣れる鮎のサイズも上流部は水温が低く成育が遅いため11センチ~14センチの小型ばかりでした。


そんな厳しい釣りでしたが、VARIVAS NEWロッド 「レクシードVORTIS SP早瀬85」の軽さと操作性の良さで、なんとか4時間で22匹を釣ることが出来ました。

私は昨年このSP早瀬85のプロトを使って見るまで8.5mの短竿ではポイントを攻めきれないのでは?と思っていましたが実際使って見ると、竿の短さによる不満を感じることが無く、むしろ軽さや操作性の良さと言ったメリットの方が断然多く、今シーズンのメインロッドにしました。

今シーズンの付知川は場所ムラが激しく、解禁から田瀬地区は数、型ともに揃い多くの釣り人で賑わっていますが、私の様に人混みを避けると鮎も避けることになり貧果に泣くことになるようです(笑)

解禁日以降は良型の鮎を求めて比較的水温の高い下流の福岡地区へ入川するかとが多くなりました。福岡地区は数はそれ程出ませんが型が良く、時合いが合うと20センチ前後の追星クッキリの野鮎が鋭い当たりで入れ掛りすることもあり、これぞ鮎釣り!と思える瞬間を楽しむことが出来ました。

5月中に付知川へはトータルで5回、延べ28時間の釣行で11センチ~21センチの鮎を114匹釣りました。けして良い釣果では有りませんが今までに入ったことの無い地区のポイントを探りながらの釣りで新鮮味のある釣りでした。

この釣行中、掛け鈎は今年復活したグラン アステア Give 6.5号4本イカリとGive7号と6.5号のヤナギ仕掛けを使いました。Giveは超早掛けタイプで掛りは早いがバレやすいのでは?と思わせるフォルムですが、使って見ると意外とバレの少ない鈎で特にヤナギ仕掛けにするとその威力を発揮します。
私は普段からヤナギ仕掛けを多用しますが、アステアチラシスペシャルを使用したヤナギ仕掛けだと元鈎に8割、先鈎に2割位の割合で掛ってきますが、Giveのヤナギ仕掛けだと元鈎に6割、先鈎に4割位の割合で掛り、追いによっては元鈎に4割、先鈎に6割位で掛って来る掛りの早さを実感できます。

また今回の付知川釣行中通して使用したラインが新製品の「JUN METAL BLACK 0.03号」です。このラインも昨年プロトをテストしていましたが特殊ステンレスの3本撚り糸で0.03号で45μと非常に細く比重も7.9と重めで伸びが殆ど無く高感度で私好みのラインでした。
超極細メタルラインで強度が心配になる所ですが実際使って見ると強度もしっかりあり、5回目の釣行時60センチオーバーのニゴイが掛ってしまい無念の高切れをして納竿するまで連続使用しましたが、強度、感度、耐久性共に満足出来る結果を得られました。
JUN METAL BLACK は号数の規格も豊富に揃っているので河川や鮎のサイズに合わせシーズンを通して使えるラインです。

このレポートを読んで下さっている皆さんも今シーズンは是非、感度抜群の「VARIVAS JUN METAL BLACK」 と掛りが早くてバレにくい「GRAN アステア Give」で楽しい鮎釣りを体験して見て下さい。

[使用タックル]
ロッド: VARIVAS レクシード VORTIS SP早瀬85
天上糸: VARIVAS エクセラ マックスパワーPE 0.6号
水中糸: VARIVAS JUN METAL BLACK 0.03号
目印: VARIVAS みえる目印 グリーン・オレンジ
ツケ糸: VARIVAS エクセラ 鮎ツケ糸フロロ 0.3号
ハナカン: GRAN ASTEA スポットハナカン 6mm
サカサ: GRAN ASTEA  完成ウェーブサカサ 1号
掛け鈎: GRAN ASTEA  Give 6.5号4本イカリ 7号/6.5号ヤナギ仕掛け

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。