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ソルトルアー 野呂昌明

鮪の聖地久米島でトップウォーターゲーム

 皆さんこんにちは、いかがお過ごしですか?

 ・・・思い起こすと、まともなサイズのマグロをキャッチしたのはかれこれ2年前の八丈島マグロ釣行が最後だったと記憶します。

 その間、日本海のクロマグロ、八丈島パヤオゲーム、伊豆沖、相模湾、駿河湾の高確率ゲット中のキハダマグロとあらゆる所にマグロを求めて釣行しましたが、ノーヒット、ノーバイトはもちろん、やっとヒットしてもいつも決まってランディング寸前でのランディングミス・・・と非常に悔しい釣行が続いていてコラムにも書き込みのできない状態でした・・・(泣)。

 やはり“マグロは究極のルアーフィッシングゲーム”、正に釣りというジャンルの最高峰。そんな釣りにオレが挑んではいけなかったんじゃないか・・・・・と思い詰める日々が続きました。
 
 その真意を確かめる為に、最後に選んだ地が“マグロの聖地 久米島”です。
「久米島でマグロを手にする事が出来なかったら、もうマグロ釣りからは退く・・・」そんな覚悟で挑んだ今回の釣行でした。
 

 初日、久米島の海は私を歓迎してくれているのかのような凪で、最高のマグロ日和、沖縄の海の神“ニライカナイ”に感謝して出港。高まる気持ちを抑えながら2時間弱の航行でポイントとなる5番パヤオに到着しました。そして緊張のキャスティングゲームを開始です。
 ポイントはいつ闘いが始まってもおかしくない状況、緊張の糸はキンキンに張り詰めています。

 しばらく流すと単発ながらマグロのボイルが発生するチャンス到来!!
 ボイルの進行方向を見定めて、23cmペンシルベイトをキャスト、『ヴィオレンテ オフショアシリーズ VLO-88-8』なら、ビッグプラグも気持ちのいい振り抜きで、ルアーは遥か彼方に飛んでいきます。

 回程鋭くアクションし、ロングポーズしていると、目の前のルアーめがけて海面が爆発!!
 ヒット後、強烈な引きでしたが、絶大の信頼を置くロッド『ヴィオレンテ オフショアシリーズ VLO-88-8』とライン『バリバス アバニ GT SMP[スーパーマックスパワー]5号』とショックリーダー『バリバス ショックリーダー[ナイロン]100LB.』です。あっという間のファイトタイム5分程で水面に姿を現したのは予想外のビッグサイズのキハダマグロ。
 しかし油断は出来ません。いつも失敗続きのランディング、いつも以上に慎重に魚を浮かせると、百戦錬磨の久米島漁師さんはさすがです。一発でモリを急所にズバッ!!ランディング成功!!

 キャッチ出来たのは、50㎏クラスのキハダマグロでした。

 

 翌日もマグロ日和からのスタート、しかし沖のパヤオに到着すると、周辺はウネリが入り、前日よりも少し波が高かったので、ポッパーとペンシルベイトの二つの要素を備え持つアピール力抜群のルアーにチェンジして投じた一投目にいきなりの海面大爆発!!
 

 前日よりもの凄い派手なルアーへのアタックとヒット後のファイトに期待しましたが、10分程で見事キャッチ、40㎏クラスのキハダマグロでした。
このキャッチを境に海もだんだんと凪になって来ると、待ちに待ったマグロ祭りの始まり!!
 

 その後は、20㎏~30㎏クラスがキャストするたびに次々とバイト!! 「完全にスランプは脱出だ~」そう海に向かって叫んだ矢先、帰り際に更なるサプライズ!!
 キャストしていたルアーにカジキがヒット!!てんやわんやのファイトの末に80㎏クラスのカジキが船に上がり、今回の夢のような遠征は大成功のもと、帰路につきました。
 

 “やっぱりマグロはビッグプラグのトップゲームに勝るもの無し”そう感じた今回の遠征、“ニライカナイ”とソルトウォーター最強のバリバスタックルに感謝して久米島を後にしました。
 遠征帰宅時の羽田空港に到着したあのなんとも言えない切ない気持ち・・・毎回の事とはいえ慣れませんね~(苦笑)。

ああ・・・帰ってきたくなかったなぁ~。

 

●使用タックル
ロッド :ViOLENTE オフショアモデル VLO-88-8
リール :5000番クラス
ライン :VARIVAS アバニ GT SMP[スーパーマックスパワー]5号
リーダー:VARIVAS ショックリーダー[ナイロン]100LB.
ルアー :ボブ・アーツ ボブ・チョッパー190F、230F、
     ボブ・リッパー190F、230F、ファシリア170F、210F、
     マンダラ170F、210F
 

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