投げ フィールドレポート

全国大会 準優勝!! 【シマノ ジャパンカップ 投げ釣り選手権】

去る6月30日(土)、7月1日(日)に、鳥取県弓ケ浜にて「第28回シマノ・ジャパンカップ投げ(キス)釣り選手権全国大会」が開催されました。 今大会に出場したのは、全国で開催された地区大会からセミファイナル大会(東日本、西日本、北日本)を勝ち上がった19名(1名欠場)に、 インストラクター選抜戦の1名、昨年度 全国大会上位入賞者のシード選手3名の総勢23名の強豪選手。 今年も、広大な投げ釣りの聖地「鳥取県弓ケ浜」にてその戦いは繰り広げられました。
例年ならこの時期の弓ケ浜はどのポイントにもキスは濃く近投~遠投の何処にでも数、型ともに揃う抜群の魚影を誇ります。
しかし、今年はセミファイナル西日本大会が開催された6月初旬以降、釣果は下り坂で大会前日のプラクティスでも弓ヶ浜では味わった事のない魚影の薄さに大会の苦戦を予感させられました。今回キスのポイントは近く殆どが4色以内、場所によっては波口と遠投力は必要ありませんが釣技を必要とする大会の様相です。
6月30日、いよいよ過酷な予選リーグ5試合の始まりです。予選リーグは23名の選手を抽選で3エリアに無作為に分けて1試合90分で戦い、順位を勝ち点に換算して総得点で決勝進出者3名を決める、いわゆるサバイバルゲーム、砂浜のトライアスロン的な釣りです。
初日の3試合、私はCエリア、Bエリア、Aエリアの順で試合をします。まずCエリアのスタート順は6番と狙っていた左側にある小川の流込み付近は先行の選手が先取ってしまったので、反対の右端のポイントに入りました。
ところがこのポイントが以外に正解で1投目からキスが連掛けで釣れてきます。少しずつ移動しながら釣り歩き90分はあっという間にタイムアップ。検量の結果はエリア2位と順調な滑り出しです。
2試合目のBエリアは1試合目の釣れていたポイントをリサーチしていたので1番スタートの利をいかしてポイントをゲット。やはり薄いキスの群れに悩まされながらも小移動を繰り返しキスを拾い集めタイムアップはエリアトップ。
昼食を挟んでの第3試合はAエリアで午前中の2試合でも釣果が少ないエリアでポイント選択に悩みますがスタートも遅く有望なポイントには入れません。エリア中央左側に小川の流込みがあるのでそこに釣座を構えました。ここ弓ヶ浜には数本の小河川が流れ込んでおり、その流込みがポイントになることも多いのです。前の試合で釣れたと言う4~3色を探ってみますがアタリは無し。そのままサビいて1色に入った所で小気味良いアタリが続いて連掛け成功! その後も1色以内を丁寧にサビきポツポツ釣れ続いてエリア1位で初日の大会は終了しました。
ホテルに戻り夕食時に1日目のリザルトが配られました。1番上には私の名前があります。明日の予選2試合が上位を取れれば決勝に進出出来そうです。大好きなビールも控えめにして早目に就寝しました。

さぁ今日1日を残すのみ、全力で行くぞっ!と気合いを入れますが、外は大降りの雨で少しテンションが下がります。
今日の私はCエリアとBエリアの2試合です。さらに酷くなった雨の影響がどこまで出るのか心配です。
まずはCエリア、スタートは4番なので目を付けていた川の流込み付近は他の選手が先に入ってしまいます。仕方なく昨日良かった右端のポイントに入りました。早朝5時半の薄暗さか暫定1位のプレッシャーからか餌付けの指が震えて上手く餌が付けられません。何とか気持ちを落ち着かせ2色から探りますが反応無く半色に入った所で待望のアタリです。そこから錘が見えるまで丁寧に釣って3連ですが、確実に昨日よりキスは薄くなってる様子です。それでも最初の時間帯はポツポツ釣れましたが30分を過ぎた頃からパッタリ釣れなくなり迷走が始まります。遠投をしてみますが1匹ずつしか釣れず、挙げ句にお隣とオマツリまでしてしまい完全に終わってしまった感が否めません。しかし終わって検量してみるとエリア2位と他の選手も釣れてなかった様子で救われました。
これで決勝に王手が掛かりました。
予選最後の試合はBエリアで、前の試合でも貧果だったとか。スタート順も5番と釣れそうなポイントには入れないのでエリア真ん中の海岸線に変化のあるポイントを選びました。15m程沖に流れ藻が溜まっておりその回りを狙う作戦です。試合開始、仕掛けを藻の際を通すと思惑通りアタリが出て良型混じりでキスが釣れてきますが、やはり30分を過ぎた頃からアタリが無くなり少しずつ移動しながら釣れ残ったキスを1匹ずつ拾っていきます。この試合も3位となり予選リーグは終了しました。
私は総合1位で6年ぶりに決勝進出が決まりました。
私の他に決勝へ名乗りを上げたのは過去4回の優勝経験を持つ強豪の横山武選手、過酷なバトルを突破して勢いのある新鋭の松田義征選手の2名です。
決勝戦は前半、後半に分けてそれぞれ40分で戦われます。スタート順は前半は予選リーグのトップの私、横山選手、松田選手の順に、後半は逆の順でのスタートとなります。スタート前に決勝戦のルール説明があり、その後いよいよスタートです。決勝エリアは予選リーグでは使用しておらず他のエリアに比べてキスは残っていると思いますが雨の影響で水温が下がり濁りもあるため活性は低いと考えられます。
まず、私からスタートです。決勝が始まる前にエリアを見たところ、エねリア両端が岬状に張り出しがありその辺りがポイントになると判断していたので右端の出っ張りの手前に釣座を構えました。横山選手はエリア左端に、松田選手は中央に入りました!
スタート前に仕掛けをセットし使いやすいチロリを餌箱に移しますが、いつもの動作が決勝という特別な雰囲気の中で、他人がやっている様な錯覚に陥ります。
自分に気合いを入れ直しいよいよスタートです。
時間が40分と短いので余計なキャストはなるべく避けたいので2色いっぱい投げてアタリが出る距離を探ります。1.5色で小気味良いアタリが入ります。サイズも悪くなさそうです。回収すると1投目から連掛けに成功しスパートを掛けます。予選と同じ様に1度仕掛けを通したポイントはキスは居なくなると考え、少しずつ移動しながら釣って行きます。風が斜め後ろから強く吹き仕掛けが煽られて色んな物に引っ掛かりトラブルが発生しますが落ち着いて対応して時間ロスも最小限に抑え1色から波口まで丁寧にサビきポツポツとキスを追加していきます。前半終了のホーンが鳴った最終回収にも、連でキスが付いていて前半は気持ち良く釣りができました。ギャラリーの選手の話では私が他の選手を少しリードしているとの事で気が引き締まります。
一度エリア中央に集合して後半のために再度スタートしていきます。1番スタートの松田選手は再び中央付近へ、横山選手も左端方向に、私はエリア右側のキスが薄くなったのを感じていたのでエリア左端が気になってたのですが横山選手が入ってしまったので仕方なく前半の最後に釣ったポイントの横から始めます。餌を付けてキャストし、糸フケを取ってサビく。普段は何気に行っているルーティングがスチールカメラやテレビカメラが回りギャラリーも一挙手一投足を見つめる中で行うのは慣れていないのでとても緊張します。
1投目は半色から道糸でアタリが出て小型キスが釣れてきますが数がでませんん。エリア中央の松田選手も釣れてなさそうで、どうやらこの辺りのキスは薄くなってしまったと思われます。そこでまだ誰も仕掛けを通していない松田選手と横山選手の間に駆け込みます。
しかしこのポイントも小型キスが1、2匹ずつしか釣れてきません。左端に陣取った横山選手は順調にキスを追加していきます。再び右端にキスが戻って来ている事に賭けて最初のポイントに戻りました。1投目は釣れますが2投目からはやはりキスが薄くなり釣れ続きません。そして試合終了のホーンがなりその後に横山選手のギャラリーから大きな歓声が上がり連掛けで試合終了された様子です。
いよいよ検量です。前半のリードがどこまで効くのか不安ですが、やれるだけの事はやり尽くしたので試合に悔いはありません。
検量の結果は私が562g、横山選手が768g、松田選手が360gで第28回 シマノジャパンカップ投げ釣り選手権全部大会の栄冠は横山選手が5回目の優勝で幕を閉じました。
私は残念ながら二度目の準優勝に甘んじましたが来年の全国大会のシード権を頂いたので再度チャレンジャーとして頂点を目指したいと思います。
皆さんからの熱い応援を頂き有り難うございました。大変力になりました。まだ暫く大会は続きますがよい成績を残せるよう頑張ります。

この大会の模様は釣りビジョンにて22日から放映予定ですのでご覧ください。

[使用タックル]
竿:シマノ キススペシャル405BX+
リール:シマノ キススペシャルMg
道糸:VARIVAS サーフキャスト投 PE道糸 0.6号
力糸:VARIVAS アバニ ジギング10×10 マックスパワー4号(自作テーパー)
モトス:VARIVAS ハードトップ1.5号
ハリス:VARIVAS バーマッス磯ゼロハリス0.6号
天秤:自作半遊動
錘:木錘20~23号

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