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船 南村健治

冠島でフカセマダイ・・・・ 苦労しましたが

6月25日、若狭湾沖冠島周辺でマダイ釣り。
船を出したのは西舞鶴の秀吉丸。船長は「完全フカセでないと喰わんよ・・・」と一言。
そんなこともあろうかと用意万端。港を午前10時に出て、
白石グリにするか冠島にするか・・・・ デカイのが来るかも、ということで冠島へ。
船が碇を降ろして2投目。
トモに座っていた大前さんに68cmのマダイ。ええぞ、ええぞ。

フカセ釣りは人によって仕掛の仕様が違うので100%の参考にはならないが、
60m近辺でリールの糸が走ったとのこと。
ボクの仕掛けは、リールにフロロライン7号を300m。
ハリスは「バリバス船ハリス」の8号を15m。
ハリは「ジークABLマダイ」の12号を4本バリ。
ラインとハリスはサルカンで繋ぐやりかただけれど、大前さんはラインとハリスを直結。
サルカン繋ぎと、直結。仕掛けの沈み方、つまり流れて行くタナに違いがあるのでしょう。
しかし、そのあと音沙汰なし。
水深が50mほど。ラインを120m送って仕掛けを回収。
4本バリ仕掛け、全てのハリにエサが残っています。
エサ獲りの層にも届いていないのです。
あるいは上滑りして漁礁を通り過ぎているのかも知れません。
何度やっても同じ。サルカンを増やしても、同じ。
2号のオモリを付けても同じ。
いったいどうなっているのでしょう・・・・。
でも、ラインとハリスを直結していた華山さんにハマチとマダイのダブル。
30mほどで喰ったとのことです。

やはり直結が正解なのか。
しかし、タナが合っているのなら、喰いが続くはずですが、彼もその後が続きません。
サルカンの数を増やしたり、オモリを付けたり、直結したり、
網カゴにエサだけを入れて流してみたり。その間船は転々としてポイント探し。
時間だけが過ぎて行き、船が大きく転進しました。
そこで、初志に戻って、サルカン1個で流していると、
ラインがしゅしゅしゅっと走って、ボクに58cmのマダイ。アタリタナは56m。
久保さんにも同サイズ。彼は小さい目のサルカンを2個。


やはり仕掛けの沈め方に微妙な差がありますが、自分のアタリだなを探すことです。
西野さんのは少し大きく65cmほど。

この時がジアイだったのかバタバタと喰い、アタリタナはいずれも50〜60m。
しかし、喰いが止まってしまい、船内の活気が消えて・・・やがて夕暮れ・・・・
ラインが60mほど出て「ここで喰え・・・」と大声をだすと、
ユルユル出ていたラインがびしゅっ~~と走って、バッククラッシュ。
しかし、リールは巻けます。クラッシュしたラインはあとで直せばいいのです。
いまはこの魚、マダイを取り込むことが先決。
今日一番のデカサイズ。
ハリス8号ですから切れる心配はありませんがハリ外れが怖い・・・
ドラグを滑らせながらのやり取りで無事タモに収まりました。

78cm。デコのところがコブのように盛り上がっているのでたぶん、オス。

その後大前さん、華山さん、ボクが45cmほどのを取り込んで、試合終了。
本来なら一度喰ったタナで喰いが続くはずなのに、
この日はバラツキが多く、かなり苦労したフカセの一日でありました。

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