いよいよ“2017 アユ”開幕ですね!
今回ご紹介するのは「スーパーメタル天上糸」です。実は私、2015年のアユ開幕からスーパーメタルの天上糸を作成し、使用しています。「メタルの天上糸」と聞くと、「はあ? 何それ」と思いますよね。そこで、今回はスーパーメタル天上糸の作り方と利点を説明します。
使用する号数は0.1号です。
まずは、長さ調整の移動部分と穂先への取り付け方ですね。長さ調整をメタルラインですることはできません。そこで調整部分は、エステルラインを使います。
スーパーメタルとエステルラインを「自己流」で編み込み、接続します。「餌取式」というほどのものではないですが…(汗) 20年ほど前に自分で考えた編み込み方法です。(もしかしたら、以前から存在する編み込みかもしれませんが…。)スーパーメタルにエステルラインを上下クロス1回として、10回編み込みます。この時に、私はいつもオモリを使用して編み込みます。
次に、メインラインとなる方のオモリを外してメタルに取り付けます。
ラインホルダーからオモリが付いているメタルラインを外し、メインラインのエステルラインをラインホルダーに固定します。
今度は、エステルラインとメタルラインを編み込みます。これも10回編み込んで、結束して止めます。
編み込み部に接着剤を付けます。
何か不思議な編み込みですよね。電車結びの編み込みバージョン的な?感じですかね…。これはラインとラインの接続なので、水中糸とツケ糸にも有効です(水中糸とツケ糸の場合は、それぞれ5回編み込みで接着剤は使いません)。意外と単純で簡単ですのでご参考までに。
移動部分を作って、
これで移動部分の完成です。移動部分は50cmの折り返しで、±約15cmの微調整となります。
次に穂先に取り付ける部分です。ここもエステルラインを使って、同じように編み込んで作ります。エステルラインの特性(張り)を生かすことで、穂先へのカラミが防止できます。
これで完成です! こんな感じですが…見えませんね(笑)
昨年後半に長良川で、25cmクラスを掛けた時も、まったく問題ありませんでした。
また、耐久性ですが無限大と考えています(「劣化」することは考えにくいので)。2年間同じ天上糸で問題なく使えており、今年は3年目に突入です。
【スーパーメタル天上糸の利点】
■感度がとてつもなく上がります。(☆凄いですよ!☆ )
■風の抵抗をほとんど受けません。
■伸びるメタルなのでガチガチなセッティングになりません。
【スーパーメタル天上糸の欠点】
■木に引っ掛けたりしたらアウトです。(パーマにならなければOK)
スプールに仕舞う際には、しっかりと川に流した状態で巻き取ることをオススメします。神経質になり過ぎる必要はありませんが、弛んだままだと、撚れてキンクしてしまうことがありますので。
バリバスラインで今シーズンも爆釣間違いなし! “2017 アユ”みなさんにとって、最高のシーズンとなりますように!
[スーパーメタル天上糸仕掛け(全長4m) 使用ライン]
■VARIVAS エクセラ鮎 スーパーメタル 0.1号
■VARIVAS エクセラ鮎 天上糸 エステル 0.6号