ソルトルアー 小塚 拓矢

スーパコンダクターPEで“深怪”開拓。
キンメのSLD(スーパーライト“ディープ”)釣法!


“怪魚ハンター”の小塚です。3月になりましたね。
2020年2月、インドから帰国直後にバリバスファンの皆さんとフィッシングショーでお会いしてからもう1年経つんですね。
僕にとって丸1年間海外に行かなかった(日本に留まり続けている)のは、2003年の高校時代以来です。

コロナに振り回される日々ですが、とはいえ海外に行かなければ開拓欲求や冒険衝動を満たせないわけではなく。
今日は“怪魚”(淡水巨大魚)と並行し、国内で取り組んできた深海釣り、いわば“深怪”釣りをご紹介します。


さて、キンメダイ(深海釣り)といえば、上写真のような、パッと見でランドセルぐらいありそうなリールを想像される方が少なく無いと思います。
8号PEを1200m巻いて・・・装備だけでもいくらかかるんだ?と。そうなると元を取らなきゃと枝針数が増えて・・・一般的に成長が遅いと言われる深海資源にとって、サスティナブルな方向性かは個人的には疑問を感じます。
一方、近年は「コンダクターPE」を代表とする低伸度PEラインの普及で、深海ジギング(400m以深としましょう)も開拓が進みつつあります。
ただ・・・個人的にそちらもやってみて思うのは・・・1日10回以下となる(ことも多い)投入で、ジグで1匹ずつ釣り上げるとなると、ヒット後もネットインまでハラハラドキドキしすぎる。
アブラボウズのような“ファイト自体を楽しむ”ターゲットは別にして、キンメやアコウのようなお土産を期待しての魚は、最後の1投まで坊主なんて日には、正直“楽しむ”なんてできない。
400m以深を狙うジグとなると、それなりにお値段もする。年に何度も行く人ならいざ知らず、僕のように多くて年数回楽しむ程度の釣り人には・・・やっぱり総合的にハードルが高い釣りだと思います。

そこで考えたのが、SL“D”(スーパーライト・ディープ)釣法でした。
通常のジギングのリーダー(数ヒロ)に、枝針をつけ、適当なワームをセットするだけ。その日のポイントは水深500〜700m。
PE3号400mを基準に作られている入門者用の小型電動リールに、コンダクターPE 1.2号を1000m以上、巻けるだけ巻いて。
リールは細PEを想定していないので水深表示はズレますが、気にしない。着底すればOKで、回収に電動アシストしてくれればいいと割り切りました。
ジグ(自作)からは1m弱の間隔で15cm程度の枝針を2本。これだと仕掛け全体が1ヒロ以内に収まり、投入時のストレス、トラブル(による1投入のチャンスロス)もまずありません。
果たして・・・着底と同時にアタリが、そしてどんどん重くなる・・・・ジグの上下アシストフックにヒットして、計4匹ゲット。


2投目は、リールは手巻きにチェンジ。ライギョ用(シマノ/カルカッタ400)にコンダクターPEを1号を1200m。
クロシビカマス他の通称“縄切り”に苦労して作った800gジグ(先ほど入魂済み)を持っていかれたく無いので、市販の鉄オモリ500gに変更。
沈みに特化させることで、重量を軽くでき、仮にヒットがなかった際も回収の負担が減るかなと。枝針は80cmほど間隔で3本。
仕掛け全体で1ヒロ以内、ラクです。着底後、「キタ!・・・またキタ!・・・もう1つキタ!」ちゃんと3匹ヒットしたのを感じ取って回収開始。
ジグのように口元に重量がないので、バラしの心配も少なく、落ち着いて魚の引きを楽しみながら巻き上げられました・・・で、3匹。
ちなみに、竿は自分の会社「モンスターキス」から販売しているトラベルロッド(マルチピースロッド)を使いましたが、とりあえず挑戦するなら、一般的なジギングロッドはもちろん、MH以上のちょいと強めのバスロッドでも充分対応可能と思います。

2投で7匹釣り上げ、新釣法(?)「SLD」の開拓は成功。
深海資源の未来や、持って帰った後の未来(処理)に想いを馳せれば、お土産もこれで充分。
ちょうど波も高くなり、1投休んでまだ釣れていない同船者(一般的な深海釣り、慣れない作業にてんやわんや)のフォローをしたり、ジグだけでの正統派?“深海ジギング”を試したり(回収中にバラし)。
のんびりと、QOF(クオリティ・オブ・フィッシング)が高い、伊豆釣行になりました・・・というのが、2018年の春。

2019年春はタナゴ釣りに没頭し、2020年春はコロナで思うような釣りができませんでしたが……2021年早々、“深怪”魚ハンター(新たに自称)の心に火をつけるニュースが! 
もっと楽しく、もっと深く・・・今年2021年もまだ気軽に海外へ行ける空気ではなさそうなので、日本の“深み”を目指したいと思います!
リール3つで合計7000mの糸巻きは、さすがに、疲れましたが(笑)


■タックルデータ

<その①>
ロッド:モンスターキス/ディアモンスターMX-6
リール:シマノ/プレミオ400
ライン:モーリス/VARIVAS アバニ ジギング スーパーコンダクターPE LS4 1.2号1000m以上(600mを2巻、ビミニツイストのループ・トゥー・ループで結束)-ナイロンリーダー50ポンド(1ヒロ)
ルアー:自作ジグ800g/熟成アクア・バグアンツ3インチ(エコギア)

<その②>
ロッド:モンスターキス/ディアモンスターMX-6
リール:シマノ/カルカッタコンクエスト401
ライン:モーリス/VARIVAS アバニ ジギング スーパーコンダクターPE LS4 1号1200m(600mを2巻、ビミニツイストのループ・トゥー・ループで結束)-ナイロンリーダー50ポンド(1ヒロ)
ルアー:熟成アクア・バグアンツ3インチ(エコギア)/シンカー500g

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