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フライ 吉田 俊彦

男鹿川の入山沢にフライ優先区が誕生!

報告=フィールドスタッフ吉田俊彦

今回は栃木県日光市男鹿川をフィールドに、フライフィッシングのレポートをお届けします。
おじか・きぬ漁業協同組合はとても先進的な取り組みをする漁協だと思います。
川治温泉地区のC&Rエリアは日本で2番目に古く、もう20年も前に始まりました。
また最近ではテンカラ大王こと石垣尚男先生が監修しテンカラ専用区を設置。
全国からテンカラファンが集まるようになりました。

さて今回紹介するエリアはフライフィッシング優先区。
五十里湖より上流の三依(みより)地区にあります。野岩線の中三依温泉駅が至近になります。
専用区ではなく優先区というところがミソ。つまりテンカラもルアーもそしてエサ釣りもすることが出来ます。
ただしいつ来てもみんながお魚と出会えるように、できるだけC&Rをお願いしている区間というわけです。

3月末の午前10時過ぎにフライ優先区間を釣り上がってみました。入山沢本流にある三依渓流釣場の上流から入渓。
堰堤まで約1キロの区間です。まだところどころに残雪がありニンフで行こうかドライで行こうか迷う状況でした。
最初は目を慣らすつもりでピンクのポストのパラシュートを結びました。
きっとドライフライにはまだ出ないだろうと思い適当にキャスト開始。
なんと一投目から反応がありびっくり。確かに魚だったと思うと急にロッドを持つ手に力が入ります。


 

▲反応があると急に慎重になる

 

なるべくソフトにフライをプレゼンテーションすると、ゆっくりとイワナが出て来てフライを飲み込みました。
今シーズン初イワナは可愛い顔した20㎝。

▲最初の魚はイワナでした

 
 

続いてすぐ上の瀬できれいなほぼ同寸のヤマメがヒット。
虫が飛んでいる様子はなかったのですがドライフライへの反応はすこぶる良い状況でした。
試しにフライを大きなエルクヘアカディスの#10にしてみるとなんとレインボーがヒット。
漁協では放流していないらしいので、どうやらこの魚は下流にある三依渓流釣場から遡上したもののようです。

▲ヤマメはうっすらとピンク色

 
 

私の4番タックルでロッドは8フィート半。リーダーはVARIVAS テーパードリーダー スタンダード ST[ナイロン]9ft4X。
ティペットはVARIVAS スーパーティペット マスタースペックⅡ[ナイロン]5X。


▲使用フライとラインシステム / バーブレスでもばれません

 
 

それをサージャンスノットで2ft.足してリーダーシステム全長約11ftで使用しました。
少しロングキャストして、しっかりとターンさせたカディスにこの日最大の25cmが出ました。

▲カディス#10にでた25cmのイワナ

 
 

お昼までの約1時間半でイワナ2尾、ヤマメ1尾、ニジマス1尾と楽しい釣りが出来ました。

▲ニジマスはまん丸

 
 

入山沢のフライ優先区はC&Rお願いの区間です。
おじか・きぬ漁業協同組合の皆さんが大切にしてきた「釣り人みんなで釣果を分かち合う精神」を胸に、
是非バーブレスフックで挑戦してみてはいかがでしょうか。

▲バーブレスでもばれません

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。