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船 宇田川 亘

横須賀沖のイシモチ好調

 あけましておめでとうございます。皆さんは初釣りには行きましたでしょうか?
釣果はいかがでした?一年の最初の釣りはやはりオデコはイヤですよね。
そこで今回はこれからシーズンを迎える横須賀沖のイシモチへ釣友の武田氏と1月5日に出かけて見ました。余程のことが無い限りオデコは無いですから・・・。
 東京湾でイシモチと言われる魚は実はニベ。ただイシモチと同様で白身で癖がなく、カマボコの材料にされるほど美味しい魚。干物やフライにすると最高ですよ。
 船宿は内房富津港の浜新丸。現在は大型が好調に上がっているタチウオと、今月から開始したイシモチ乗合を出船しています。この日はイシモチ初出船と釣果の情報が無いためか2名と貸し切り状態でした。昨年の情報では猿島沖の深場で釣れていたものの、12月中旬から横須賀沖30m前後で釣れ出し好調時には50尾を超え、型も25㎝前後と良型揃い。
この日は北風が強く海は波立ち普段20分で着くポイントへ10分程余分にかかって到着。
イシモチ釣りは胴突き仕掛けを使います。2本バリ・3本バリ仕掛けが使いやすいのですが、私は3本バリ仕掛けを使います。食いの悪い時には下バリに、食いの良いときには一番上のハリに掛かってくることが多いため、3本バリ仕掛けはイシモチの食いダナを広く探れるのです。
 濱名船長の合図でエサのアオイソメをハリに付けて投入。水深は32m。
 イシモチ釣り方は簡単、オモリを底に付けて「トントン」となる状態で待ちます。中りの遠い時には仕掛けを少し弛ませて、ゆっくりと竿を立てながらオモリを持ち上げます。中りは「ガタガタ」と竿を叩いたり、「ガツガツ」ときたりとダイレクトにきます。
イシモチは群れで回遊するため船中の誰かに中りがあると全員に中りがきます。これを期待して中りを待ちますが、右舷ミヨシの武田氏にはカサゴ、私にはシロギス。
ウネリが大きく立っているのも大変、水深が浅いためか時化の影響で食い渋っているのか? 朝のうちは中りが遠かったです。
 28mのポイントへ移動すると竿先にガタガタと待望の中り。ゆっくりと竿を立てると巻き上げ途中で「ゴンゴン」と引き込みます。魚体の割に大きな引き込みなので釣り味も最高です。ただイシモチは捕食が下手なのか、ハリ掛かりしないと入れ食いの時以外は中りが続きません。十分に食い込ませることと、なるべく軟調子の竿を選ぶのもコツです。
ポツポツと釣れていたイシモチが、潮が流れ始めるとオモリが着底すると中りが来る入れ食いタイムに突入。2点掛け・3点掛けもありバケツはいっぱい。船長も竿を出して入れ食いを楽しんでいます。
 強い北風とウネリのためバラシも多かったですが時々入れ食いがあり、潮が止まって食いが落ちた14時に全員大満足で竿を納めました。釣果は18~30㎝が43~70尾。船長も群れも濃くこの水深ならオモリ30号でもOKと言っていましたので、釣行時にはご用意を。
初心者の方やお子様にも楽しめます。横須賀沖のイシモチ、これからが最盛期に入ります。この日もかなり寒かったので防寒対策をしっかりとして楽しんでいただきたい。







[当日のタックル]
竿  :ダイワ リーディング73 MH-200
リール:シマノ フォースマスター 400
道糸 :VARIVAS LT船マックス 1.5号 150m
幹糸 :VARIVAS 船ハリス 4号 1.8m
ハリス:VARIVAS SUPER ESTER 2~2.5号 20~25㎝
ハリ :ネムリセイゴ 12~14号 
接続具:ヤマシタ YHビーズ Sサイズ 
オモリ:40号

「船 宿」
内房 富津港 浜新丸
0439-87-4967

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。