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フライ 松井 伸吾

2023年バリバスレポート

こんにちは!
山陰トラウトフィッシングガイドの松井です。
2023シーズンも色々とありましたね。
1年の振り返りレポートを送りたいと思います。

まず年が明けて早々の2月にニュージーランド遠征へ。
コロナ禍もようやく明けて、海外にも行きやすくなったのでやっと来られた!という感じです。
コロナ禍直前の2019年以来のNZ遠征でした。(過去のNZ釣行記事もありますので是非ご覧ください)
今回の舞台はネルソン&マールボロ地区

NZ南島の北側に位置する地域です。
ここは世界屈指のブラウントラウトフィールドとして有名な場所が多数あり、世界中からフライフィッシャーが訪れます。
多数の美しい湖や川があるネルソンナショナルレイクもここにあります。
またワインやクラフトビールの産地としても有名な場所でもあり、グルメ目的で行っても存分に楽しめるところです。


▲国立公園ネルソンナショナルレイクの風景

釣りの話に戻ると、今年(2023年)の南島の夏は全体的に雨不足で、各河川が減水傾向でした。その分魚もスプーキーで、ちょっと近寄るだけで警戒してしまう感じ。
なのでなるべく離れたところからのアプローチが必要で、ロングディスタンスのキャストが必須でした。
ここで活躍してくれたのがバリバステーパードリーダープロドライシリーズとエキスパートスティルウォーター
フロントヘビーテーパーのリーダーが大きめのドライフライ#8、#6サイズを快適に飛ばしてくれました。特に山間は風が強く吹くことが多いので、これらフロントヘビーリーダーは非常に助かります
スペックはプロドライは11ft 3X、スティルウォーターは14ft 3Xと2X。
ティペットはマスタースペックプロ3X、マスタースペックIIフロロ3X、2Xを使用しました。


今回の旅ではブラウントラウトを中心に多数の魚をキャッチをしましたが、中でも最後に釣れた雄のブラウントラウトは印象的で#6のロイヤルウルフをすごい勢いで丸呑みし、ブラウンとは思えない豪快なファイトを見せてくれました。
やっぱりNZはフライフィッシャーの憧れの地ですね。
また2024年シーズンもNZに訪れる予定です。

海外以外の遠征でいうと、沖縄の離島へも足繁く通っています


フエフキ系(タマンなど)やトレバリー系(カスミアジやオニヒラアジ)を中心にソルトフライフィッシングを楽しんでいます

タックルに関しては#8〜#9といった高番手のバットの強いロッドと、ドラグ性能がしっかりした高性能なフライリール
を用意。南国の魚の強烈なファイトに耐えうるシステムが必要です。特にリーダー性能は重要で強風の中でもしっかりターンするバリバスのレコードマスターSW FHT IGFAの12ft 20lbは必需品です。状況によってスタンダードフロロ-2X 9ftと使い分けています。
サンゴなどのリーフ周りを狙うことが多い為耐摩耗性、南国の魚の強烈な引きに耐えうる強度を兼ね備えたティペットが必須なので、リーダーのティペット部をカットして30ポンドのバリバスショックリーダー(フロロ)を付け足すシステムでやっています。
沖縄離島は一部のフライフィッシャーの中でちょっとしたブームにもなっており、今後の日本のフライカテゴリーでもポピュラーになるかもしれません。


ここからは山陰トラウトフィッシングガイドの報告をしたいと思います。
春はライズを中心とした里川でのガイド。

▲初夏は山でイワナ、里でヤマメと両方を楽しむスタイル


特に6月はイワナが好調で、水量と虫のハッチの具合がいい時は前に進めないほど釣れることも。
鳥取県のポテンシャルは全国的にはあまり知られていませんが、実はかなりの数のイワナが生息しています。
もちろん山陰地区特有のイワナ「ゴギ」も生息しており、初夏の時期はこの貴重なゴギが一番活性が高い時で、多くの出会いがありました。

ヤマメに関しては例年に比べ数は出なかったものの、釣れたらグッドサイズということが多かったです。6月には40オーバーの里川ヤマメが出ました。
このヤマメはゲスト様がルアー釣ったものですが、私自身も驚きを隠せませんでした。
里川のしかも本流ほど大きくもない支流で残留型の大ヤマメがいるのは全国広しといえどなかなかないのではないでしょうか。

真夏になるとメインは山岳渓流や深山幽谷の森深い源流域のフィールドとなります。

初心者のゲスト様にはバリバスライトトレイル763-4を使用していただきました。初心者の方にも扱いやすいため初めの1本としてもすごくおすすめしております。

▲こちらはゲスト様が真夏に釣った見事な夏ヤマメ。

朱点とお腹のオレンジが鮮やかな大山 だいせん イワナ。
鳥取県西部地区の大山を源としている源流域に棲んでいるネイティブの岩魚達の一部にはこうしたオレンジが鮮やかな個体が見られます。一瞬オショロコマ?と勘違いするほどの鮮やかさです。生物学的にはっきりとは判明はしていませんが、こうしたイワナは一部の学者の意見ではニッコウイワナとは違い、独立した1種ではないかという見解もあるそうです。ゴギとも違う種なので大変興味深いですね。


あと鳥取の河川では一部レインボーが野生化しており、ヤマメを狙っているとしばしなこんなビックレインボーが出ます。
なのでロッドやライン、ティペット選びには慎重になりますね。
ティペットでおすすめなのはマスタースペックフロロの4Xと5X。これは必需品ですね。不意な大物にも耐えうる強度も兼ね備えています

ここで山陰のガイドで使用しているフライパターンを一部ご紹介。
#8のスティミュレーターパターンや#12~#16のパラシュートやCDCパターンなど。
フックはバリバスのフライフック2400Vや2200、IWI T-2000などをよく使います。
詳細はフライフィッシャーオンラインのフライパターン集の「松井伸吾」で確認することができます。
(フライパターン集:https://x.gd/kiFFB)

そして終盤の秋はイワナ、ヤマメともに抜群のコンディションの魚体に出会える時期
夏を越した渓魚達は餌をたっぷり食べて肥えています。今年も1年を通して多くの渓魚達と出会えました。
来シーズンも多くのドラマが生まれることでしょう。鳥取県に来られた時は是非挑戦してみてください。
ガイドの方もどうぞよろしくお願いします。

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Mail threegr0119@gmail.com
TEL 080-8526-8756

*大型連休もやってます。

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