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トーナメント 中野 聡

JIBT東日本大震災復興支援カジキ釣り大会参戦レポート

毎年、南伊豆下田で開催されている国際カジキ釣り大会。
今年で33回を迎えています。
大会規模も大きく、レギューレーションも厳しい為、中々参加出来ない大会ですが、今年は参加基準を緩和して東日本大震災復興支援で義援金を集める事を趣旨にBOL会員なら特別参加が出来るという事となりました。
そしてボートオーナーの久田さんよりお誘いを受けて、僕も選手参加に至りました。

大会日程は7月22日~24日の三日間。
大会のスタートは、1ヶ月前の6月21日にキャプテン会議から始まりました。
大会のルールの他に大会海域の注意事項、安全注意事項やボートの係留場所の確認等が話があり、大会参加者での懇親会が行われました。

そして大会日。
台風6号の影響で海況が悪く、初日の22日が中止になりました。

翌日の23日に向けてボートの準備等を進めていましたが、ボートヤード付近の海況がとても悪く、ボートが出港出来なくなりました。
「これは棄権かな。」と思いましたが、大会主催者や実行委員の方達の取り計らいで現地のチャーターボートの手配が出来て何とか参加となりました。
23日の朝6:00に開会式が行われ、乗船し下田港でスタート待ちとなりましたが風が強くなり、この日も中止。


二日目、開会式。しかし、風は弱まらずこの日も中止。

そして大会最終日、海況は安定し、下田沖から93艇のボートが午前6:00に一斉にスタートとなりました。


台風6号の影響で最終日1日のみの大会となりました。朝6時、各艇一斉にスタート。

大会での対象魚は、カジキのみです。
クロカワカジキ、シロカジキ、メカジキのポイントが高く、続いてマカジキ。
そしてバショウカジキ、フウライカジキのポイントは低くなります。
ラインクラスは、30,50,80,130lbでハンディがあり、細いラインクラスで獲れば有利になります。

僕らのチームは、利島沖ヒョウタン瀬付近を目指しました。
このエリアは参加艇の多くが集結していましたが、朝一のストライクコールはエリアD(デルタ)、イカ場というポイントからありました。
しかし、数分のファイトをしましたがフックオフして、しまったようです。
そして約1時間半後に再び、イカ場を攻めていた“江戸徳(チームキャプテン山田安宏さん)”が推定クロカワカジキ100kgを50lbラインでタグ&リリースに成功。


ヒョウタン瀬でストライク。すぐにフックオフ。バショウカジキのようでした。

僕らのチームは9時半ぐらいにバショウカジキのジャンプを見つけ、ストライクさせましたが惜しくもフックオフ。
そして14:00となり、僕らチームはこの1発のみでストップフィッシングとなりました。

優勝は、江戸徳(チームキャプテン山田安宏さん)、2位は同じイカ場でストップフィッシング30分前にクロカワカジキをストライクさせ、タグ&リリースに成功したチームコバルトMOUTA(チームキャプテン豊川 泰さん)でした。魚とファイトしたアングラーは女性だったそうです。


優勝の江戸徳チームキャプテンの山田安宏さんご夫妻。おめでとうございます。

その他に僕らのチームを含む参加艇12チームがストライクさせていたようですが、キャッチ又はタグ&リリースまで持ち込めなかったようで3位以下は該当なしとなりました。

参加艇93チーム、選手数436名で競われた国際カジキ釣り大会。
今まで経験した事のない大会の流れ等、大変に勉強になりました。
そして大会参加者・下田市・協賛社等より義援金が沢山集まり被災地へ送金されたようです。

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。