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磯・堤防 亥飼 真司

新潟県 大岩 黒鯛釣行

今回は、5月9日にダイワスーパーバトルカップチヌ庄内大会への参戦、12日に春磯本番を迎えた新潟県は笹川流れる桑川港への釣行をレポートします。

バトルカップの結果から申し上げますと…惨敗でした!(笑)水温低下と動かない潮の中、検量に魚を出された方々は本当に凄いです! 私はというと、形は似ているのですが検量外の色の違う魚…マダイが釣れてしまいました(笑)。私が上がった磯は山形県の堅苔沢にある親子という磯で、この日のコンディションは、波は少々あったものの朝一は風も弱く釣りやすい状況で、私の所は潮が南に流れる上り潮がゆっくり流れていました。



釣り始めのタックルは、ラインが操作性の高いVARIVAS トリビュート磯 フロートタイプの1.75号、ハリスはVARIVAS ハードトップ磯 プレミアムハリスの1.7号、ハリはジーク チヌゼロフカセの3号を使用し、J6浮力のウキでハリスにジンタンの7号を等間隔に2つ段打ちしました。

試合開始時間になり釣りスタート。私の足元の磯際にはフグがいますが、それほどうるさくはありません。投入点を変えながら探ってみましたがフグに取られなければエサは残ってくるのですが本命の気配は感じられません。釣り始めてから30分程経つとイナダが釣れ始めました。エサ取りのイナダに苦戦しながら前半も残り1時間を切ったあたりから風向きが変わり釣りづらくなって来ました。その後だんだん風も強くなってきて仕掛けの馴染みも悪くなってきたので、ここでタックルをチェンジすることにしました。ラインをトリビュート磯 サスペンドタイプの1.5号に、ハリスも1.5号にチェンジし、ウキも2段ウキに変え水中抵抗を増して風対策としました。ライン号数を下げ、フロートタイプからサスペンドタイプに替えたおかげで今度はしっかりと仕掛けが馴染んで行きます。ここで前半終了となり釣り座をチェンジして後半戦開始です!

釣り座をチェンジすると今度は北に流れる下り潮が流れ始め、しかも表層だけが滑って流れていて下の潮は止まっています。ラインの号数を下げ、2段ウキにしていたので仕掛けはしっかり馴染んでいるようです。その数投後、や~っと本命らしきアタリがあり合わせてみると重さと引きの強さから中々のサイズのようで、頭の中では(やっと来た~!本命のクロダイ!50cm位あるんじゃない?笑)などと考えながら、やり取りしていたのですが…(あれ?突っ込み方が違う?この引きはもしかして…マダイ?)上がってきた魚はピンク色のマダイでした(笑)。




とりあえずサイズを測ってみると54cm!よし!じゃなくマダイは検量外でした…。仕掛けがきちんと馴染んでいることが分かったので気を取り直して次を狙うことにしました。その30分後、丁度よそ見をしていた時に、バチバチバチバチと引ったくられる程の強いアタリ! 完全に後手にまわってしまい合わせることもできず、そのまま走らせました。70m程走ったところで走りが止まったので、合わせを入れて反撃開始!と思ったのもつかの間、2~3回竿で寄せたところでフッと軽くなり、やられた!?と思い急いで仕掛けを回収するとハリ外れでした…。最初に合わせられなかったのと、70m以上ラインが出た後にチヌ竿では柔くて合わせが効かなかったのが原因かと思います。(ぼーっとしてるのが一番の原因ですよね!笑)どちらにしても検量外の魚だったのですが(笑)。この日クロダイの顔は見れませんでしたが、その時の状況に合わせたラインを使った結果、マダイが釣れたのだと思います。


トリビュート磯はサスペンドタイプフロートタイプがあるので状況に合わせ使い分けることもできますし、特性の違うラインを使ってみると色々発見することもあるので皆様も試してみてはいかがでしょうか。来年は黒色が釣れるように頑張ります!

12日の笹川流れの釣行では、桑川港から南のエリアにある大岩という磯での釣りになりました。
この磯はシーズン初期からクロダイの釣果が出ていて期待大の磯です! この日は南東の風が10m以上吹く予報で、天候も朝から雨となっていたので天候が悪化する前になんとかクロダイの顔が見れればと思っていました。

磯に上がり状況をみると潮は北に流れる下り潮が流れているようで、早速コマセを撒いてみると今のところエサ取りはそんなに多くない様子です。風が強くなる予報だったので、この日はサスペンド系ラインのトリビュート磯 サスペンドタイプをチョイス。風対策とある程度流して釣ることになりそうだったので水切れも考慮して1.5号。ハリスも1.5号、ハリは3号で釣り始めました。釣り始めてみると今回もイナダが結構いるようでしたので、足元の際からコマセを効かせるようにし、イナダ等のエサ取りを足元に寄せるようにしました。狙うポイントは地方側の水道の先にある根の辺りです。潮上から仕掛けを流して行き、狙いのポイント辺りで竿1本半位までを探ってみることにしました。フグやイナダが掛かってきていましたが、しばらくするとツケ餌が残り始めたのでチャンスの予感です! 仕掛けを流すラインを少しずつ変えながら探ってみるとウキが入っていき、ラインが走り竿先までアタリがきました! 合わせを入れて、竿でぐっとため込むと久し振りのクロダイの手応えです!




足元の根に気をつけ、無事タモに収まったクロダイは40cm超のキレイな魚でした。腹はパンパンでしたが、お尻はまだ赤くなってなく、桑川エリアはこれから最盛期を迎えそうな感じです。その後、同じポイントを攻めてみましたがエサ取りが出てきたのでもうクロダイは居ないようです。しばらく他の場所も攻めてみましたが、エサ取りが消える感じがしなかったので、元の場所に戻り足元にコマセを撒いてみるとフグやイナダが出てきません。もしやと思い、足元に仕掛けを入れてみると、スーっとウキが入り、合わせてみると先ほどまでのサイズではなさそうですがクロダイです!上がってきたのは40cmには欠けますが、これもキレイなクロダイでした。この1枚を釣り上げた後、一旦潮が止まり、その後また下り潮が流れ出したのを見て、潮の変わり目で食ってきたことに気付きましたが、間もなくして磯上がりの時間になり終了となりました。



この日は荒れる予報だったのですが天気も最後までもち、風も風裏に入った状態で気にならない程度だったので、1日釣りができたのが何よりでした。5月上旬の状況としてはまだ水温が安定せず釣果にばらつきがある感じがしますが、これからがハイシーズンです!皆様も春のノッコミのクロダイ、マダイを狙いに来られてはいかがでしょうか。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。