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バス 礒野恒二郎

スルーリグセット例 -シリコンラバー編-

今回はスルーリグにシリコンラバーをセットしたリグを紹介します。
スルーリグ+ラバーということで、見た目からラバージグでいいのではという声が聞こえてきそうですが、全く違う力を発揮するリグなのです。

スルーリグに画像のような感じでラバーをプラスすると、ボリュームアップ、スローフォール、波動力アップの効果があります。ラバーは小さめのリベットに装着してペグで固定してあります。ラバーの抵抗でスリ抜けが悪くなるように思えますが、ラバーの無いノーマルのスルーリグ(画像下)と比べても、スリ抜け具合はさほど変わりません。

ラバーをプラスすることで最も変わる点はフォール姿勢です。ラバーも水の抵抗を受けるので、中央に位置するクイックシンカーが引っ張る形となり、Y字の姿勢でフォールしていきます。イメージすると、ジグヘッドワッキーやダウンショットのワッキー掛けのフォールに近くなり、強い水押しとなります。

ノーマルのスルーリグは貫通力の強さが売りのひとつですが、フォールスピードも結構速いのが特徴です。速いフォールにバイトが少ない時にはラバースルーリグの出番となるのです。カバーの貫通力が高い上に、強い波動も発生し、スローフォールになるという優れものです。

スルーリグのスイベルやシンカーはバスに見切られる原因にはなりませんが、なんとなく気になるという方は、ラバーがスイベルやシンカーをカモフラージュすることにもなっているので、その点も気にすることなく使用できます。

ラバージグのボリューム、スルーリグの貫通力、そしてワッキー掛けの波動を合わせあ持ったラバースルーリグを是非、試してみて下さい。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。