menu
ソルトルアー 伊藤 雄大

状況に応じたタックルの使い分けで快適に! -伊豆のショアロックゲーム-

まだまだ日中は暑いですが、朝夕の風には秋を感じるこの頃。伊豆の地磯でのロックゲームに行ってきました。

グルーパー(ハタ)類を狙うベストシーズンともあって、フィールドは多くのアングラーで賑わっています。アングラー達によるプレッシャーの中でもしっかり釣るには、一工夫が必要になってきます。今回は状況に応じたスピニングとベイトタックルの使い分けを紹介したいと思います。

スピニングタックルの特長として、
・細いラインと相性が良い
・安定した飛距離が出せる
・ハイギアのリールを使用すれば、高速でのリトリーブが可能
といった点が挙げられます。

この特長により、細ラインの水切れの良さを活かしたスイミングや、軽量テキサスリグの遠投、メタルジグの超遠投などに向いています。ボトムだけでなく、中層のレンジをしっかりと探る事が重要なグルーパーゲームにおいては、基本となるタックルと言えるでしょう。メインラインはPEの0.6~1号、リーダーはフロロの16~25lbが扱い易いでしょう。

次にベイトタックルの特長ですが、
・太いラインと相性が良い
・重量のあるルアーであれば、スピニングを超える遠投が可能
・力強い巻き上げが可能
といった点が挙げられます。

この特長により、難攻不落の根に潜む魚へのタイトなアプローチや、沖のディープ狙いなど、いわゆる「竿抜け」ポイントの攻略に向いています。潮止まり、ハイプレッシャー等の悪条件を乗り越えて魚をキャッチするには欠かせないタックルと言えます。近距離のストラクチャー狙いに特化させる場合はフロロカーボンライン16~20lb直結。遠投も視野に入れ、ある程度バーサタイルに使用したい時にはメインラインにPEの1.5~2号にフロロリーダー20~30lbをセットするラインシステムがおすすめです。

以上を踏まえた上で、私の具体的なタックル&ルアーローテーションの例を紹介します。
① シャッドテールのジグヘッドリグで広範囲をサーチして、高活性の魚に効率良くアピール(スピニング)
② グラブのライトテキサスリグで、先程までよりスローに、ややボトム寄りにスイミング(スピニング)
③ 釣り座から見えている沈み根を、ホグ系ワームのスルーリグでタイトに攻める(ベイト)
④ 沖のブレイクラインをクロー系ワームのヘビーテキサスリグで狙う(ベイト)
⑤ 手付かずのポイントを狙い、メタルジグ・ジグスプーンを超遠投(スピニング)

こんな感じでローテーションを行い、それでも釣果が出ない場合には、時合を待って休憩するか、他の磯に移動して、一日のゲームを組み立てています。皆さんも状況にマッチしたルアー、ルアーに合うタックルを上手く選んで、ゲームを楽しんでください。

[使用タックル]
■スピニングタックル
ロッド: 8’8” フラットフィッシュ用ロッド
リール: ステラ C3000XG
ライン: アバニ シーバスPE マックスパワー トレーサー 1号
リーダー:シーバス ショックリーダー[フロロカーボン]16lb.・22lb.
フック: フッキングマスター パワーベイトフィネス #1/0
シンカー:グレネードシンカー 14g・21g
ルアー: バルト 4インチ、キジハタグラブ 4インチ

■ベイトタックル
ロッド: 7’6” ロックフィッシュ用ロッド
リール: レボエリートロケット9 ZPIフルチューン
ライン: ガノア アブソルート[フロロカーボン] 16lb.
フック: フッキングマスター パワーベイトフィネス #1/0
シンカー:グレネードシンカー 14g・21g
ルアー: バグアンツ

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。