岡山のVARIVASフィールドスタッフ C馬こと千葉潤一です。
NBCチャプター 中国四国ブロックチャンピオンシップで優勝し、西日本ファイナルの出場権を獲得。
ついに大舞台、徳島県の旧吉野川で行われる西日本ファイナルに出場しました！

プラクティスは大会9日前、7日前、そして前日の3回実施。
9日前は久々の旧吉野川釣行となりましたが、多くのバスをヒット！
35～40cmのバスを10本以上キャッチすることができました！

ホームリバー高梁川に比べてサイズが良いバスがヒットしてくれて、楽しく釣行できました。
ところが…7日前は流れ入り、バスのポジションが変わったのか、ほとんど釣れなくなり苦戦…

何とか偶然発見したピンスポットで1,200gのナイスサイズをキャッチしましたが…パターンとして掴めてはいない…。
旧吉野川は最下流にゲートがあり、ゲート開閉によって釣れるエリアが変化するようです！

ハイシーズンなら流れは武器になるのですが、この季節はデメリット側になることも多いです！(ビッグバスはまだ上流エリアにいますが…)

前日プラはその前の日から雨が降って濁りと流れが出ていたので、何も掴めていない状況はさらに悪化！ まともなバイトはワンバイトのみでしたが、橋脚の周りを回遊するスクールをライブスコープで見ている時に、試合当日は朝1時間だけ流れが止まるので、もしかしたらこのスクールは橋脚にタイトに付くのかもしれないと考えました！

そこで大会当日のプランは朝1時間の橋脚周りに集中。ここでリミットを揃えられたら、上流でビッグバスを狙うという作戦をたてました！

大会当日、狙っていた橋脚に入ってバスを探していると、真ん中の一番深いところに6尾ほどのスクールを発見！

最初は4inchワームに1/16ozのネコリグをキャスト。高梁川で実績の高いリアクションアタックを仕掛けましたが、反応が無い…すぐに3/64ozのネコリグに変更！

ウエイト軽くしてゆっくり丁寧に誘うとすぐにヒット！ バスは元気に引きましたが、ラインはアブソルートAAA 5LB.なので安心してファイトができました！ 800ｇくらいのバスをキャッチ！

スピニングタックルのライトリグでも、アブソルートAAA 5LB.にするとドラグ設定を高くできます。フッキングパワーを上げることもでき、また必要以上にドラグを出さないでファイトができます！ 特にストラクチャー周りを攻める際に有効になります。

アブソルートシリーズは細くて強いのが特徴。AAAのフロロカーボンは5LB.なら、他のフロロカーボンの4LB.に匹敵する線径・操作性がＵＰします。

また、今回のネコリグにチョイスしたフックはモスキートシリーズ！ フック軸の太さやガード力が細かく選択出来るのでお気に入りです！

スピニングの場合だとオープンエリアやフッキングレスポンスを上げる場合には赤パッケージのノーマルガードタイプ、ウィードやライトカバーなら黄色パッケージのヘビーガードタイプを使用します！ C馬はノーマルガードもヘビーガードもガードをハサミで写真のようにカットして使用してます！ ガード力を確保しながらフッキングレスポンスが上がる簡単なチューニングなので、興味のあるアングラーさんは一度試して下さいね！

1本釣ってすぐに次のバスを狙いましたが、バスが見当たらない…
恐らくスクールを形成していたので、1本釣った際に他のバスもヒットした個体を一緒に追いかけてしまい…散ってしまったのかと…。

「まだ近くにいるハズ…」と思い周囲を捜索したら、隣の橋脚で発見！ 先ほどと同様にネコリグで丁寧に誘いましたが、反応は無し。

バスを再度観察すると、少しポジションが浮いている…、すぐさまダウンショットにタックルチェンジしました！

最近、私はワームのローテーションをあえてせずに、ウェイトやリグのローテーションをするようにしてます！ 学習の進んでいるバスも多くなっているので、反応を効率的に探るにはワームをチェンジするよりも、リグ自体を変えて別アプローチで見せた方が良い反応を得られることがあります。

ローテーションをする時にはウェイトとリグも変えてアプローチをすることを試してみても良いかもしれません！

ダウンショットに変えた一投目でヒット！ このバスも800gくらいのグッドプロポーションなバスでした！ ラインはアブソルートAAA 4LB.でフックはオフセットマスターライトクラス #3！

このバスは凄くバイトが小さかったのですが…伸びの少ないアブソルートAAAが功を奏し、確信を持ってフッキング出来ました！ 勝負の1本なので通常のスイープなフッキングではなく、掛けるようなフッキング！ 信頼のタックルだから迷いなくできます！

2本目キャッチ後、再びバスを完全に見失う…、必死に捜索しているとウィードの壁と橋脚の間に発見！

「ウィードの壁に引っ掛けながらリフトして行けば喰うかな?」と…あらかじめアプローチをイメージしながらネコリグを投入、イメージ通りに狙うとヒット！

このバスは手元に明確なバイトを感じることが出来なかったですが、この違和感のみでフッキング！ この違和感さえも伝えてくれるアブソルートAAAに感謝しました！ ロッドの性能がいくら高くても、結局はバスとアングラーを繋げるのは一本のライン。大切です！

700gくらいの良いバス、これでリミットメイク！

1時間ほどで3本のバスをキャッチしました。短い時間に超集中モードでバスの状況を見ながら対応出来た渾身のゲームメイクでした！

もし1本でもブレイクやバラシがあったら今回の成績はなかったです…タックルバランスは本当に大切だと思います！

リミットメイクしてからはビッグバスを狙って移動…、最後まで頑張りましたが残念ながら反応無し。

3本2,328g、ギリギリ表彰台に乗れるかなぁ…と思っていたら、準優勝！
中国四国ブロックチャンピオンシップ優勝に続き、西日本ファイナルでも良い成績が出せるとは思わず、感無量！

手厚く支援してくれたメーカーさんや仲間に感謝です！ お陰様で万全な状態で西日本ファイナルを戦うことが出来ました！
ありがとうございました！