今回はガノアヴァンガードのミディアムクラスのラインを使用した釣行をレポートさせていただきます。
ミディアムクラスのベイトタックルに12ポンドを入れたセットとライトクラスのベイトフィネスタックルに7ポンドを入れたセットで実際にバスを釣ってみました。
まずは12ポンドのセットは北部九州のバスリバー遠賀川にて、オーバーハングに冠水ブッシュが絡むカバー周りでのライトテキサスとスルーリグにて使用しました。
狙う場所は超ヘビーカバーではありませんが確実に、というところならば通常14~16ポンドを選択するようなシチュエーション。
高強度のヴァンガードを使用する為、あえて操作性が良いよう少しでも細い番手でトライしてみました。
軽いテキサスリグやクイックチェンジャーを使用したスルーリグで釣ってみましたが、1キロ位の魚にフッキング後に冠水ブッシュにすられる事がありましたがラインがざらつくことすらも無く何の問題も無くキャッチすることが出来ました。
石にすられるというシチュエーションは今回検証できませんでしたが、この感じなら、かなりの酷使に耐えてくれるのではと期待をしています。
当然、状況に応じて番手を太くすることは必要かと思いますが、ヴァンガードを使用すればラインが耐えてくれる事を期待して、かなり攻めたアプローチをすることが可能になるかと思います。
7ポンドを入れたタックルに関しては、ベイトフィネスによるアプローチで非常に多彩なリグを使うことが出来ます。
実際自分もおかっぱりでもボートでも大変重宝しています。
特におかっぱりでは、このタックル1セットで釣行することもあるくらいです。
ベイトフィネスで6~8ポンド位のライン設定は、絶妙に食わせのフィネスアプローチとカバー周りでも臆せず攻めるアプローチが両立出来る為、必然的に使う回数が増え、ほぼこのセットでさまざまなシチュエーションに対応出来てしまうという感じなのです。
今回、ボートでの釣行では5gのヘビダンで使用し、地形の底質や変化をヴァンガードの高感度により正確に把握しつつ釣ることが出来、数本のグッドサイズのバスを釣ることが出来ました。
超ライトリグでドラグワークを駆使して釣るのも楽しいですが、それなりのポンド数のラインで思うままに魚の引き味を楽しむというのも実に良いものです。
同セッティングにて、おかっぱりではやや足場が高い場所でのノーシンカーリグで使用。
3~4ポンドでは取り込みがキツイ、ただ食わせるには出来るだけ軽いものが使いたい、というようなシチュエーションでは最適です。
ひとつ注意点としては、最近のベイトリールは非常に回転がいいので、極軽いバックラッシュをした状態でラインがリール内でこすれると、摩擦熱でラインが溶けて切れるという症状があります。
どんなに高強度なラインでも熱による弱体化はどうしようもありませんので、リールのブレーキ設定に気をつけて使用いただければ本来の強度を維持してくれると思います。
ベイトフィネスリールにはラインを沢山巻くとラインの重みでスプール回転が損なわれるので40〜50m程度ラインを巻くのが一般的だと思います。
ヴァンガードは150m巻きですので50m巻きで使うと3回分の使用が可能になります。
これはかなりリーズナブル。
我々ユーザーにとっては、非常にありがたい限りです。
まずは使いやすい番手で是非ヴァンガードを試してみて頂けたらと思います。