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フライ 吉田 俊彦

実践チェコニンフ教室 in男鹿川

今回は五十里湖上流にある栃木県日光市の三依地区で開催されたフライ教室の様子と釣り人御用達の人気そば店『お食事処古代村』を紹介しましょう。
 

漁協主催の「実践バーブレスフライ教室」を開催

6月中旬の土曜日、私はおじか・きぬ漁協の依頼でフライフィッシング教室の講師として中三依(なかみより)を訪れました。

おじか・きぬ漁協と言えば、鬼マスと呼ばれる大型ニジマスが狙える川治地区C&Rエリアが有名です。
しかし男鹿川の上流は福島県境まで続き、良型のイワナやヤマメが多く生息しています。
 
今回のスクールは、チェコニンフシステムを用いた実釣スクールでフライ経験者が対象。
午前9時過ぎに会場となった古代村さんの広場に女性2名を含む7名が集合しました。
 
オリエンテーションの後、VARIVASテーパードリーダーを使用したラインシステム&ノットを紹介。
先端に毛糸をつけてサイドキャストで、自分のバックループを確認する練習を繰り返し行いました。

昼には古代村の十割そばを堪能。畑でそば作りからこだわった十割そばは絶品でした。
十分に鋭気を養ってから、午後は横を流れる入山沢で実釣講習です。

沢に降りると、ところどころに良型の魚影が確認できましたが、総じて水深が浅いため警戒されないようにキャストすることが必要です。しかも入山沢の水は冷たく簡単にフライに飛びつく魚はいません。
そんな中、300メートルほど上流にある魚止の滝で釣っていた地元の塩生和敏さんが40㎝クラスのイワナを逃したそうです。
とても残念ですね。

 

クマか?いや39㎝の大ヤマメを女性がキャッチ!

午後4時に一度集まり作戦会議をしました。これから活性の上がる日没までの時間、ニンフとウェットを駆使して誘うことにしました。
4時半過ぎに「誰か来て!」と女性の声。クマでも出たかと思って振り返ると、ロッドが満月になり、白銀の魚が飛沫を上げています

私はカメラを構えましたが、すぐにこれは大変な状況だと分かりました。遠目にも尺は優に超えています。
しかもグリグリとローリングするファイトはまぎれもなくヤマメのものです。
あわててカメラをネットに持ち替えて急いで救援に向かいました。
すくおうとしたら魚と眼があって、もう一暴れ。なんとかネットに収まったのは39㎝の大ヤマメでした。

埼玉県から参加の村野裕子さんは満面の笑み。きっと私の方がドキドキしたのではないでしょうか。

ヒットフライは黄緑色のブナムシニンフ。ティペットはフロロVARIVASマスタースペックプロ5X。
彼女の的確なフライ選択と強いティペットが幸運をもたらしてくれたのだと思います。

グラストレイルで有終の美の尺ヤマメ

そして5時半頃、東京から参加の吉岡成味さんがVARIVAS2430VBL#8のパープルストリーマーで尺ヤマメをヒットさせ自らランディングに成功

パールマークのはっきりと残る見事な尺ヤマメです。

彼女の愛用するモーリスグラファイトワークスのフライロッド、グラストレイルで実践フライ教室を締めくくり、まさに有終の美を飾ってくれました。

このように男鹿川の三依地区は渓流魚の宝庫と言えます。
皆さんも男鹿川で尺上ヤマメやイワナを狙ってみてはいかがでしょうか。

利用施設

 
【お食事処古代村】
そば作りからこだわった、十割そばの名店が古代村。
是非一度立ち寄る価値あり。 
 
みより古代村企業組合:栃木県日光市中三依688-1 
TEL.0288-79-0520
営業時間:11:00~15:00(夜は予約のみ)
定休日:木曜日

【宿泊・遊漁券販売】
(企)ロッジ古代村
釣りの問合せはTEL.080-1621-0947まで
VARIVASウェブサイトを見たと言えば快く男鹿川の釣り情報を提供してくれる。
おじか・きぬ漁業協働組合 料金:渓流魚日釣り券1,500円、年券6,000円、女性は各半額。料金の詳細はこちら
イワナ、ヤマメ遊漁漁期:3/21~9/19

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廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。