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船 南村健治

シーステージ「LT HIRAME 210-64」をタチウオに使う


朝日を受けて潮上りをする船…、釣れそうな予感がします。

 

12月6日、午前6時30分、兵庫県須磨沖の光景です。
東よりの風が少し吹いていますが日差しが明るく潮上りをする船が輝いています。
今日の狙いは、やはりタチウオ。今シーズン幾度となく狙ったターゲットですが、小潮廻りにならないとタチウオが勇み立ちません。ひょっとしたら、この潮が最後かも……、

「底まで90m。探ってくださあ~い」と船長のアナウンス。

底取りをして、ゆっくりとリーリング。5mほど探ったところで、ググッとタチウオのアタリ。様子をみて、50cmほど巻きあげるとリズムよく追って来きます。なおも巻きあげてやると、ゴンッと竿先が入り、一匹目は90センチほど。

関西独特のタチウオテンヤにイワシを括りつけて…

 

テンヤにイワシを括り替えて、2投目。やはり追って来ます。今シーズンいつもならコツンとアタリがあって、あとは知らんぷり。そんなやる気のないタチウオが多かったのですが、この日は活発に喰って来ます。もちろん、微妙な反応しか見せないのもいますが、空振りなしの7投連続ヒット。
タックルは「VARIVAS シーステージ LT HIRAME 210-64」。ヒラメ狙いがコンセプトの竿ですが、タチウオ釣りにも使ってみようということで、この日のデビュー。ラインは「VARIVAS アバニ ジギング10×10」の3号。


VARIVAS シーステージ LT HIRAME 210-64

 

2m10cmの短竿。頻繁にアタリの出るタナは80mライン。タチウオがイワシ(テンヤ)を突きあげると竿先がフアリ浮いて。こづくように齧るのか、そんなときは竿先からコンコン、コンコンとリズムよくその様子をはっきりと手元に伝えてくれます。
6:4調子。細身の設計なので華奢な印象。少し不安だったのですが、胴の張りとしなやかさは文句なし。メータークラスの強い引きもドラグを締めたままでやり取りして……10匹ほど釣ったところで、潮変り。
タチウオの反応が遠のいて、作戦変更。竿先に出る微妙な反応、フアリ、コツン、コツコツ、そんなこんなをすべて即にアワセまくって、やがてお昼前に潮が変り好転の兆し。


この日は80~90センチがレギュラーサイズ。温和などや顔の久保さん


ついに念願のメーターオーバーを仕留めて、にやどや顔の谷村さん。

 

しかし、朝のような喰いではありませんが徐々にタチウオが勇み立ち、でも残念ながら納竿の時間。


この日の釣果。

 

釣果は80~100センチを18匹。「シーステージLT HIRAME 210-64」の汎用性の広さを実感した一日でありました。

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