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船 南村 健治

和歌山県御坊・関電沖の落とし込みでシオ

カンパチの若魚、シオが落とし込みで盛んに釣れている。ポイントは和歌山県御坊の関電沖。そんな情報で2週間ほど前に仲間3人と出かけたのだが、ボクだけスッテンテン。両サイドで華やかに釣りあげられ、悔しい思いをした。
6月28日、メンバーは違うけれど、その時と同じ船、和歌山県美浜から出ている福丸に乗った。この日はクラブの大会。シオやメジロ、マダイなどの1匹長寸で覇者を決める。
午前4時30分。港を出て10分ほどで関電沖のポイントへ。仕掛けは胴突き空バリ4本。ハリはイサギバリ。ハリス6号の船頭仕掛け。オモリ40号。竿は軟調子の2.3m。電動リールにPE「アバニ ジギング10×10 マックスパワー」の3号を200m。水深は30mくらい。
船長の合図とともに素早く仕掛けを入れる。中層でイワシを掛けて、そのまま底まで落とす。イワシが付かなければ高速で巻き上げ、再びイワシのタナを通過させる。このとき、イワシのタナで仕掛けを止めずにあくまでも高速で落とす。
仕掛けにイワシが掛かると一瞬竿先が浮く、あるいは落下の速度がわずかながら緩む。その変化を感じ取って、底まで落として、アタリを待つ。ハリに掛かったイワシの微妙な動きが手元に伝わって、突然竿先が海中に引き込まれる。2度、3度。大きく、強く、重たく引き込まれたとき、アワセを入れる。
シオとも云えどその引きは強烈。ドラグがジリジリと出て、最初の一撃をかわす。強引に巻くと、ハリスが切れやハリ外れが起こる。1匹目を取り込んで、2匹目はバラシ。こんな時は後が続かないことが多いけれど、この日は2匹目、3匹目と順調に喰わせた。

こうなって来ると、マダイが欲しい。

底取りのタナを上下させて、マダイを狙ったが上手くいかない。と、そのとき華山さんの仕掛けにマダイが喰いついた。55センチくらいか。

早くしないとやがてイワシが付かなくなる。そうなるとお手上げ。なんとかと思うけれど、4匹目、5匹目のシオを喰わせたところで、イワシが付かなくなって、11時に竿終い。船中の釣果はシオが1~2匹。ボクは5匹。見事に前回のリベンジ。

そしてその中の1匹が58.5センチ。長寸争いで優勝であった。

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