夏真っ盛りの琵琶湖。近年、夏の定番とされている沖合いのカナダ藻ドームやエビ藻パッチ。このウィードへのアプローチに有効なのがスルーリグです。以前はヘビーテキサスリグでウィードに撃ち込むのが一般的でしたが…。スルーリグの方がウィードの貫通力が高く、ウエイトも軽くできるためタックルもヘビーテキサスリグよりライトにでき、長時間キャストし続けても疲れが軽減されます。
スルーリグの基本的セッティングとなるのが2種類のフック。
■ Nogales フッキングマスター リングオフセット
■Nogales フッキングマスター リングオフセット モンスター
このフックに Nogales ゴブリンバット クイックチェンジャー シンカーを装置するのがスルーリグの始まりでした。現在は、ゴブリンバットシリーズは廃盤になってるので、Nogales TGグレネードシンカー クイックチェンジャー + Nogales スルーダウンショットリーダー EXショート ( 2cm ) のセッティングになります。
これらのリグにはいろいろな名称があります。琵琶湖で一般的に言われてるのが、パンチショットリグ。では、スルーリグとパンチショットリグの違いは? リグとしての基本的な狙いは同じですが、定義としては…
「スルーリグ 」
Nogales フッキングマスター リングオフセットを使用し、それにクイックチェンジャーシンカーを装置したもの。
「パンチショットリグ 」
フックに、シンカー・スイベルをスプリットリングで組み上げたもの。
…と、考えています。
先日のNBCチャプター琵琶湖では、カナダ藻ドームの釣り方がまだまだ本格的ではなく、プラクティスでは2回バイトがあっただけでしたが、釣れればビッグサイズなのは分かりました。試合では、1回のバイトも逃さず釣るために考えたのが、今年発売になったNogales フッキングマスター リミテッドエディション ヘビークラス #3/0 をスイベルとスプリットリングでパンチショットリグ的に組み上げ、ラインも通常16lb.のところ、Nogales デッド-オア-アライブ フロロカーボン 18lb.をチョイス。ビッグサイズを確実にキャッチするための2lb.アップ(シンカーは市販品の1/2oz)。
結果、3Fish 6220gで準優勝。
参考までに基準にしているフックサイズとシンカーウエイト、ラインのセッティングです。
■フックサイズ:#1/0・#2/0
シンカー :7g
ライン:12lb.
■フックサイズ:#2/0・#3/0
シンカー:10g
ライン:14lb.
■フックサイズ:#3/0・#4/0
シンカー:14g
ライン:16lb.
■フックサイズ:#3/0・#4/0・#5/0
シンカー:21g
ライン:20lb.
■推奨ライン
Nogales デッド-オア-アライブ プレミアム パワースタウト フロロカーボン
■推奨フック
ライン 12~14LB.…Nogales フッキングマスター リングオフセット
ライン 16~20lb.…Nogales フッキングマスター リングオフセット モンスター
バランスはとても大事な部分です。これから、琵琶湖ではこの釣り方がビッグサイズへの近道になります。是非、試してみて下さい。