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ソルトルアー 平林峰彦

2012 房総半島 ナイト磯シーバス

東京湾奥が釣れなくなる12月からよく足を運ぶようになる房総半島。湾奥に比べて水温が高く、ベイトも豊富にいる。この時期は、アフターの個体も混じり始めるが、なんといってもサイズが期待できる。磯選びのポイントはベイトと流れ。まずは、ベイト探し。数か所の漁港を見て回り、ベイトが一番入っている場所を探す。その漁港の近くの磯なら、シーバスが回遊してくる可能性が高い。次に流れ。岬の先端部や磯の先端は流れができやすい。また、大潮や中潮で潮が動いている時間帯が良い。
ある日の夕方、ベイトチェックを兼ねて、漁港の堤防でルアーを投げていると、鳥が数羽水面に突っ込んでいる。ベイトはトウゴロウのようだが、まだシーバスは付いていないようだ。日が傾き、薄暗くなってきたころ、突然ボイルが連発した! ベイトが小さいのか、見切られているのか、なかなか反応しなかったが、小型のバイブレーションで連続ダートをさせるとHIT! 狙い通りのリアクションで喰わせたが、後が続かなかった。

日が沈み、ここからが本番のナイト磯シーバス。漁港にベイトとシーバスがいたのは確認できたので、サイズアップを狙って、岬の先端にある磯に向かう。潮止まりまで後2時間ほど。流れはギュンギュン効いている。シーバスが回遊してくるまで投げ続ける。広範囲を探るために飛距離の出るアバニ シーバスPE マックスパワー 1.2号とリーダーはシーバスショックリーダー ナイロン30LB.を使用した。しばらくするとシーバスの群れが回遊してきたのか、パタパタと釣れ始めた。



10~15分間隔でシーバスの回遊が見られ、潮止まりまで楽しめました。

休憩を取った後、別の磯に移動。風向きが良くないが磯際にベイトがいるので、先端部を目指す。流れは効いているのでここでも回遊してくるまで投げ続ける。沖にうっすらと潮目ができた時、HIT!! 豪快なエラ洗いでランカー確実。強引に寄せてきたものの自分の目の前には岩があり、上手くかわすことができなくてラインが引っかかる。シーバスは必至の抵抗を見せる。ズリズリと剥き出しの岩肌に擦れているのが分かる。レバーブレーキを駆使して、ラインを適度に送り込む。1分ほど苦戦した後、岩からラインが外れた。そして、上がってきたのは90cmの特大ランカー!

アバニ シーバスPE マックスパワーのおかげで何とか獲ることができました。
厳しい寒さが続いていますが、ナイト磯シーバスにはこんな大型が釣れるのも魅力のひとつです。ぜひ、チャレンジしてみてください。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。