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船 宇田川亘

外川のヒラメ好調持続

千葉県銚子地区のヒラメ釣りは6月から3月までと関東地区のなかで一番長く、禁漁期間は産卵時期で資源保護のため。
そのヒラメが7月下旬から竿頭が二桁と好調に釣れ出したと聞き、7月27日に銚子外川港へ車を走らせた。
今回お世話になったのは30年以上もお付き合いのある船宿大盛(たいせい)丸、上田隆弘船長・浩二船長の兄弟でヒラメ・エビハナダイを中心に乗合を出している。
当日は7名で4時半過ぎにエサのマイワシを積んでポイントの外川沖へ。
霧の立ち込めた海を30分ほど走り船は減速、隆弘船長は慎重にポイントを旋回し投入の合図を出した。
私の釣り座は右舷の胴間で、素早くエサのマイワシの口の中から上顎へ親バリを刺し、孫バリは尾ビレ近くへ打つ。エサ付けは素早く丁寧にすることが大切、イワシを弱らせないことがヒラメを手にするポイントの一つだ。私はイワシを弱らせないアイテムとして医療用の薄いゴム手袋を使っている。またハリも掛が良いのが一番、私はGRAN GPヒラメを愛用している。

50号のオモリに引かれてエサのイワシは海底へ。水深は25m。外川地区は比較的根掛かりの少ないポイントが多いので、オモリが底をトントンと叩く状態で待つ。
このため私は仕掛けの捨て糸(オモリがら三つ又サルカンまでの糸)を80cmと長めに作成したものをチョイス。この日常連さんは1m位のものを使用していた。

時々大きくゆっくりと竿を立てて底からイワシが上へ泳ぐように演出し、再びオモリを底へ下ろして中りを待っているとゴクゴク来た。魚の引きに合わせて待っているとハリ掛かりを知らせる大きな引き込みが。これを合図に竿を立てるとギューンと竿が曲がり船長の差し出すタモに0.8kgの待望のヒラメが入った。
同時に船中で3人の竿が絞られ0.8~1.5kgが取り込まれる。
続けての投入でも1kgをゲットし、潮回りした二流し目も2枚釣り上げ4投で4枚と入れ食い状態。ところが5投目、置き竿にして魚を絞めていると大きな中りでエサを取られてからスッポ抜けや早合わせでバラシの連続。それでも船中ではポツポツとキロ級を中心にヒラメは釣れている。
8時過ぎからは潮が止まってしまい中りは少なくなったがポツポツと釣れ続き、11時半に船長の合図で竿を納めた。

船中では0.8~2.3㎏が2~12枚。大型のマトウダイとキロ級のイシナギが混じった。私は痩せ馬の先走りで中盤から失速し7枚の釣果。中りは釣り上げたヒラメの倍以上あったので、昨年同様ヒラメの魚影は濃いと思われる。
また昨年連日二桁を記録した河前のポイントはまだ攻めていないので、これから更に楽しみな外川のヒラメ釣りだ。

[使用タックル]
竿  :シマノ バイオインパクト ヒラメM270
リール:ダイワ ミリオネア CV-Z300SF
道糸 :VARIVAS 10×10船 4号 200m
幹糸 :VARIVAS 船ハリス 8号 1m
ハリス:VARIVAS 船ハリス 6号 60cm
ステ糸:VARIVAS 船ハリス 4号 80cm
親バリ:GRAN GPヒラメ 17号
孫バリ:GRAN GPヒラメ クワセスペシャル 11号
オモリ:50号

[船宿]
銚子外川港 大盛丸
0479-23-3362

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。