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キハダマグロ狙いのフカセ釣りへ!

こんにちは!杉田千紘です。

7月25日、神奈川県の二宮丸さんからキハダマグロ狙いのフカセ釣りへ行きました。このフカセ釣り、昨年初めてチャレンジしましたがその時はカツオ狙いでカツオカツオのカツオパラダイスというくらいカツオがたくさん釣れました。今年はキハダマグロがたくさん釣れている!?ということで釣りを始めてからコマセ釣りやフカセ釣りで何度も挑戦しては釣れずじまいのキハダマグロ釣りへ、今年こそ釣るぞ!!と意気込んで挑戦してきました。

通常はフカセ釣りメインですが、ナブラが発生した時にはキャスティングで狙うということでこの日はマグロ キャスティングのタックルを使用しました。

この日は釣り仲間6人で乗船。餌は手のひらサイズの大きめなマイワシの鼻掛けです。出船後、ナブラを探し続けること3時間。そして遂に船長がナブラを発見!! 生簀で活かしているイワシを撒き散らします。するとバサー!とマグロが跳ねました。

「出たぞ!!」

船長の合図とともに素早く配られたイワシを鼻掛けして、一斉に投入します。

「餌が変な方向行ったらダメだよ!付け替えないと!!」と船長。

イワシが真っ直ぐ45度の角度で泳いでいったら餌付け成功!なのですが最初の投入では右へ左へあらゆる方向へ泳いでしまったので餌を付け替えて再度投入。みんな急いでハリを付け替えます。しかしなかなかマグロはかからず…

難しいなあ、なんて思いながらも新たなポイントを探しながら、投入。そして回収を繰り返していると船長が、

「こうなりゃ最終手段!」

と言って船を流しながらマグロを狙うと…なんとすぐに胴の間に座っていた仲間夫婦に同時ヒット!!

シャーーーー!っとラインが引き出されて、グッと合わせますが、2人とも初めて体験するマグロのヒキに驚き、必死でバトルしますがブチっブチっと2人ともハリの所から仕掛けが切れてしまいました。マグロを掛けてからのファイトの難しさが伺えます。

いざ、自分の餌にマグロがかかったとき、ドラグはどうしようとか、どのタイミングで合わせようだとかまだマグロを掛けられてもいないのに(笑)頭の中でグルグルとシュミレーションをしています。

というのもこの日、このヒット以降ナブラはたくさん見れていてチャンスはたくさんありました。なので、いつ誰に掛かってもおかしくない!そんな状況だったのです。そして次々と仲間にもポイントごとにマグロがヒットしていく中、私にはアタリがなく…とにかく活きが良いイワシを付け替えて付け替えて、アタリを待ちます。

すると釣り時間残り1時間の所で念願のヒット!!!

スピニングリールからゆるーく出ていたラインが突如物凄いスピードでパラパラパラパラ~と出ていきます!

「キタキタキタキタ!!!!!」

この日初のアタリということで、ラインが出たことに興奮してしまいましたが、残り1時間ということを考えると最初で最後のアタリだろうと覚悟を決めてベールを返し、バシッと合わせます。

するとシャーーーーと凄いスピードでラインが引き出されます。

ドラグを締めなければ!!

慎重に、ちょうど良いドラグ具合になるようジリジリと締めます。

すると、ジリジリジリジリという具合に少し引き出されつつも竿を起こしながらファイトできる程に調整ができました。

ここからが勝負!!!

今までこのファイトを夢見て、たくさん動画を見てイメージをしたり、筋トレをしたり、女性アングラーでマグロを釣っている人の写真を見てかっこいいなあ、と憧れたり、色々なことが頭をよぎり、とにかく絶対にこのチャンスで掴みたい!!と思い必死で1mでもラインを巻いていきます。

竿を起こして、巻いて、ジリジリとまたラインを引き出されて、35分のファイトの末に上がってきたのは約28キロのキハダマグロでした。

必死過ぎて、自分の体感時間的には15分くらいに感じました。。笑い

最後は船の下をくるくると回るキハダが船長の持つ網に入った瞬間、安堵と嬉しさと今まで何度も挑戦してきた釣り物だった故に涙が出ました(仲間たちはその顔が面白かったようで爆笑していました)。

その後は港へ戻り、船長に釣れたマグロの頭を落としてもらい、そのまま持ち帰りました。


自宅へ戻り、記念すべき解体です!

あり合わせの包丁で何とか捌くことができました。

記念のマグロなので、家族には漬けマグロにして食べてもらいます。

後はお寿司やシーチキン、マグロカツなどなど色々な調理法で堪能する予定です!

フカセ釣りという釣り方は、活き餌を使うこともあり、キャスティングやコマセ釣りに比べて、初心者の人でもマグロがヒットしやすい釣り方だと思います(この日もマグロ釣りはじめての夫婦が3ヒットずつ、計6回もヒットしていました)。

キャスティングやコマセ釣りでも言えることですが、慣れない且つ希少なファイトだからこそいざヒットした時に完璧なファイトができなくとも高性能なラインやハリス、道具によってそれをカバーしてもらえるようにセッティングしておくことがとても大切だと思いました。

初マグロファイトで何度もラインを引き出されてしまったにもかかわらず、ラインブレイクしなかったのは使用したライン『アバニ キャスティングPE Si-X』の摩擦への強い耐久力のおかげだと思います!

今年のマグロ釣りはまだ始まったばかり。

美味しいマグロを食べたいがために! この夏はキャスティングにコマセに沢山の釣り方でマグロを狙うぞー!

[使用タックル]
ロッド:GOKUEVOLUTION JIGGING POWER PURE VERSION
リール:SHIMANO STELLA 10000PG-C
ライン:VARIVAS アバニ キャスティングPE Si-X 5号
ハリス:VARIVAS 大物ハリス ソフト仕様 20号
ハリ:ヒラマサ針 15号
ノッター:hapyson ラインツイスター 太糸用

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。