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へら鮒 名古屋久

3月の流源湖でセット釣り

3月18日、流源湖に向かう。朝は春が近いことを実感する暖かさだったが、次第に寒くなり日中は真冬を思わせるほど冷え込んでしまった。春が近いとどうしても、ウドンのセットから抜け出したい思いが強く、グルテンのセットで始めることにした。
グルテンのセットのバラケは持たせる事が大前提となるため、必ず4節以上のなじみ幅を取りたいとの思いで下記のブレンドを用いてる。
宙バラ山盛り2(120ccカップ)+バラケミッド山盛り2+魔法の粉スプーン1杯+水1。
グルテンのセットでは必ずこのバラケで打ち始めている。すぐに上がってくるようなバラケは良くないことが多いので、しっかりなじんでしっかり持ってくれるバラケで始めている。打ち始めてエサ持ちが悪い場合は手水を打たずにエサ全体を手を熊手状にしてガサガサと数回かき混ぜ魔法の粉の粘りがエサ全体に均等にまわすようにして対処している。
ここでもう一つのパターンにも触れておこう。上記のバラケを使用して、バラケエサにアタッて来る事が多く、なかなか食いアタリが出ないケースでは下記のブレンドであまりなじみ幅を出さないで釣っていきます。
オールマイティ1+ベーシック2+宙バラ1+水1.2で最後に軽く手水を打ってしめかっつけで硬さを調整。この方法については、後日詳しくリポートしたい。
前記のバラケでカラツンが多い場合には、後記のバラケにスイッチすることが多い。この日の流源湖湖は前者のバラケで様子を見ていく。クワセのグルテンはセットグルテン30cc+水30ccの硬めのグルテンを用意した。グルテンのセットでは、軽くて持ちの良いグルテンが必要なので、やわグルよりセットグルテンを選んでいる。やわグルの方がグルテン量は多いのだが、軽さを重視してセットグルテンを使っている。
15尺のメーターと18尺チョウチンを試したが、この日はグルテンに興味を示さず、周囲でも21尺2本半の両グルテンや、21尺チョウチンの両グルテンの仲間もいたが、全員が不発に終わってしまった。
水温と気温がマッチしていないようで、全体的に食いは悪く、固形物しか反応していない状態のようだ。釣友は流源湖オーナーのアドバイスで9尺のメーター、ウドンセットで好調に絞りだした。単品爆釣セットバラけC4+水1+粒ペレG0.5の単純なバラケで釣っている。
私も9尺のチョウチンウドンセットで様子を見ることにする。午前11時過ぎまでグルテンのメンバーはオデコに近い状態ではどうにもならない。
タックルはロッド、9尺。道糸、バリバスプロバージョン・グリーン1号。上ハリス、バリバスプロバージョン0.4号10cm、下ハリス、同0.3号60cm。上バリ、セット鈎6号、下バリ、グルテン鈎4号。ウキ、鮒道人 Wストローク2番。
状況から考えて、あまり広範囲に拡散するバラケは逆効果のようで、遠巻きになってしまうようだ。小さめのバラケで拡散を押さえながら、下にバラケさせながらも、多少は横に広がるようなバラケで、少し持たせ気味が良いと判断して、次のようなブレンドのバラケにする。
セットバラケC3(縦バラケ)+セットバラケD1(横に拡散)+宙バラ1(横の拡散と軽さ)+水2+粒ペレG0.5+グルダンゴ1(全体をまとめて持たせる)クワセはレンジうどんの標準作り。
CとDはご存じのとおりにペレットが入っている。さらに下に興味をも持たせるために、粒ペレGも入っているので、この日の渋さから判断して、強バラよりも軽さのある宙バラを選択した。かなり軟らかめのバラケで、小さめのハリ付けでしっかりと持たせていく。
ウドンを付けて5節だしに調整し、トップ先端までしっかりとなじませる。バラケで3節、しばらくしてウドンの重さで1節がなじんでいく。しばらくは少し早目にトップが上がってくるように、バラケを付ける時にチモトを3回押さえて打ち込んでいく。
バラケが切れた時点で、2回ほど縦サソイをして切り返していく。20分ほど打っていくと、ウドンがなじむ時間が少しだけ遅くなってきた。へらが寄ってきている証拠だ。
5分後にバラケが抜けた瞬間にスパッと小気味の良いアタリで30cmクラスが顔を出す。だが、ここから15分くらいの沈黙が続く。バラケを早めに抜いて、縦サソイで様子を見ているのだが、サワリが少ないので、チモトを5回ほど押さえて開き方を押さえてみる。
すると答えは直ぐに出た。サワリながらなじんだ瞬間にムズッと、下バリが倒れ込んだ瞬間のアタリが出る。これで33cm。続いて、なじんでからモヤモヤスパッとあたって同寸。
それからは、先端までなじんでから3節が上がってくるまでのアタリで3連荘。バラケが乗っている間のアタリなので、上ずりに注意して手水を打って軟らかめでハリ抜けが良いバラケの状態をキープする。
少しでも抜けの状態が悪くなったと感じた時には、手水を打ってサラでエサを回復させてあげる。水分が多めのエサなので、まとまりも良く付けやすいのが嬉しい。セット鈎の懐の深さがしっかりとバラケをタナまで届けてくれる。
このエサで気を付けるのは粘りの対処。グルダンゴとペレットが入っているので、粘りが出るのは止むをえない。それを早めにキャッチして、サラでエサを回復させてあげることが重要だった。
雨が降ってきた午後3時に早上がりしたが、11時半からウドンのセットだけで10kgオーバーとまずまずの釣果だった。

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