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船 城間 敏

泳がせ釣り by ビッグフィッシングTV

おきなわ釣王国とビッグフィッシングTVのコラボで実現した泳がせ釣り、そこに第五寄宮丸が加わり最強の釣行設定で望みました。

3月11日 天気は、曇りこの時期の強風も無く絶好のコンディションである。
今回のポイントは、渡名喜島周辺。渡名喜島は、沖縄本島那覇市の北西約60Kmの位置にあります。
ポイントに到着。泳がせエサで最も欠かせないムロアジ釣りを開始するが、反応は無くポイント移動、再びムロアジ釣りを開始するが反応が無い。ムロアジは厳しいようである。

そういう修羅場を何度も経験してきた第五寄宮丸のキャプテン森山さんは、えさのムロアジが釣れなかった場合を想定しすでに泳がせエサのグルクンを前日に釣り上げ船のいけすに用意してあったのでビックリです。さすが泳がせ釣りのエキスパートである。

なにやら船尾でオーという声が?
覗いてみるとクジラがパフォーマンスを披露している様だ。フルークアップやフルークダウン又、テイルスラップで水しぶきが上がるのは豪快である。 

泳がせポイントに到着。
餌のグルクンが泳ぎやすく、早く弱るのを避ける為糸を目通し投入。水深160mを攻める。 
なにやらグルクンが騒いでいるので5m程ゆっくり上げ5mゆっくり糸を送ると、竿が弓なり糸が出てゆくも3m程でぴたりと止まり食い上げをしているようだ。急いでリールを巻くと10m程でアタリはあるがドラッグをだしてくれない。
10Kg未満のカンパチだろうか?
さらに食い上げるので急いで50m程巻き上げるとアタリがあり、どうも首振りをしている様である。その瞬間ハリがはずれてしまった。
 

 
再びポイント移動、流しながら何度かグルクンがあばれるもののアタリまでにはつながらない。
船長の森山さんが「このポイントは、来ますよー」と声をかける。
グルクンを下ろしていると50m程でグルクンがあばれ反応あり。さらに下ろしていくとかなりグルクンがあばれている。
何か釣れそうな予感である。
底から15m程上げ、ゆっくりと糸を送っていくとガッンとアタリ!!ドラッグを入れた瞬間、魚が走り出した。
物凄い勢いでラインが出てゆく。

このポイントは海底にかなり起伏があり、ラインが出るのをこらえないと簡単にラインブレイクする。
これまでに数々の大物がヒットするものの、多くのアングラーがラインが出るのを止められずラインブレイクで泣かされているポイントである。

12Lbのロッドが悲鳴を上げ曲がっている。
ラインが船底を通り過ぎ反対側へ、かなりやばい!今にもラインが船底にこすりそうである。ライトタックルを用意した為、ロッドパワーが無く魚を浮かすことができない。
必死にラインが出るのをこらえていると魚が向きを変え、ラインが船尾方向に向かったのでホット一安心。
巻き上げていると、あと70mくらいのところで魚が再び走り出した。
そろそろ勝負をかけたいところだが、まだまだ魚に余裕がありそうである。巻いても巻いてもラインが出てゆく。
ようやく格闘を追え上がってきたのは、30kgのカンパチである。ターゲットを10kgサイズに設定していた為、予想をはるかに上回る大物が釣れたので感動である。
 

 
ポイントを移動してすぐに今井さんにアタリが、しかし電動のパワーが無くラインが100m以上も出され電動から煙!ブレイク。

ポイント移動、電動を交換後の今井さんにアタリが、またしてもラインをズルズル出され根がかりしたのか、その後ロッドがポッキ!大物タックルで挑まないと難しいようである。
そんな厳しい状況であったが根がかりも回避し、ようやく上がったのは22kgのカンパチ。
今井さんはこれまでの記録をはるかに上回る大物だそうです。

その後、全員に釣果があり。
オール阪神さんが6kg、崎浜さんが12kg、今井さんが22kg、そして私が30kgと短い時間の釣行ではありましたがとても楽しい釣りでした。
 

今回初めてリーダーにVARIVAS 大物ハリス〔ソフト仕様〕30号を使用しましたが、とても柔らかく活きエサが泳ぎやすそうで、
別のアングラーよりも先にアタリがあったのも事実です。
 

 
●使用タックル
リール:ペン 16S
ロッド:フィンノール 12Lb
アシストライン:VARIVAS 大物ハリス〔ソフト仕様〕60号
リーダー:VARIVAS 大物ハリス〔ソフト仕様〕30号

泳がせ釣り30キロカンパチ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-175069-storytopic-20.html
 

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