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船 南村 健治

大阪湾の船タチウオ・・・ついに超ドラゴンを

年が変わって、1月が過ぎて早くも2月。大阪湾のタチウオ、湾タチがあい変わらずよくて釣れている。昨シーズンの今頃は、タチウオに良いとされる小潮周りを選んで出かけてもツ抜けする程度だったけれど、今シーズンは20~30匹の釣果が出ている。湾内の水温が下がらず、ベイトが居付き状態になっているのだろうか。ただ、さすがに釣れているのは湾の南部、淡路島の洲本沖や由良沖の辺り。湾奥の須磨沖では潮流しをする船がいなくなった。

1月18日。その須磨沖で主に潮流しをしている純栄丸があくる19日でタチウオ最終便とか。船長が「以降はメバル釣りにシフトします」というので名残り惜しくなって前日に予約を入れて、当日の朝6時。船は朝日に輝く大阪湾を南下。船影のない須磨沖を過ぎて、淡路島洲本沖へ。やはり良く釣れているが少しずつサイズダウンしてきて、指幅3~4本のチビゴンが多い。

最初の潮流し。ラインは「VARIVAS アバニ ジギング パワーブレイドPE x8の2号」 40号テンヤにイワシを括り底取り。水深が90m。いつものように強くシャクリながらリーリング。底から30mでトンッと突き上げアタリ。これってチビゴン。次も、トンッ。チビゴン。チビゴン。

それでもアタリがあるのは楽しい。トンッ、トンッ。たまにゴツンと強いアタリでメーターサイズ。しかし、ツ抜け近くなって潮に濁りが出だしてアタリが遠のいてきた。船が移動して、水深70m。底取りからタナ探り。50mラインでトンッ。相変わらずチビゴンのアタリ。アワセ損ねてそのままステイ。と、再びトン。軽く合わせるとゴンゴン、ガツガツ、、、、、、、、、竿先がドカンッと持ち込まれて、、、、、、ひょっとして、ドラゴン????。

強烈な引き合いを楽しみながら海面を覗き込むとビックリポンッ。
目測で120cm超え。リーダーを手に巻き付けて、気合一発。そのまま抜き上げたが船べりでワンバウンド。そして、危うく船内へドスン。同時にテンヤが外れて手の先でブランブラン。


はい、やばかったです。なんというか、取込みのタイミングがちょっとずれていたらと思うと、そして、写真のタチウオの尻尾を見ると血が滲んでいます。傷跡が生々しいです。やり取りの途中で同族に襲われたかもです。よくぞご無事でこのタチウオ、危うく尻尾無しになるところだったこのタチウオ、130cm 3mm。

2年ぶりの超ドラゴン。しかも、定宿の純栄丸で達成できて、船長も喜んでくれて今シーズン最良の一日でありました。

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。