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  • 大阪湾のタチウオ・・・遅れ気味かな?

例年8月になると大阪湾各所の船宿がタチウオ船を出す。ただ、今シーズンの前触れ、つまり職漁師からの情報では獲れ高が思わしくないと聞く。それでもタチウオは食べて美味しく、釣ってその強い引きはワクワクさせてくれる。

で、待ちかねて8月4日に兵庫県須磨の純栄丸へ友人と出かけた。潮は小潮。タチウオには最適。竿を出したのは例年通りの須磨沖。果たして結果は、撃沈。そんなはずはないと釣り人お得意のプラス思考。長潮の6日にも出かけて、撃沈。

いずれも一桁前半の釣果。やはり、情報通りなのか、ベイトを追うタチウオが湾奥まで入って来ていないのか。こうなれば撃沈覚悟、いや、せめてツ抜けをと、10日にまたまた純栄丸へ。潮は前回、前々回より悪い大潮。ただ、船長のハナシでは「潮筋によってはタチウオの反応がある」とか。港を6時に出て、やはり須磨沖へ25分。潮筋を探して、水深60m。タックルは「アバニ ジギング パワーブレイドPE x8」の2号を電動リールに300m。夜光ヘッドの40号テンヤにイワシを括りつけて底取り。

タチウオのタナは概ね底から10~20m。誘いは常にシャクリながらのリーリングが自分のスタイル。2m巻いてシャクリ。ステイ。巻いてシャクリ。ステイ。そんな感じ。アタリはステイの時にでる。この日の初アタリは二流し目。アタリタナは底から10m。コツン、と軽く竿先を持ち上げて、そこで即アワセ。取り込んだのは90cmほど、今シーズンのレギュラーサイズ。

群れが濃いときは続けて同じタナでアタルが2匹目も同じタナで同じサイズ。オッ、ええ感じと意気込んだが後が続かない。

船長が見切りをつけて少し南に移動。水深は同じく60m。アタリダナは50mと想定して、底取り。ゆっくりと巻き上げて、カウンターは48m。コツン。即アワセ。外れ。そのままステイ。次のアタリを待つが出ない。さて、どうするかって、瞬時の判断で1mほど誘い上げ、テンヤを揺らす。タチウオはその辺にいるはず、テンヤの動きを見ているはず。でも、反応はなし。諦めて55mラインから巻き上げ。今度は50mでコツン。即アワセ。外れ。先ほどと同じようにステイ。でもアタリが出ないので2mほどフォール。そして巻き上げて最初のアタリダナ50mで、ゴン。しっかりフッキング。3匹目、そして4匹目もこの誘い。

なるほど、この要領がこの日のパターンなのか。ただ、以降もアタリは頻繁には出ない。出たアタリに集中して、即アワセ。あるいはアワセずにステイ。2mフォール。そこから巻き上げて最初のアタリダナでゴン。

そんなことを繰り返しながら、この日はメーター超えを含めて12匹。ようやくツ抜け。他の人は3~5匹で12時に竿仕舞い。

昨シーズンの初タチウオは同じ時期に16匹。船中でもよくアタリが出ていたが、それを思うと今シーズンは遅れ気味。ちょっと不安な大阪湾タチウオ、湾タチのシーズンインとなりました。