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鮎 瀧下 芳幸

飛騨の清流 解禁の白川へ

飛騨川漁協では6月18日に白川本流を解禁して、飛騨川本流と支流佐見川・赤川・黒川を7月2日に解禁するという二段解禁方式。つまり1漁協の管内で解禁が2度楽しめる。放流量も多く、追いが強く型も良い鮎が釣れると人気の河川だ。

解禁前夜23時に白川のオトリ屋さんのかねふく商店にて年鑑札とオトリを購入。川の情報を聞いてみると、鮎の成育も順調で成育調査の結果も良好ということだった。渇水が続いていたが数日前に降雨があり平水近くまで持ち直している。

[調査結果]
・最大20.4cm 92g
・最小13.5cm 25g
・平均18.3cm 62g

東白川村の平成橋袂の駐車場に車を止めて仮眠をとるつもりだったが「ワクワク感」で眠れず午前2時には着替えて準備を済ませ河原を歩く。30分ほど川沿いの道路と河原を徘徊してようやく釣り場を決定した。

チャラ瀬・早瀬・深瀬・瀬落ちからトロ場になる贅沢なポジション。辺りが明るくなり始め準備を始める。竿はレクシード ヴォルティス クアトロエディション 85。ソリッドとの相性が抜群で泳がせても引いても操作性・感度・パワーと申し分ない。

糸はハイブリッドメタマックス0.06号、エクセラ鮎 鼻カン回り糸 フロロの0.6号直結で42センチ。視認性に優れオトリがぶれにくいナチュラルハナカン パープルがポイントだ。

ハリは新発売のブースターソニックをミックスした4本錨。昔は余り物がもったいないので形状の違うハリ同士で錨を作ったりしたが、現在のミックスは意図的に組み合わせる。ブースターとソニック、どちらもハリ先ストレート系で掛かりは早いが攻撃的なソニックに対してキープ力に優れたブースター。どちらか片方のハリに多く掛かるようなら単品の錨にチェンジし、どちらにも掛かるようであればミックス4本錨で通す。

さて、いよいよオトリを送り出す。チャラ瀬を泳がせ、オトリは緩い放物線を描きながら早瀬の境に。その刹那「ビュン!!」
簡単には抜けない真っ黄色の良型。慎重に抜いてタモに収める。20センチクラス!

さすがに解禁で、白泡の中・瀬・深み・トロ場とどこにオトリを入れても反応がある。陽射しも暖かく目の前で「キラキラ」野鮎がハミ始めると時折り入れ掛かりとなった。

気が付けば引き船の中は鮎で満タン。車からかなり遠い所まで歩いてきたのでオトリ缶を持っていない。確認のため、引き船を除くと蓋一杯まで鮎!? 道具を仕舞い急いで車に戻りオトリ缶に野鮎を移す。数えると60匹。

ほとんどが18センチ以上で最高の釣りをさせていただいた白川に感謝していると、目の前でまた「キラキラ」。
結局我慢できず再度、竿を出す。逆光で釣りづらいが今年の天上糸フロロの蛍光色イエローが見やすく5時半までに10匹を追加。計70匹の幸せだった。周りの釣り人もかなり釣れていたし、ものすごく鮎も見えるので出水で石垢がかわり水況が良くなればさらに良い釣りができるだろう。

清流と美鮎の飛騨川に是非。

[使用タックル]
ロッド:  レクシード ヴォルティス クアトロエディション 85
天上糸:  エクセラ鮎 天上糸 フロロカーボン 0.8号 5m
水中糸:  ハイブリッドメタマックス 0.06号 4m
鼻カン回り:エクセラ鮎 鼻カン回り糸 フロロ 0.6号 直結で42cm
ハナカン: ナチュラルハナカン パープル
錨:    エクセラ鮎 ブースター×2 ソニック×2の4本錨 共に6.5号

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