毎年夏になると無酸素水塊の出現によってボートからもシーバスが釣れなくなってしまうほど不毛地帯となる大阪・堺で、唯一チャンスがあるとするならばショアラインに張り付いた水塊に穴をあけて魚の通り道を作ってくれるような大雨後でしょう。
9月1日、台風通過後の増水チャンス。シーバスマックスパワーPEX9を使用してのフィールドレポートを投稿させて頂きます。

水位は落ち着き始めてはいるものの、普段の何倍もの速さで流れている川。
…まだちょっと早かったかな…と思うような状況でしたが、本命のレーンに9cmのリップレスミノーを流し込んでみると腕から持って行かれそうになる本気バイト。
強い流れの中で四苦八苦しながらなんとかフィッシュグリップを滑り込ませてキャッチできたのは、秋のはじまりを思わせるようなグッドコンディションのシーバスでした。

そんな貴重なワンチャンスを託したラインは、シーバスマックスパワーPE X9の1号に、リーダーはシーバスショックリーダーナイロン20lb。
私はシャローレンジを主としたゲームを想定する釣行であれば、リーダーはナイロンを選ぶことがほとんどです。超低伸度のX9には、しなやかで伸びのあるナイロンリーダーとの相性は非常に良いと感じています。

私がX9の気に入っている点は、遠投した先での『糸の捌きやすさ』。特に今回のような増水の急な流れのなかでも、速やかに理想のラインスラックを作ったり捌いたりが、わずかな挙動でコントロールできることです。
また、『超低伸度』ゆえの超高感度とフッキングの伝達力は、糸がたわみやすい流れの中でのシーバスゲームにベストマッチしている点だと感じています。

これから秋のハイシーズンを迎えます。
ぜひ、皆様にも最新のPEラインX9の性能を堪能しながら、思い出の1匹をキャッチしていただければと願っています！ありがとうございました。

フィールドスタッフ前田大介
snapandsarukan　数字のないメジャーシート考案者
大阪在住/グラフィックデザイナー