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フライ 松井 伸吾

年明けのニュージーランド釣行

こんにちは! バリバスフィールドテスターの松井です。
2020年新年明けにフライフィッシングのメッカであるニュージーランド(以下、NZ)に行ってきた際のレポートです。

NZは大きく北島と南島に分かれている国なのですが、今回はレインボートラウトが比較的多いNZ北島のムルパラ〜ホークベイ地方に行ってきました。NZは大学時代によく通っていたので、その時の川を中心に回ってきました。


今年のNZ北島は雨不足でやや渇水気味でした。なので水量も減っているので、魚にプレッシャーがかかりやすくシビアな状況でした。

そうはいってもここはNZ。ビックなフライに大胆にでてくるポテンシャルは健在でした。

NZは日本と季節が真逆なので、この時はまさにサマー。夏らしいNZらしい釣りで楽しんできました。

ここで僕なりのNZの釣り方を紹介します。
今回の時期とシュチュエーション的に釣り方はドライフライとニンフの両方を多用。


ドライフライのサイズは基本#6と#8で、フックは2500Vストリーマーを使用したロイヤルウルフやハンピー、ステュミレーター。シャンクが長めでボティが太く長く巻ける仕様のフックがお勧め。ニンフは#8〜#14が中心で、フックは2130V-BLと2430V-WBLを使用したタングステンビーズヘッドのラーバとフラッシュバックパターン。ドライフライの下にニンフを付けるいわゆるドロッパーシステムが非常に有効。

ドライフライオンリーでやりたい気持ちがありますが、やはりレインボーはニンフが好きなことが多いので、魚を確実にキャッチしたいのであればしっかりニンフを使うようにしています。もしドライフライに反応がある場合は、ドライフライのみに切り替えます。

サイトフィッシングを中心に、時にはブラインドでも釣り上がります。
夏はシケーダー(セミ)パターンが効くことが多いので、シケーダーは必ずBOXに入れておいた方がいいでしょう。

タックルについて言うと
ロッドは9ft#6はメインで、8.6ft〜9.6ftの#5〜#6であればほとんどカバーできるでしょう。今回はパワートレイル PT906-4を使用。50〜60cm級の暴力的なファイトをするNZのレインボーでも安心してやりとりできるバットパワーがあるので、充分に対応できました。

フライラインはアルティメットディスタンスのWF6で、カラーは目立ちにくいユニオンサンドがお勧めです。

テーパーリーダーは新製品のプロドライ FHT 11ft 3Xを使用しました。空気抵抗が大きいビックフライ&重たいドロッパーシステムのニンフでもしっかりターンしてくれます。またNZはしばしば強風が吹くことが多いので、このFHT(フロントヘビーテーパー)の特徴である驚異のターンオーバー性能がしっかり活かされ、非常に大きなメリットを感じました。ティペットはマスタースペックフロロの2X〜3Xを使用。

リールはドラグがしっかり絞められるディスクドラグ製ラージアーバータイプを使用しています。




釣果は50アップのレインボーをはじめ、グッドサイズのブラウントラウトも釣れて本当に楽しいフライフィッシングを楽しむことができました。
やっぱりNZは自然も魚も変わらず素晴らしいです。また来年も行きたいものです。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。