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バス 井上太

池原チャプター第2戦

皆さん、どうもこんにちは!
〔GRAN Nogales〕フィールドテスターとしてご提供を受けております、
池原ガイドサービス“BOTTOM CONTACT”の井上 太と申します。

さて、ここ最近の池原ダム湖からの報告ですが、気付けば既に、桜並木は大満開を迎えておりまして、
『湖中も、バスも・・・高活性状態に!?』と、期待満々で胸を弾ませて挑み続けているのですが、
余りの暖かさに、勘違いをさせられる程、出鼻を挫かれてばかりの日々が続いていた・・・

そして、ここ最近になって、『やっと!』と言いますか?『漸く!』と言いますか?
ぼちぼち、バスが釣れ出して来ましたので、報告かねがね原稿執筆させて頂きましたので、
少しの間、お付き合い下さいませ!

☆3月29日(Fri)

この週末に開催される池原チャプター第2戦目“ピュアフィッシングカップ”に標準を合わせてのプラの為、
湖上に浮いています。とは言っても、仕事の合間を縫っての休憩時間内のみの時間帯でプラを行った。
AM 8:15〜AM 11:15の3時間、天候は曇り、しかも、無風!と言った、表層系を用いるには最高な条件日和だった。
向かった先は、前鬼筋・下流域の数箇所。
ここでは、40cmサイズ迄なら容易にリミットメイクが出来る程の好条件が揃っていた。
次に、同筋の中流域〜上流域迄をチェックし、残り1時間を残して、白川筋・上流域へのチェックを試みたところ・・・
ここでは、小バスサイズは見られず、45〜55cmクラスと数多く遭遇する事が出来た。
しかも、僕が最も得意とする薄めの白濁り水質だった。

この日は、絶好調で釣るバスを選ぶ事も出来て、キャッチしたのは4尾のみ!
終始、そのやり取りは全て丸見えの状態で、その他バスは、フックアップせず口だけを使わせていた。
その殆どが、ニードルシャッド3.5&4インチ リアルカラー ハーフスケルトングリーンアユ&アベワカサギの
ライブベイトリグにて!

結果、4尾の総重量は6キロ越え!ストロングパターンが垣間見えた瞬間から、
目標設定のハードルを、リミットメイク&お立ち台(Best5)から、
『次戦の大会、目指すは優勝のみ!』と掲げて切り替え、
自身を奮い立たせて本戦に挑む事に!『頑張って来ます!』

☆3月31日(Sun)

池原チャプター第2戦目“ピュアフィッシングカップ”本戦当日の朝、期待に胸を弾ませて挑んだ!
フライト順は、13番手と好位置に着け、白川上流域にバウを向けた他選手は居なかった。
ポイントまでの道のりに前を走行する選手は居らず、好きなポイントに入る事が出来た。
しかも、他の釣り人&ボートも先行者は存在せず無人の状態! さぁ、スタートフィッシング!

早速、流木に浮く50cmクラスを発見し、ニードルシャッド3.5インチ リアルカラー(ハーフスケルトングリーンアユ)
のライブベイトリグにてアプローチを開始すると・・・激反応アリ!
このバスと同様の同クラス2尾を攻めていたが、反応は示しロックオン!するも、
テールだけをモグモグして見たり、吸い込んでも一瞬で吐き出したり・・・と、
フックアップさせれない状態が続いていた。
その途中に数回ほど、他のバス(中型サイズ)が飛び出て来て口を使って来たのだが、
このバスを掛けてしまったら、一瞬にしてポイントが終わってしまうので、アワす事無く、
ルアーを引っ張り抜いていた。

その結果、このピンスポットでは、良型バスを掛ける事も出来ず仕舞いで、次なるポイントへ・・・
ここでは、ブラインドサイトだった事もあって、ニードルシャッド4インチ リアルカラー(アベワカサギ)の
ライブベイトリグにて仕掛けたところ、水面下のスイミング中にギランッ!と即バイト!が・・・
しかも、そのギランッ!とした体こうのデカさから、余裕の50cmUP!(推定55cmクラス)に
気合いを入れた次の瞬間、水中でのヘッドシェイク、ブン、ブン(2回目)でプンっ!
ラインブレイクを仕出かしてしまった。まさか、切れるとは思っても見なかった。

そう言えば、昨夜、ラインを新調している際、
リグを浮かす目的にてフロロカーボンだったラインをナイロン4lb.テストに巻き替え、
しかも、何時もは、6lb.もしくは8lb.のショックリーダーシステムを組んでいるのに、
今回は、4lb.を直結してしまっていた。のが、大誤算!
大きな脱力感と共に、足から崩れ落ちてしまっていた。

それからは、リズムが狂い出し、45cm以上のサイズを何度も反応させているのに、吸い込ます事も出来ず・・・
時間だけが刻々と刻まれ、気が付けば、AM 11:15を指していた。

『このまま、5点ボーズだけは避けたい!』ので、リミットメイク術が可能なの前鬼筋に大移動しようか?否か?
何度も悩んでいた。

この時、既にドシャ降りの雨に見舞われており、移動も躊躇してしまう程の大雨が降り頻る最中、
チャンスは起きた!特大級サイズがロックオン!している。
しかも、ルアーの真後ろ寸前で口をパクパクしているのが見えた。
次の瞬間、ギランッ!と反転したので、すかさず、フッキングを決めた!
その際、気付けば大声で雄叫びを上げていた。『ウぉ〜デカイー!!』

時間を掛け、何度も往なしてネットイン!した際には、足が竦み、ワラワラ&ガクガクと小刻みに震えてしまっていた。
感動!をありがとう!シビれてしまって、放心状態!になってしまいました。

その後は、雨も止み明るくなって来たので、残り僅かの時間で前鬼筋・最上流部まで上がって来ましたが、
追加バスを得る事も出来ず、The END となり、ウエィイン!

今回、あれだけ見えて居た筈の、湖&バスの動きに対するコンディションでしたが、
自分自身が招いたミスを連発させてしまい、モノにする事も出来ず・・・

大会会場を盛り上げる事は出来たが、結果、約300g差で準優勝と、優勝を勝ち取る事は出来ずに、
悔いと反省の残る不完全燃焼となりましたが・・・

それでも、このバス1尾(57cm/3,120g)に救われました。

今大会、このバスを齎してくれたこの釣法、更に磨きを掛けて自分の得意技にしたい!と思います。
かなり、奥が深いですが・・・

☆☆今回、メインに使用していたフック・・・マイクロモスキート size1/0
表層系でのピクピク、シャッディング、ライブベイトリグ等には、
ファインワイヤーの細軸であり、且つ、懐(ふところ)が幅広のワイドゲーブが理想的なのですが、
このフックの一押しは、申し訳なさ程度に付いているファインワイヤー製ウィードレスガード!の存在。
フッキングの邪魔を最小限に抑え、多少のゴミや葉っぱ等もガードしてくれる優れモノ!
必ず、1尾釣ったら取り替えるべし!ファインワイヤー製ウィードレスガードの変形はNo Good!ですよ!

☆☆今回使用したショックリーダー・・・パワーフィネスショックリーダー6lb.
推定55cmUPのフッキング直後のラインブレイク(ナイロン4lb.の直結時)から、
すぐさま、パワーフィネスショックリーダー6lb.を装着したお陰で、
57cm/3,120gのビックワンとのやり取りにも躊躇する事無く、こちらの主導権にて
無事、ランティングに成功する事が出来ました!
ホンのひと手間(料理と一緒!)を惜しまずに、面倒くさいと思わないで・・・

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。