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2021-11-18

桧原MAXシリーズ登場!


嘗て氷上解禁のハイシーズンともなれば、たった一日で釣り人が五千人をくだらない日もあるというワカサギ釣りの聖地、桧原湖。
聖地桧原湖が腕自慢を誇る釣り人を熱くし、今も昔も全国のワカサギファンたちから羨望の眼差しを向けられるにはワケがある。
それは概ね一筋縄ではいかぬ桧原湖特有のワカサギ攻略の難しさにあるという。
「桧原湖のワカサギはまるでIQが数段高いように感じる」と、訪れたアングラーが挙って称えるくらいなのだ。

本山博之氏が礎を築いた桧原スタイル

『桧原スタイル』を全国に先駆け紹介し、今日のワカサギ釣り発展の立役者、本山さんからよく聞かされたものだった。
「桧原スタイルで鍛え上げられた道具こそが全国何処ででも通用する」と…。今や周知の事実、本山さんが予言していた通りになった。
その証拠に桧原湖特有の繊細且つ大胆な釣りに特化しつつ、オールシーズン屋形~氷上まで完全対応した『桧原MAX319燻銀LTD.』は、お膝元の福島を中心とした東北地方はもとより関東~北海道~関西~四国~中部~北陸といった名だたるワカサギフィールドの隅々にまで、全国へあっと言う間に広がっていったのである。

過去最高のヒット! 桧原MAX319燻銀LTD.

実は『桧原MAX319燻銀LTD.』は開発当初、聖地『桧原』の名を冠することに難色を示すスタッフも多かった。
詰まり、「全国規模で釣り人の要望に応えるべき立場として、ご当地色を色濃く打ち出した製品づくりはメーカーとしていかがなものか」と。
既に泉下に旅立たれていた本山さんから、何度も何度も言い聞かされていた『桧原スタイルの普遍性』のことを思い出し、周囲にそれを説いてまわり、やっと製品化への道筋が敷かれたのだった。
そもそも、今や燦然と耀くVARIVAS公魚工房ブランドは聖地桧原湖で育ったのだ。ワークスリミテッド穂先を立ち上げようとした当時、右も左も判らないままに福島のお店をまわり…、にも拘わらず皆親身になって貴重なアドバイスをしてくれた。
そして、毎週のように本山さんと平久江名人を交えて喧々諤々のテストの連続が、つい最近のできごとのようで懐かしい。
そう…、最高傑作という納得のいく製品に桧原の名を冠することで、「桧原湖に関わっている、お世話になった全ての人たちへ気持ちとしての恩返しが叶えば…」という願いが大きかった。
本山さんの『桧原スタイル』を吸収し『桧原速攻フィネススタイル』へと昇華させた平久江名人の後押しもあって、今日では最高傑作の呼び声も高い桧原MAXの開発に拍車をかけていった。

桧原MAXプロジェクト

今日、VARIVAS公魚工房ワークスリミテッド穂先群の中で、最高傑作の呼び声も高い『桧原MAX319燻銀LTD.』とは言え前年、鳴り物入りで登場し、名実ともにワカサギシーンの話題を掻っ攫っていった集大成穂先『MAX299』をも、よもや追い越してしまう人気ぶりは、誰一人として予想していなかった。桧原の名を冠した穂先によって、桧原スタイルだからこそ全国を制覇できたといっても過言ではないのだ。然したった4ヵ月という短期間で瞬く間に全国津々浦々へ拡大した“桧原MAXファン”に惜しまれつつ桧原MAX319燻銀LTD.はたったワンシーズンで幕を閉じたのだった。
その訳は、穂先がレーシングマシンでいうアスリートの心臓部いわばエンジンと喩えるならシャシーは骨格。ミッション、ディファレンシャルといった駆動系は内臓。さらにタイヤは手足にまで置き換えられる。「可変ソケット」「延長アダプター」「専用ライン」「仕掛け」に至るまでの集合体を身体に喩えるなら、総てをトータルセッティングで桧原MAX化することこそが先決だったからに他ならない。そう、桧原MAX319スタート時、トータルセッティングで爆発的に性能を発揮する、桧原MAXプロジェクトが既に始動していたのは当然の流れであったのだ。

本プロジェクトのエンジン、新生『桧原MAX339燻紫銀LTD.』の開発

「えっ!ワンシーズンで止めちゃうの?勿体無い…」といった桧原MAX319を惜しむ声に耳を傾けながらも、今季はフラッグシップ穂先『桧原MAX339燻紫銀LTD.』という、“本丸”がいよいよお目見えすることになる。
この穂先、桧原MAX319では成し得なかった機能性を穂先の随所に秘めている。ミクロン単位のチューニングによって「微細な喰せアタリの表出性能」に磨きをかけた次世代型フィルムコンポジット。勿論超超ジュラジョイントは「軽さ」、「感度」の相乗効果を狙った桧原を冠するMAX穂先にはもはや神格化された必須パーツだ。
46Tカーボンを採用し軽量化したハイカーボンメッシュパイプは、贅沢に20mmも延長され、更にトルクロスをゼロに抑える高精度傾斜切削加工による工夫も凝らした。結果スパッときまるフッキング性能を従来MAX以上にアシスト。昨シーズン、初期の桧原序盤戦で見られた、スピーディーなデカサギ連掛けにも余裕を持って対応できるセッティングだ。
業界初の「燻銀塗装色」を基に更に×2レイヤー増した手間と時間がかかる『燻紫銀塗装色』の開発。高級感が滲み出る淡いメタリックな「紫」を纏ったパープリッシュ・シルバーボディで、狙い通り穂先の余計なギラツキを抑え、従来の燻銀色以上に微細な前アタリへの集中力を高めるだろう。

 

 
 

桧原MAX延長アダプター

今や延長アダプター抜きでは『桧原スタイル』は成立し得ないほど穂先と等価の必須アイテムだ。驚異の90mmで1グラム台の軽さと反響感度を極致レベルまで引き上げるべく、お馴染みA7075超超ジュラルミンを採用したジョイント部はインゴットから限界まで薄く削り出した専用設計。ボディの46Tハイカーボンとのユニゾンが未体験の操作性、フッキング性能を加速させる。
※MAX322HRX、桧原MAX339燻紫銀LTD.、桧原MAX319燻銀LTD.等、A7075超超ジュラルミンジョイントを装備したワークスリミテッド穂先のみ適合。

 

 
 

桧原MAX可変ソケット

桧原湖発祥の二丁スタイル必須アイテムである「可変ソケット」を4.5gの軽量化を実現した。深場、多点掛け、重いオモリ使用時の電動リールでの巻き上げも、極薄穴空き(極限まで肉抜き)チューンされた超軽量「高調ウイング(PAT.)」が前倒れを防止。”A2017″超硬度ジュラボディ&ナットをさらにスリム切削。46Tハイカーボンジョイントで最軽量!手感・操作性はMAXレベル!!

 

 
 
 

桧原MAX PE

小径リールスプールに巻かれても僅かな巻き癖を払拭し、細さ、しなやかさ、強度、感度、直進性、『桧原スタイル』に要求される全性能を新製法によってMAX値にまで引き上げる。そんな夢の次世代型PEラインをVARIVASが自信をもって、先ずはワカサギ市場に投入。当歳一匹の重みがズシリと伝わり、レスポンスの向上でアワセが気持ち良くきまる。穂先性能を120%絞り出し連掛け時のとりこぼしが最小限に抑えられるはずだ。

 

 
 
 

桧原MAX下鈎

桧原MAX仕掛けの開発に伴い、下鈎に至るまで特別仕様に。ワカサギ釣り師周知の通り、下鈎もワカサギ釣りにおける重要な要素のひとつ。「桧原MAX仕掛け」に合わせるのはこの下鈎を。
「ステルスイエローハリス」、「ミルキーピンク玉」、「紅金玉」採用。

 

桧原MAX仕掛け

こんな仕掛けがあったらもっと釣れるんじゃないか…そんな閃きから、今回の【MAX仕掛け】が誕生した。
その閃きの素はフライのテーパーリーダーだった。フライのテーパーリーダーは、軽いフライをより遠くに飛ばすためにバット部からティペット部に向かうにつれ、先細りのテーパー構造になっている。そこで、ワカサギ釣りにもこれを応用することができるんじゃないかと考えた。

仕掛け上部の幹糸を太め、下部には細めを使用し、それに合わせてエダスも上部は太め、下部は細めを採用した。
いざ実釣してみると、読み通りテーパー構造によりアタリの伝達力が増し明確にアタリを感じることができた。
また、上部と下部の幹糸の太さが違うことで、今までにはない仕掛けの動きを演出しているようだ。「拘るならとことん拘ろう!」ということで、ラインカラーにも着目し、数種のカラーを試した中で、最も実績の高かったイエローのナイロンラインを採用。
光は不純物の少ない水を透過する場合、赤色や紫色の波長をよく吸収し、青色の波長は吸収されにくいため、海や湖の深いところでの水中画像は青色に見える。しかし、ほとんどの湖では植物プランクトンや溶存物質を含むため、光の吸収のされ方が異なる。桧原湖ではそのような影響から、青色、紫色の光がよく吸収され、緑色や黄色の波長が水深の深いところでは優勢になるのでしょう。そのため、「イエローライン」は黄色の光を浴びて黄色に発色するため、水色に馴染み、エサのみをより際立たせるのだろう。数十回に及ぶ試作、テストを経て、今回の【MAX仕掛け】2種が完成した。

 

 


 

※製品写真および画面はイメージです。(実寸表示ではありません)
※ご覧の環境によっては、カラーなど実際と若干異なる場合がございます。
※製品の仕様は予告なく変更あるいは製造を中止する場合がございます。
※価格は予告なく変更する場合がございます。