menu
鮎 フィールドテスター 小池 達也

復調の兆しか? 岐阜県益田川。

私のホームグラウンドである岐阜県下呂市を流れる益田川は、6月19日の解禁から近年希にみる不釣が続き、釣り人の姿も疎らな日々が続いていました。
元々、ダム河川である益田川本流はダムからの放水の影響が強く、水温、水位が安定する梅雨明けからが本調子となる川ですが、今シーズンは例年より早い梅雨明けにも関わらず釣果が伸びず、私自身も支流かダムより上流での釣りが中心となっていました。
そんな状況下でも益田川漁協の二次放流の前倒しなどの努力により、この時期ようやく本流でも釣果が上がり出してきました。

本流が気になり出した7月23日午後、私の自宅から車で2分の萩原町羽根地内の通称ヘリポート前に今シーズン初めて入川しました。この辺りはポイントが豊富で入川もし易く人気の釣り場です。

まずは、ヘリポート前から飛騨川大橋に続く瀬から釣り始めます。
ラインは新製品のハイブリットメタマックス0.04号、針は914Zパワータイプ7号4本イカリです。
瀬の中でも川底が白くなっている所をピンポイントで攻めます。益田川攻略のコツはとにかく川底の白い所を釣る!です。鮎が居る所は石が綺麗に磨かれていて明るく白っぽくなっています。
ここ!というポイントを探り1時間程で良型の益田鮎を11匹釣る事が出来ました。

ハイブリットメタマックスはコーティングが滑らかで水切れが良くオトリの沈みが良く感度、強度も有り石の粗い益田川の瀬でも不安無く釣り抜く事が出来ます。
また、914Zパワータイプは914Zの掛りの良さをそのままに軸にパワーと重量を持たせることにより瀬での身切れによるバラシを減少させています。
この二つのアイテムの組み合わせは瀬釣りに相性抜群です!

瀬の後は、釣り友から分流に沢山鮎が入っていると聞いていたので、分流に場所を移動しました。聞いていた通り分流のチャラ瀬に鮎が確認出来ます。
ラインをグランドステージあゆフロロ0.175号に張り替え泳がせ釣りで勝負です。
益田川の鮎の特徴はすぐに泳がなくなる事です。そこで私は泳がせ釣りをする時はオトリの負担を軽減させ少しでも長く泳がせるために針をやなぎ仕掛けにします。
やなぎ仕掛けは掛かって来る鮎のサイズのバラつきや追いの良し悪しに対応する針で使用頻度が多い私のメイン針です。
チャラ瀬の鮎は最初に釣った瀬と比べると小型で群れ鮎が中心でしたがコンスタントに掛り、分流での3時間程の釣りで20匹を追加する事が出来ました。


トータル約4時間で16㎝~21㎝を31匹釣る事が出来ました。
数釣り河川に比べれば少ない釣果ですが、不釣が続いていた益田川がようやく本来の状態に戻りつつある事を感じた半日でした。

当日の仕掛け
ロッド レクシードS90SP
天上糸 バリバス エクセラ鮎 マックスパワーPE 0.6号
水中糸 バリバス ハイブリットメタマックス0.04号
グランドステージあゆフロロ0.175号
目印 みえる目印 オレンジ/グリーン
ハナカン スポットハナカン 6.0mm
ハリハリス あゆカットハリスハードタイプ フロロ1号
サカサハリ グラン完成ウェーブサカサ1号
ハリ アステア914Zパワータイプ7号/バリバスやなぎ仕掛け 2本やなぎ8.5-8号

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。