フライ 吉田 俊彦

スティルウォーター釣行記・鬼怒川の鬼鱒編

報告:吉田俊彦
今回のテストフィールドは栃木県日光市を流れる鬼怒川と支流の男鹿川。
その水底には鬼鱒(おにます)と呼ばれる野生化した大型のレインボートラウトが潜んでいます。
そこで新発売のVARIVAS テーパードリーダー エキスパート スティルウォーター FHT[ナイロン]を使用した
鬼鱒狙いのチェコニンフフィッシングのレポートをお届けします。


[鬼鱒とは]
鬼怒川と男鹿川が合流する川治温泉地区のC&Rエリアから、毎年相当数のレインボートラウトが鬼怒川本流へと降り野生化します。
そして越年のヒレピンになった50㎝オーバーのレインボートラウトが鬼鱒です。
上流部の渓流は禁漁期を迎えましたがダム下の川治温泉から鬼怒川温泉までは10月末まで鬼鱒釣りを楽しむことができます。


筆者は知人からの「鬼怒川は濁っているが男鹿川の合流点の鬼鱒の活性が高い」という情報をもとに釣行。
午前8時に到着すると情報の通り鬼怒川本流は泥濁りで黄土色の水が流れています。
これなら比較的澄んでいる男鹿川に鬼鱒が差してくるはず。
既に合流点の好ポイントにはルアーマンが2人入っていたので、その100メートルほど上流から入渓。


大物狙いでロッドはモーリスグラファイトワークス Power Trail[パワートレイル] #6を選択。
リーダーはVARIVAS テーパードリーダー エキスパート スティルウォーター FHT[ナイロン]2Xを使用しチェコニンフシステムを組みました。
チェコニンフとは競技フライフィッシングの強国チェコチームが編み出した、
重いビーズヘッドのニンフフライを複数沈めて川底に潜む大物の鼻先に送りこむヨーロピアンテクニックのことです。
少しアップに投げて厚い流れにリーダーがすべて飲み込まれたら、ラインを適度に張り流れに乗せます。
リーダーが大岩の近くをすり抜けた直後に一瞬停止、直後にドスンと手元にアタリが来ました。
アワセを入れると大物特有の左右への首振りが伝わってきます。
いきなり下流に走り出し流心の石に逃げ込もうとします。
ロッドを頭上に上げて耐えるとジャンプしてから流れに乗って走りリールを逆転させる強烈なファイト。
鬼鱒のファイトはスリル満点です。瀬を2つ降ってようやくネットイン。


フライはタングステンビーズニンフ。
ティペットはVARIVASスーパーティペット マスタースペック [フロロカーボン]2X
この仕掛けで11時までの3時間で55㎝を筆頭に鬼鱒が3尾出ました。
鬼怒川で野生化した鬼鱒はまさに鬼のように引きます。
C&Rエリアは規則でバーブレスフックのみOK。
私は対鬼鱒用にはストリーマーフックのVARIVAS 2510WB KEEL STREAMER 3X Long 3X Heavy Wave Barblessを愛用しています。

[チェコニンフのリーダーシステムは簡単!]
VARIVAS テーパードリーダー エキスパート スティルウォーター FHT[ナイロン]は新設計のFHTフロントヘビーテーパー効果で、
風の中でも大きなフライを確実にターンさせドリフトをコントロールすることが可能です。
まさに複数のビーズフライを使用するチェコニンフシステムにはぴったり。


先端にVARIVAS スーパーティペット マスタースペック [フロロカーボン]をサージャンスノットで2ft.足して全長約16ft。
結び目の糸を切らずにドロッパーフライを付け、フロロティペットの先にリードフライを付ければ、簡単にフライ2個のチェコニンフシステムの完成です。


こちらの魚はリードフライのタングステンビーズニンフ(※フライレシピ参照)に出た53cmのレインボートラウト。
使用ロッドはモーリスグラファイトワークス Power Trail[パワートレイル] 9ft#6
しっかりしたティップとウルトラスムーズなスピゴットフェルールのおかげでロッド全体がきれいに曲がりバレ難いのが特徴です。
あなたも4ピース・パワートレイルシリーズとテーパードリーダー エキスパート スティルウォーター FHT[ナイロン]で鬼鱒に挑戦してみてはいかがでしょうか。 (了) 

[ヒットフライレシピ]
フック    :VARIVAS 2510WB KEEL STREAMER 3X Long 3X Heavy Wave Barbless #10
ヘッド    :タングステンビーズ・ゴールド
ボディ    :ニンフダブ・モンタナイエロー
ボディハックル:ブラックサドル
テール    :ターキーウェブブラック


解説:2510WBは元々イトウ用にデザインされたヘビーワイヤーの頑丈なストリーマーフックだ。
障害物回避性能に優れ、キールバーブレスは大物の上顎を鋭くとらえる。
WBとはウェーブバーブレスのこと。独特のウェーブ設計はバーブレスでありながら魚がジャンプしてもバレない。
(フックデザイン・吉田俊彦)