menu
バス 高梨洋平

マスターズ野尻湖戦レポート

皆さんこんにちは。桧原湖ガイドの高梨です。
 
10月19~20日、長野県野尻湖でマスターズ最終戦が開催されました。
目標のTOP50昇格を果たすため、三瀬谷戦、河口湖戦をなんとか凌いで、野尻湖戦で勝負と前々から考えており、なんとか予定通り、ギリギリで凌いできて年間暫定32位で最終戦を迎えました。
一週間前のプリプラクティスでは、野尻湖のスモールマウスを喰わせる上での1つの決定的なキモに気づき、小場所での強烈なパターンを見つけ、一週間後の本戦で起こりうる状況変化にも対応するための練習を熟し、十分優勝を狙う事ができる準備をしました。

 
 

野尻湖でも、ジャバスティック&インチフックラージ、ヴァンガード3ポンド&リーダー2.5ポンドのライトキャロは激釣れでした。
 
 

深いフッキングで、シャンクが唇に当たっていて遊びがありません。こう掛かるとまずバレません。

 

野尻湖戦では毎年、多くのプロがスモールマウスのショートバイトに苦しみます。それに対応するためにプラで投入し、実績を上げて試合でも投入、活躍したフライフック「IWI T-2000」。細く、鋭く、硬く、ややショートシャンクで外向きフックポイントを持つこのフックは、気難しい野尻湖スモールのショートバイトを高確率で拾ってくれました。また、アイがすこし内側を向いているため、ダウンショットで使用する時には、普通のチョン掛けでもワームが水平姿勢になりすいというメリットもあります。

しかし十分な手応えを得て迎えた最終戦、初日を11位でスタートしたものの、2日目に思うような勝負ができずにスコアを落とし、総合15位。順位だけ見ると悪くはありませんが、優勝を狙っていただけに悔しい負け試合という結果に・・・。
そして何よりも肝心な年間ランキングは21位。TOP50昇格の権利を与えられるのが年間上位20位。僕にとって、2年前のJB桧原湖の年間ランキング2位に続き、2度目の悔しい寸止めとなってしまいました・・・。
 

 
今回の試合でメインに使った3つのタックル。まずはセクシーアンクル2.5インチチューブチューンの0.5~0.7gのネコリグ。フックはIWI T-2000 #12〜14。ラインはヴァンガード2ポンド。



 
キャロは2種類。2.7gと1.8gをそれぞれ違うロッドで。1.8gにはブラックウィドウ62UL-Sを使用。ルアーはジャバスティック3インチ、アンクルゴビー2.5インチのイモ仕様にインチフックラージ。メインラインがヴァンガード3ポンドで、リーダー2.5ポンド。野尻湖のスモールマウスを喰わせるための決定的なキモを引き出すためのセッティングです。すべてに理由があります。

今回の敗因。それは喰わせの決定的なキモに気づいていながらも、船団や人気の大場所を軽視して避けた事にあると考えています。
軽視し避けたとはいえ、それらのエリアのポテンシャルの高さには十分気づいていました。そのためメインではなくても試合中に何度か入ろうとはしましたが、どうしてもそんなエリアをメインとしてずっと浮いている選手達の後手に回ってしまい、結局入りたいスポットには一切入る事ができませんでした。(具体的にはカトリック、竜宮、砂間の3ヶ所)
狭い野尻湖で120名以上の選手が戦うマスターズ戦では、後手に回ってしまうと人気エリアの狙いたいスポットにはなかなか入れなくなってしまいます。
 
キモに気づいていて、他の選手よりバスに喰わせる自信があったのであれば、船団や人気エリアでの釣り勝ちを最初から狙いに行くべきだったのかもしれません。
まして今回はプリプラでは絶好調だった小場所のパターンが試合の時には消滅。必然的に大場所有利な状況になっていました。
ちなみに今回、僕がメインに狙ったのは比較的人気のない大場所周辺で(菅川のバンク、YMCA)、先述した人気の大場所には入れれば入る予定でした。

今回の寸止めは非常に悔しい結果でしたが、試合が終わって一週間経ち、整理も付きました。
これでプロ5年目のシーズンが終わりましたが、僕はこの5年間、JB桧原湖年間26位→3位→2位。マスターズ年間37位→21位と、前年のランキングを下回った事は一度もありません。ならば来年は躍進の年です。
来年こそは目標達成できるよう、これからも必死に頑張ります。

高梨桧原湖ガイドサービス
ガイド日程、詳細は「高梨洋平 なしブログ」で検索してください!

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。