投げ フィールドレポート

シマノ・ジャパンカップ投げ(キス)釣り選手権 全国大会レポート

皆さん、こんにちは。バリバス投げフィールドテスターの谷本です。
今回は私が7月6・7日に出場したシマノ ジャパンカップ投げ(キス)全国大会の模様をレポートします。
まず、この大会のシステムをご紹介しましょう。13ヵ所の全国各地で行われる予選を勝ち抜いた選手は北・東・西の3ヵ所で行われるセミファイナルで20名のファイナル出場権を賭けて戦います。そして、昨年度の決勝進出者3名のシード選手にメーカーインストラクター戦を勝ち抜いた1名を加えた選りすぐった24名で大会は戦われます。
二日間かけて予選リーグ5試合を行いその点数の上位3名が決勝進出出来ます。決勝はこの3人が1時間30分戦い順位を決めます。私は昨年準優勝と涙を飲んだので今年は何とか表彰台の真ん中に立ちたいと練習をして来ました。

梅雨真っ只中の時期とあって高温多湿、雷雨の予報が出る中を7月4日に自宅のある石川県を出発して雨の中約550kmを走り大会会場である鳥取県弓ヶ浜に着いたのは午前五時でした。一時間ほど仮眠を取り大会エリアの下見にかかります。波予報では2mとなっていましたが弓ヶ浜は美保湾の湾奥に位置するため凪で川から出たゴミが少し見える程度でキス釣りには好条件に見えます。
今年の弓ヶ浜は例年と違い海底の起伏が少なく沖から波打ち際にかけて徐々に浅くなり、キスが集中的に居着きそうな海底のかけ上がりはあまり無いようです。
とりあえず4色(1色25m)から探ります。すぐにアタリが出ますが小型です。しかも群れているキスが少ないのか続けて食ってきません。そのままサビくと3色で再びアタリとキスの魚影は例年に比べて薄いように感じられました。釣れて来るのは10~13cmが中心です。
遠投にもキスは居ますがサイズも小型が中心でたまに良型が混じりますが狙って釣るにはリスクも伴います。
大会エリア全体を下見しましたが、総体的にキスの群れが小さく数も少ないので同じラインを引くと2回目にはキスは掛かってきません。作戦としてはキャストポイントを少しずつずらすか自分の立ち位置を変えながら釣らないとキスに巡り会うチャンスは少ないと考えました。午後もエリアを下見した後、宿舎となるホテルに戻り前夜祭に備えます。
前夜祭の会場でゼッケン番号、ブロック、スタート順の抽選が行われます。私が引いたゼッケンは9番と最初の試合はトップのスタートとなります。2試合目以降はランダムにローテーションのスタートとなっていきます。
前夜祭では名手や懐かしい方々とお喋りをさせて頂き楽しい時間が過ごせました。しかし次の日は試合、大好きなお酒も程々に、明日に備えて早目に部屋に戻りました。

7月6日(土)
いよいよ予選リーグ開始です。
私は三つあるブロックの真ん中、Bブロックが最初の試合となります。1番スタートなので迷わず左端にある小さい川の流れ込みに釣り座を取りました。
いつも川の流れ込みは重要なポイントとなる事が多いので押さえておく必要があったからです。
ホーンと同時に試合開始です。アドレナリンが出過ぎたのか4色一杯に投げるつもりが1色余計に投げてしまい早巻きでポイントまで戻しました。しかし、昨日キスが居たポイントはアタリもなく素通りで不安がよぎります。2色に入った時にようやくキスからのシグナルが届きホッとしました。そこからはじっくり時間をかけて誘いますが思ったより食ってきません。
少し経った頃から雷が聞こえたと思ったら突然に豪雨が降りだしました。10時頃まで降らないとの予報を信じてカッパを持って行ってないので全身グッチョリと濡れてしまいテンションも下がります。30分くらいで小降りとなり気を取り直し集中して探りますがチャリコやカニが釣れてきて邪魔します。
タイムアップとなり検量です。私はこの試合は3位とスタートダッシュを決めたかったのですが少し残念なスタートとなりました。
次の試合はAブロックです。スタートは7番と遅かったのですが前日良かった右側に入れたのでラッキーでした。案の定そこは2色から波口までで良型も含めて連で釣れ続け、終わってみればブロック1位を取れました。
午後からは3試合目で再びBブロックです。1試合目で釣れていたポイントが分かっていたのでその付近入りました。3試合目となると前の2試合でキスを釣り切ってしまっていて相当薄いと覚悟して始めます。2色から探ると1投目からキスが連で掛かってきて、昼休みの間に戻って来ていたのかもしれません。少しずつ投げるポイントを変えると2~3連で釣れてきます。順調に追加していき、この試合も検量してみるとトップを取る事ができました。
一日目が終了して途中経過は1位が神奈川県の伊藤選手、2位が私と同じ石川県の島野選手、そして3位は4位に3点の差を付けて私が入っていました。
決勝へ進出するには予選5試合合計で30点がボーダーラインと予想出来ます。
ですが、大会と言うのは何が起こるか分からない事は重々承知なので気を引き締めて行こうと改めて思いました。この日もお酒は程々にして、早々に寝ますが気持ちが高ぶって何度か眼が覚めます。あっという間に朝です。この日も朝からシトシト雨が降って暗い朝です。

7月7日(日)
いよいよ最終日、海況は昨日と殆ど同じですが雨のせいか海は若干濁っているように見えます。こんな日はキスに仕掛けを見付けてもらい易くするために装飾系の派手な仕掛けを使うと効果的です。
私はチモトに夜光塗料を塗りハリスにビーズを入れた物を使いました。
第4試合は初めてのCブロックです。この試合には暫定1位の伊藤選手、3位の私、第4位の渡辺選手、昨年3位の松井選手、ファイナル常連の石田選手と強豪揃いです。スタート順は遅いので入りたかったポイントには入られませんが上位選手の動向が知りたかったのであえて伊藤選手、渡辺選手の近くにポイントを選びました。実はこれが失敗で、始まってみるとキスは薄く皆さん苦戦しています。
遠近投げ分けてみますが単発でしかキスは掛かってきません、こんな時の一時間半は短くあっという間に時間は過ぎます。残り30分でエリア左端の流れ込み寄りに移動しました。その回りの選手の様子を見ると小型ではありますが連で釣れています。最後に連掛けを2回しましたが時既に遅しで、この試合はエリア5位と大きく後退してしまいました。しかも昨年優勝の横山さんはBエリアで一位を取り追い上げてきます。
第5試合、Aブロック予選リーグ最後の試合となります。この試合は何としても上位を取らないといけません。前の試合では遠投で良型が釣れたとの情報を聞いていたのでラインを細い遠投用に替えて望みます。
最初は近投で様子を見ると1色で小型が2連と餌取りが数匹付いてきます。このままでは抜ける事は難しそうなので錘を30号に替えてフル遠投しました。追い風に乗って8.5色、8~7色サビきますが明確なアタリはありません。回収すると極ピンが1尾のみとよくありません。再度遠投してみますがアタリは無くまたしても極ピン1尾のみです。その間に隣の島野選手は近投で小型ながら確実に数を増やしています。遠投は一発大物の逆転はありますが時間が掛かるデメリットもあり今回は待つ余裕は無いと判断しました。
また近投に替えて2色から波口まで探りますが波口で極ピンが単発で掛かってくるだけで重量制の大会では足しにはなりません。
小移動を繰り返しながらキスを探しますが最後まで群れを探し当てることは出来きずにこの試合は終了してしまいました。結果はエリア6位と最後に来て大失敗をやらかしてしまいました。
予選の結果発表です。
1位は5試合中3試合1位の伊藤選手、2位は最後に2位で踏ん張った島野選手、3位は第4試合で1位と追い上げた横山選手が決勝へ駒を進めました。
私は1点差で横山選手に逆転され4位と次点で今年のシマノ ジャパンカップは終了となってしましました。
沢山の方々に応援、サポートして頂き今年こそはと意気込んでやって来ましたが残念ながら決勝には出られませんでした。終わってみれば色々なポイント選び、釣り方など反省点が浮かび、後悔しきりですが来年に向けて課題も見えてきたので再び頑張ってこの弓ヶ浜に戻って来られるようにしたいと思います。
決勝戦は1時間30分を決勝進出者3選手で戦います。
まず3選手とも3・4色キャストして近投勝負の模様です。先手を取ったのは伊藤選手です。1投目から10尾以上の連掛けで突き放すと次の投擲(とうてき)でも良型を獲るなど終始試合をリードし二度目の優勝に輝きました。2位は横山選手、3位は島野選手となりシマノ ジャパンカップの全日程は終わりました。参加選手、大会役員の皆様、大変お疲れ様でした。
来シーズン私はセミファイナルからのチャレンジとなります。この悔しさを糧に更に上達して上位を狙っていきたいと思いますのでこれからも応援宜しくお願い致します。



[使用タックル]
ロッド:シマノ キススペシャルBX+
リ-ル:シマノ キススペシャル Mg
道糸:VARIVAS サーフキャスト 投PE 道糸0.6号(標準)
VARIVAS アバニ エギングPE ティップラン0.4号 + サーフキャスト 投PE 道糸100m(遠投)
力糸:VARIVAS アバニ ジギング10×10 マックスパワー 4号(テーパー部は自作)
モトス:VARIVAS ハードトップ1.2号・1.5号
ハリス:VARIVAS フロロMAX365 0.6号
ハリ:キス鈎4~5号
クーラー:シマノ フィクセルサーフ90コンペティション
レインウェア:VARIVAS ドライアーマー コンビネーション レインスーツ

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