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こんにちは!山陰トラウトフィッシングガイドの松井です。
先月、ゲスト様を2名連れてのニュージーランド釣行ツアーへ行ってきたので、その様子をレポートします。
今回の舞台はニュージーランド北島のホークスベイエリア

日本ではあまり知られていない地域ですが、素晴らしいレインボーとブラウンが釣れる川がたくさんあります。

上の写真のようなのどかな牧場と、美しい渓谷が連なる本当に息を呑むような素晴らしいフィールドです。
またこの地域はNZでもあまり雨が降りにくいところなので、晴天率が高いのも特徴といえます。

NZといえば羊。
人口よりも羊の数の方が多いのがNZという国。
田舎はどこも羊と牛だらけです。
癒される風景をドライブするだけでも楽しい。


2日間かけてようやく釣り場へ到着。
今回のシステムです。

ロッド 9ft #5,#6
フライライン WF#5,#6
リーダー 【VARIVAS】パワードライFHT 3X 11ft
【VARIVAS】スタンダード 2X 12ft
【VARIVAS】テーパードリーダー エキスパート スティルウォーター FHT[ナイロン] 3X〜2X 14ft
ティペット 【VARIVAS】スーパーティペット マスタースペック プロ[フロロカーボン] 3X
【VARIVAS】スーパーティペット マスタースペックⅡ [フロロカーボン] 2X
【VARIVAS】スーパーティペット マスタースペックⅡ [ナイロン] 3X

使い分けを説明すると、
一番使用したのはテーパーリーダーはプロドライ 3X 11ft、ティペットはマスタースペックプロフロロ3X

ドライフライ+ヘビーニンフというドロッパーシステムを多用するため、リーダーはバットが太めのタイプで全長も長過ぎないものがお勧め。

#4〜#8の大きめドライフライの下にタングステンビーズと#14〜#12ほどのニンフをつけたニュージーランドスタイルは非常に有効です。
因みにこのシステムの場合はテーパーリーダーとドライフライは直結することが多いです。
日本では北海道のようなフィールドでもこのシステムはとても有効なので是非試してほしいです。ドロッパー部のティペットはマスタースペックプロフロロ3Xを使用。

ドライフライのみでの釣り上がりの場合はプロドライ11ft 3X+マスタースペックIIナイロン3Xもしくはマスタースペックプロフロロ3Xを足して全長16ft前後でやっています。14ftくらいでもOK。フライが大きいため、空気抵抗を受ける関係上ロングティペットはあまり向いていません。

あと10ポンドを超えるとんでもないモンスターもいるので、やはりリーダー、ティペットともに2Xクラスも持っておきたいところです。
5ポンド(約2kg)オーバーの魚でも3Xをぶっちぎるとんでもないファイターがいるので、2Xのティペットは必ず常備しています。

そういった大型の魚が多いフィールドではスタンダードとスティルウォーターは2Xを使用。
この2つは全長がやや長いので状況によってリーダーの先端(ティペット部)もしくはバット部を1〜2ftカットします。その後に2X〜3Xのティペットを足して全長を調整しています。

特にバリバスのFHTシリーズはターン性能に優れているので大型フライやヘビーニンフでも非常に使いやすいですね。




釣れる魚はどれも体高があり太く、鰭も体色も完璧なほど美しいプロポーションばかり。
しかもとんでもないファイトをするから病みつきになります。

まさにフライフィッシャーの桃源郷みたいな場所のNZ。
20年前からこの川にきてますが、昔と全く変わらないですね。
日本では「昔は良かったのに」なんて言葉をよく聞きますが、NZでは昔も今も変わらないよね、と言える川が多いです。
厳しいレギュレーションのもとに川と釣り人の管理、環境改善をしているNZならではの取り組みがうまくいっているからなのでしょう。

とにかく楽しいNZ釣行でした。

もっと詳しくこの釣旅をご覧になりたい方は私のガイドブログ「STFブログ」をご覧ください。

毎年2月に番外編ツアーとしてNZツアーを企画しております。
詳細は山陰トラウトフィッシングガイドオフィシャルHPをご覧ください。

ではまた。