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船 南村健治

どないやねん、タチウオ

須磨沖の朝日

大阪湾から須磨、明石にかけて調子の出なかったタチウオが10月後半から11月になってようやく本格化してきました。とはいえ、例年なら潮を選ばなくてもそこそこの釣果を上げていたのですが、今年は小潮廻りでないと喰いが落ちるというありさま………

11月4日。小潮。
この潮でアカンかったらどうしょうもない………まさに、どないやねんタチウオ………の意気込みで須磨の純栄丸に乗ってきました。
波けのある海上を20分ほど走って、船が大きく旋回。朝日が昇りなんとなくええ感じです。
ラインは「VARIVAS アバニ ジギング10×10 マックスパワー」3号。仕掛けは独特の形をしたタチウオテンヤにイワシを括りつけたもの。

タチウオテンヤ。ヘッドが蛍光使用で魚の頭の形をした40号オモリ。

水深は70m。深いとか釣れそうな予感がします。なぜでしょうね。
果たして、底取り後スローで10m巻いたところで、前ぶれなしに、ガツン………。
油断していたわけではないですが、アワセきれませんでした。
嗚呼………。
左隣の人はすでに2匹を取り込み、3匹目とのやり取りを楽しんでおられます。
つまり、居るのです。調子良く居るのです。
他の人が釣りあげるのを見て、安心というか、納得するのは今までずいぶん悲惨な思いをしてきたからでしょうか。
1匹目が来たのは底から15mライン。
竿先に微妙な負荷が掛かって、リーリングを止め、二呼吸ほど間を開けて、再びリーリング開始。
コツンとした反応が竿先に出て、即アワセ。
でも、風にヒラヒラの70cmでした。
右隣の方。調子が出なかったのですが、ようやく指4本サイズを釣り上げられました。
ニッコリ………………………
と、ボクにはメータークラスが来てくれました。ここまでというか、今年は70cmサイズがほとんどだったので、やっと顔がほころんできました。
でも、アタリは全体的に小さいですね。
コツっときて、あとは追って来ません。
この日、最もよくアタりを出せたのは、リーリングの途中で3~4回しゃくりをいれ、静止。
アタリがなければ再びリーリング。
しゃくりを入れる。
アタリが出る。
その場で止めて、次のあたりがコツっ…………途絶えたら、竿をしゃくって静止…………ゴツっときて合わせる。
そんな感じで再びメータークラス。
釣果は102、103、105cmを入れて22匹。
嬉しいの一言でありました。

 

テンヤに掛かったタチウオ。歯がするどく、いかにもフィッシュイーター。

いいサイズを釣り、ニッコリ。

今シーズン初のメーターオーバー。

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。