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フライ 吉田 俊彦

フライフィッシングで楽しむ入間川の野ゴイ

皆さんこんにちは、吉田 俊彦です。

今回は欧米で人気のフライのカープゲームをご紹介!
首都圏から約1時間の埼玉県を流れる入間川はこれから初冬にかけて野ゴイのフライフィッシングの好機を迎えます。
また、入間川にかかる豊水橋からすぐの渓流釣り師御用達の名店「郷土料理ともん」も紹介しましょう。

【皆で野ゴイを育てる川】
入間川では漁協と公財・日本釣振興会などの釣り団体が協働して、
毎年コイの産卵床を作り自然産卵を促す事業を展開する本流育ちの野ゴイのメッカです。


今回の釣り場は入間市の豊水橋の周辺の有望ポイント。
昨年の台風19号のつめ跡が残るものの、その激流に耐えた本流育ちの野ゴイの引きは格別であり釣り人を魅了しています。
野ゴイは賢く強く、フライで狙う最高のターゲットの一つではないでしょうか。

【フライでコイを釣る戦術】
コイをフライで狙うとなるとパンフライで水面を釣るものと思い込んでいるフライマンが多く、
ポイントですぐに大量のパンを撒き始めてしまいます。
しかし最近はエサ釣りでもパン餌を多用するため無闇に撒くと、かえって警戒され逆効果。

コイを見つけたらコイが回遊するタイミングを見計らって静かにキャストするアプローチがお勧めです。
フライはパンフライよりも入間川の場合はカディスやビートルなど良く見えるトラウト用のフライの方が警戒されにくいです。

コツはフライに反応する食い気のある魚を見分けること。

いきなり水面で釣ろうとはしないで、フライに反応したコイを覚えておいて、次に水面下にニンフを流します。
私は向かい風でもターンさせやすいVARIVAS テーパードリーダー エキスパート スティルウォーター FHT[ナイロン]2Xに
フライを直結でスロードリフトしています。

野ゴイはファイト中に隙あらば障害物に突進するので、魚をコントロールできるテイップがしっかりしているロッドが良いでしょう。
私はVARIVAS Power Trail[パワートレイル]PT 906-4に
VARIVAS ユニオンカラー フライライン アルティメットディスタンスWf のWF7をのせて使用しています。


ドリフトはフライが流れよりもゆっくりと流れるように心掛けてください。

フライがコイの口に消えたら間髪を入れずに強めにアワせます。コイの口はゴム質で硬いからです。
コイが走ったら竿をのされないように立てて応戦します。 


この日の大物は野ゴイ60㎝。

フックは非常に重要です。
お勧めはずばりVARIVAS 2130V-BL DRY&NYMPH Fine Wire V-Cut Barbless
太軸で丈夫、鋭くカエシのないバーブレスフック。
この日は#10を使用しました。
外すのに安全なこととリリースする魚のダメージを少なくできます。


またリリースする魚を持って写真を撮る場合には、冷たくても必ず手を十分に濡らしてからにしましょう。
暴れるコイは目を覆い隠すとおとなしくなります。

【郷土料理ともん】


親子二代の渓流釣り名人が経営する入間市の名店です。
「郷土料理ともん」の特徴は店主が採った季節ごとのきのこ、山菜、川魚メニューを堪能できるところ。


二代目の戸門 剛(とかど ごう)さんはイワナ、ヤマメが得意な現役バリバリの源流釣り師。
著作の「ぼくの市場は『森』と『川』“奇跡の料理店”食味歳時記」(つり人社)刊は大好評。
沢と料理に興味のある方は是非とも読んでみて欲しい私の推薦図書です。


季節の素材の味を楽しみに、郷土料理ともんに立ち寄ってみてください。

※郷土料理ともん
住所:埼玉県入間市春日町1-3-2 TEL:04-2962-2507 お店のFacebookあり
営業時間 11時~14時 定休日、火曜日、水曜日 
※入間漁業協同組合・遊漁券 リール釣り雑魚1日券700円、年券4000円 狭山市の上州屋新狭山店、またはセブンイレブン狭山根岸店で購入可
問合せ・入間漁業協同組合 TEL. 042-973-2389 https://jupiterlink.info/irumagyokyo/

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。