みなさん、こんにちは!平林峰彦です。
毎年、9月から11月までシーバスのメインシーズンとなる「秋」は、シーバ
スマンにとって、一番活発に動き回る時期だと思います。私もその一人。各地の
情報にアンテナを張り、今年はホームである多摩川はもちろんのこと、千葉県や
茨城県まで足を伸ばしました。
また、年々増えているシーバス大会も秋に集中しているので、出れる大会はな
るべく出るようにしています。そんな2011年の秋のシーバス釣りで印象深か
ったものをいくつか紹介していきたいと思います。
10月中旬、お客さんの助っ人要請を受けて、ソルティのグランプリファイナ
ルに出場しました。チーム対抗戦でシーバスの大きさと重さによるポイント制で
勝負が決まる大会です。シーバスの大会では珍しいチーム戦。仲間とプランを立
てて、一喜一憂する大変楽しい時間です。まずは、多摩川河口の公園でスタート
しました。水深があり、ボトムの地形変化が複雑な場所をブレード系や鉄板バイ
ブレーションで狙っていきます。根掛りが非常に多いポイントでも結束強度のあ
る、バリバスシーバスマックスパワー1号とバリバスシーバスショックリーダー
ナイロン30LBを組み合わせれば、フックを伸ばしてルアーを回収したり、牡
蠣殻ごと引っぺがしたりして回収できます。この日も、根掛かりは10回以上あ
りましたが、全部回収できました。スタートして15分ほど、ブレード系でボト
ムをずるずる引いていたらヒット!大事な1匹目。慎重にレバーブレーキを駆使
してランディングしました。サイズは65cmでしたが、先制キャッチできたこ
とで、チームの士気も一気に上がります。次は、鶴見川に移動し、橋の明暗部を
狙いました。ここでは、teamゴヤのリーダー藤井さんがやってくれました。S
字系ミノーで明暗を出し入れするというテクニックで62cmをキャッチ!その
後も、他チームからの釣果報告はなく、勝つことができました。
10月下旬、仲間から「千葉の河川にコノシロが入った」と情報を頂きまし
た。この時期コノシロを追い回すシーバスは大型が多いので、すぐさま出掛けま
した。初めての場所、大型狙いということで、ラインはバリバスシーバスマック
スパワー1号にリーダーは太めのバリバスシーバスショックリーダーナイロン3
0LBを結びます。まずは、デイゲームだったのでバイブレーションから始めま
した。流れ、地形、ベイトを確かめながら2時間ほど何もなかったのですが、い
きなり目の前で大きなボイル!!ベイトとシーバスが入ってきたのか、水面が
所々ざわついています。すぐにフローティングミノーに交換して、1投目。「グ
ンッ!」と重量感のあるアタリと水中ヘッドシェイクでランカーを確信。地形は
チェック済みなので、レバーでラインを出し入れしながら、ゆっくり時間を掛け
て寄せていきます。足元まで来ても、水深があるため何度も潜ろうとしますが、
さらりとかわし無事ランディングできました。
87cm