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船 南村 健治

凄腕少年と神戸沖~淡路沖でタチウオ&青物リレー釣♫♫

9月22日。グッドスマイルと云う楽しそうな名前の船に乗って来ました。開業は今年の春。大阪湾をフィールドに、ファミリーでも熟練でもそれらに合わせていろんな魚種を狙うとか。基地は兵庫県の西宮ヨットハーバーと大阪府田尻町。狙いモノによって出船港を替えているようで、この日の我々の狙いはタチウオ&青物のリレー釣り。ポイントが神戸沖から淡路沖なので航程の短い西宮ヨットハーバーからの出船。

タチウオはイワシエサのテンヤで。青物は小アジのノマセで。ご一緒したのはあめちゃんとご子息の釣ったろう君。あは、本名ではないですよ~~♫。釣り仲間での愛称。釣ったろう君は小学五年生ですが、すでにお父さんの手ほどきを必要としないほどの腕前。この日も大活躍、、、、、、。

ってことで、西宮ヨットハーバーを6時に出て、西へ。相客さんは8名。まずは青物のエサとなる小アジ釣り。神戸空港周辺で船長の合図。波止用の小アジサビキで底取り。撒きエサはなし。水深15mほど。オモリが底についてビビビ、ビビビっと小アジのアタリ、ではなくゴツゴツ、ゴツゴツっとした粗いアタリ。連なって上がって来たアジは20cmを超えている。これ、エサにはデカイやん。と言いながら10数匹釣って、青物を狙う時間を見計らうとこれで充分。個人生け簀で活かしておいて、船は神戸沖へ。

青物の潮までタチウオ狙い。水深、60m。配られたイワシをテンヤに括って。底から15m。コンコン。即アワセで、ガツン。指3本。次も、指3本。追いアタリが出るとは限らないので、アタリは全て即アワセ。5~6匹釣って、背中合わせの胴の間にいる釣ったろう君の様子を見に行くと、指5本。メータークラスを上げている。

自分は釣っても釣っても、指3本。アタリがよく出るので面白いけれど、このところドラゴンを釣っていないし、メーター超えもたまにしか釣れないので、かなり悔しい。船が幾度か潮上りをして、やがて潮の流れが速くなって、アタリも遠くなった。この日は2時間ほどの竿出しで釣果は12匹。ま、数としては良い感じ。

そして、10時30分頃に青物狙いに切り替え、明石海峡大橋の淡路島側へ。すでに多くの船が潮上りを繰り返していて、そのため波立ちがよけいに激しい。例年だと9月半ばに始まる青物狙い。今シーズンは8月ころから釣れ出して、ハマチ、メジロ、時にはブリも揚がって青物大爆発。イワシやシラスを喰っているので脂のノリも良い。

仕掛けは「VARIVAS ハードトップ 船ハリス」の10号を使って胴突き1本仕様。枝ハリスは1m。ハリは小鯛撞木の14号。捨て糸3号を50cm。オモリ60号。竿は2mほどの7:3調子のタチウオ竿を兼用。水深は40m前後。小アジを鼻掛けにして、底取り。

この釣りのキモは、その底取りが出来るかどうか。急な流れに船を乗せるのでオモリが浮く。浮きすぎると喰わない。常に底を意識しながら、根掛りしないようにリールのクラッチ操作。一流し目からトモでミヨシで50~60cmのハマチが掛って二流し、三流し。船が潮上りするたびに船内で喰いが立つ。


と、竿先がピョンピョンとバネ仕掛けのように2~3回弾かれて、直ぐに竿全体がグイグイと持ち込まれて、もう一呼吸、二呼吸。早アワセは絶対ダメ。ずっしりと竿が重くなって、ここで確実にハリ掛り。グイグイとした強烈な引きを強引に、ときに竿の弾力で耐えながら巻き上げ。単純なようだけれど、喰わせから取り込みとけっこうテクニックが要る。それを熟した釣ったろう君と60cmサイズをダブルヒット。

そして、その後も釣ったろう君は絶好調。1時間ほどの潮流しで50~60cmを4匹。タチウオも青物も釣ったろう君が主役でありした。

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