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バス 高梨洋平

桧原湖 こたかもりファイナル

皆さんこんにちは。桧原湖ガイドの高梨です。
 
11月に入り、高かった気温もようやく低下してきて紅葉の見頃も終わり、この時期の桧原湖らしい気候となってきています。それに伴い、今年の桧原湖シーズンもほぼ終了といった感じです。
それでも、湖の状況としては季節はやや遅れ気味で、現在は晩秋から初冬への移行期。秋のパターンやエリアからは魚が抜けてきているけれど、越冬場所にはまだ魚が少ないという、絞りづらく釣りづらい状態となっています。
 
そんな中、11月3日に「こたかもりファイナル」が開催され、僕も参加して来ました。
この大会は僕がいつも利用している桧原湖中央にあるスロープ「こたかもり」が主催する大会で、毎年シーズン最後を締めくくる大会として多くの方が参加します。
今年の参加人数はなんと81名!! しかもそのメンバーの中にはJBプロも多く、更に桧原湖を知り尽くした一般のロコアングラーも数多く参加し、レベルが高く何気に規模が大きな大会です。
そんな強豪揃いなメンバーでも、先述した難しいフィールドコンディションにより3本リミットで2kgを超えたのは4名、17人がノーフィッシュという、ややローウエイトな結果となりました。
 
僕はシャローのジャークベイトをメインに、馬の首ディープバンクでバックアップという戦略が完璧に機能して、900g平均でリミットを揃える事ができ、準優勝でした。
 

 
メインのジャークベイトでもバックアップのディープバンクでもキッカーをキャッチして、ラストに再びジャークベイトで入れ替えるというパーフェクトゲームで、この時期に粒揃いで揃えるウエイトとしてはMAX級の3本2650g。正直「勝った!」と思いました(笑) しかし、優勝した方はなんと、1600gのスーパーキッカーをキャッチ!!・・・勝てる訳ありませんね(笑)
 
今回の大会でメインに使ったジャークベイトパターンですが、大会数日前からグッドサイズが連日連発。その時点の桧原湖でグッドサイズを狙って仕留めるには最強の強烈なパターンとして成立していました。秋から冬への季節の移行期で、そのどちらにもバスは居るけど、どちらにも数は少なく、ディープアリアは比較的どこに行ってもグッドサイズを狙って複数本釣るのは難しい状況だったので、ならばシャローに居残るグッドサイズをジャークベイトで狙った方が効率が良いという結果になっていました。
 


 
ジャークベイトに使用したロッドはブラックウィドウMF65L-T。ラインはヴァンガード 8ポンドを使用。
使用したジャークベイトが11cm、1/2オンスで、やや深く潜るタイプのものだったので、本当はもうワンランクパワーがあるブラックウィドウAD68M-Tの方が適任だったかもしれませんが、そこはブラックウィドウのXコンポジットブランクスのパワーで問題なく対応。キャストからジャークも気持ちよく熟し、大会を含めた数日間でバラシもゼロ。ブラックウィドウは本当に適合範囲が広いロッドです。また、同じクラスのジャークベイトでも動きの強さ、つまり引き抵抗の大きさによってはMF65L-Tの許容範囲を超える事もあるので、その時はAD68M-Tを使って下さいね!
 

 
ディープバンクのパターンでは、もはや説明不要の最強ウエポン、ジャバスティック3インチ+インチフックラージのライトキャロをブラックウィドウMM62UL-Sで使用。今回はスタンプ、立木が多く、根がかりが多いバンクを狙ったため、ソリッドティップといえど張りがありやや硬めのこのロッドを使う事により、根がかりを回避し、積極的にディープのストラクチャーを攻める事ができました。
ラインはヴァンガード3ポンドに、リーダーが2.5ポンドです。
 

 
今年はまだもう少し、桧原湖シーズン楽しめそうです。雪山級防寒対策はお忘れなく(笑)
 

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