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バス 高梨洋平

マスターズ河口湖戦レポート

皆さんこんにちは。桧原湖ガイドの高梨です。
7月27~28日、マスターズ第3戦でした。舞台は7月の河口湖。この時期の河口湖は初めてでした。

僕はJB桧原湖時代から常に年間優勝を目標に掲げてやっていますが、残念ながら今シーズンは開幕戦を2日間ノーフィッシュでスタートしてしまい、事実上目標達成は不可能に・・・。そのため年間トップ10入りに今シーズンの目標を下方修正して挑んでいます。
第2戦三瀬谷戦は32位で年間は70位。そして河口湖戦、正直初めての7月の河口湖で河口湖のスペシャリスト達と張り合う事は難しいと思い、今回の河口湖戦を極力上位で凌ぎ、最終戦野尻湖で勝負するつもりで挑みました。

初日、朝イチは鵜の島東の尾根状のハンプに入り、尾根中腹の地形的に様々な要素を持つスポットの各所を探り、一投目からキーパーをキャッチ。
そしてしばらく時間が空いて9時頃に2本目を追加。基本的にミドル、ディープでのメインはダウンショット。ウィードの密度や長さによってフックはデスロックをメインに、マイクロモスキート、モスキートダブルガードを使い分け。シンカーはゴブリンバット0.9gと1.2gをメインに使いました。ラインはアブソルート2.5ポンドと3ポンドです。

ここまで風がほとんど吹かずにキーパーを狙いながら我慢の展開でしたが、10時過ぎに西風が吹き始め、太陽が薄雲に見え隠れしたタイミングで小海に移動し、11時頃に岬先端のシャローをブラックウィドウ66L-Tを使ったシンキングスイッシャーで攻めて600gのナイスキーパーをキャッチ。ラインはヴァンガード4ポンドでした。

その後、西風が生きるスポットを転々としながら三連ワンドの岬に移動して来た時、一旦風が止んで今度は東風へと変わったため即移動。
移動した先は鵜の島東で、朝入ったスポットではなく最もボディーウォーターが当たる、尾根の先端からさらに先にもう一度尾根がボトムから露出しているハードボトム。再びダウンショットでアプローチして即キーパーをキャッチでき、この時点で午後1時。そして帰着を迎えて4本1400gで初日19位。

2日目朝は前日と同じく鵜の島東に入り、30分程でファーストキーパーをキャッチ。
しかしここまでは良かったのですが、2日目は前日と違い風も弱く、太陽もなかなか雲に隠れなかったため、僕が用意していたシャロー戦略は不発。
そんな時のために三連ワンド各岬ミドルレンジのパターンも用意していましたが、常に他の選手や一般の陸っぱりアングラーが入っていて結局一度も入れず・・・。
仕方なく鵜の島東をメインにしながら他の空いてるスポットに状況を見ながら入ったりするも、追加できず1本でウェイインとなりました。

結果、順位を落として総合31位。年間順位は32位となりました。
2日目にあと1本のキーパーを絞り出す事ができなかったのが残念です。全体的にローウエイトとなったので、たった300gのキーパーでも1本で終わるか2本獲れるかで順位は大きく変わります。
しかし同時に、2日目の300gのキーパーが今回の河口湖戦を総合31位に留めてくれたことも事実で、これにより年間トップ10入りに首の皮一枚でつながりました。
今回組んだタックルセッティングで掛けた全てのバスをノーミスで獲れた事は、1本1本が貴重だったこの試合において非常に大きかったと思います。

首の皮一枚ではあるものの最終戦に僅かな希望を残せた以上、最終戦は死に物狂いで勝負にいきます。

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