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2019-06-11

シーバスショックリーダー

バリバス シーバスショックリーダー
[ナイロン]と[フロロカーボン]の違いと魅力について語る

 
 

浅川 和治

Kazuharu Asakawa

日本屈指のシーバスマスター・浅川和治のメインリーダーを担う『バリバス シーバスショックリーダー[ナイロン]』。妥協を知らない浅川氏の信頼を獲得するメインリーダーとなり得たのには、深い理由があった。
さらに、浅川氏が唯一認めるフロロ製リーダーが『バリバス シーバスショックリーダー[フロロカーボン]』だ。素材特性からくる「負」の要素を排除し、「なめらか」で「柔らかい使い心地」の実現に成功したシーバス専用フロロリーダーのヒミツに迫る!

難敵攻略のためのシーバス専用ショックリーダー

『バリバス アバニ シーバスPE マックスパワーX8』をメインラインに据えて、シーバスゲームを展開している浅川和治さんのリーダー戦略は、[ナイロンリーダー]と[フロロカーボンリーダー]を状況に応じて使い分けるところから始まっている。
「リーダーは、ナイロンとフロロの両タイプを使用しています。ですが…使用頻度はナイロンの方が高いです」。
 その理由は、キャスト時とヒット時における、ナイロンリーダー特有のわずかな「クッション性」にある。
「ナイロンリーダーを使用するときには、柔らかめのロッドと組み合わせるようにしています。粘りのあるロッドをテイクバックしたときに、ナイロンリーダーが少し伸びてくれることによって、しなやかに投げることが可能になります」。
たとえリーダー分の長さでも、その違いは顕著に現れるという。そしてナイロン特有のしなやかさは、シーバスを掛けた瞬間にも助けになってくれる。シーバスを掛けた一瞬、ナイロンリーダーが追従することによって、適度なサスペンションの役割を果たしてくれる。
「結果的にシーバスのバレにくさに繋がります」。だがタフなシーバスゲームにおいて、どんなナイロンリーダーでも問題はないのか? というとシーバスゲームはそこまで甘くはないです」と浅川さんは断言する。

シーバスショックリーダー[ナイロン]の魅力

強度・しなやかさ・程良い伸度・耐摩耗性、4拍子揃った無敵のナイロンリーダー

擦れる場所の攻略にはフロロカーボンリーダー! こうした定説は、もはや過去の常識だと浅川さんは実感している。「自分が愛用している『バリバス シーバスショックリーダー[ナイロン]』は、とにかく強いです。通常のナイロン強度を遥かにしのぐ、特殊なVEP製法で作られています。そのため擦れる場所であっても大概のフィールドではナイロンリーダーで問題はありません。個人的に陸っぱりゲームにおいては、強度面の不安が要因でフロロリーダーを使用することはありません。自分が愛用しているシーバスショックリーダー[ナイロン]は、それほど強いです」。
 シーバスゲームにおいて「擦れ」への強さはマスト要素といえる。だが「擦れ」に強いだけではなく、ナイロン本来のしなやかさと適度な伸びも兼ね備えることによって、百戦錬磨の浅川さんのシーバスゲームにおいて、一軍のメインリーダーへと君臨し続けることが叶っている。「バリバスの開発力をもってしたら、伸びないナイロンリーダーも製造できると思います。ですが、あえてナイロン特有のしなやかさと、適度な伸度を盛り込んだ上で、圧倒的な強度で武装したナイロンリーダー。正直、無敵ですよ」。

シーバスショックリーダー[フロロカーボン]の魅力

優れた耐摩耗性に加え、しなやかさを手に入れたシーバス専用フロロリーダー

ナイロン特有の材質上の特性起因がもたらす、わずかな「死角」が生まれるという。そうした「死角」を確実に埋めるために浅川さんが使用するのがフロロカーボン製のリーダー。
ストラクチャーの穴打ち。橋脚バース直下。カキ殻やイガイがビッシリと付着しているストラクチャーを、タイトに攻める機会が陸っぱりよりも多いボートゲームでは、リーダーがストラクチャーに干渉する確率が極めて高い。「陸っぱりと比較すると、ボートゲームでリーダーがストラクチャーにコンタクトする割合は、皮膚感覚で5倍以上だと感じています。そこまで多いと、フロロカーボン特有の耐磨耗性の強さが際立ってきます」。「ですから自分はバリバス シーバスショックリーダー[フロロカーボン]しか使えません。このリーダーはフロロの中でも極めて、しなやかで柔らかい部類に入ります。結果的にルアーの操作性に干渉しないので、緻密な戦略が組み立てやすいです」。

浅川流! ナイロン・フロロの使い分け術

浅川さんが愛用するバリバス シーバスショックリーダーシリーズ。その「ナイロン」と「フロロカーボン」を目まぐるしく、且つ繊細に使い分けているシチュエーションのひとつに、リバーシーバスがある。
「リーダーの長さとリーダーの材質を利用して、リバーゲームの攻略レンジを簡単にコントロールしています。ナイロンとフロロでは比重が異なるので、同一ルアー使用時におけるレンジも変わります。さらにリーダーの長さを変えることによって、流れに引っ張られる抵抗が変わるため、より顕著に攻略レンジが変化します。この2つの要素の組み合わせでレンジがコントローできます」。
 簡単に解説すると、リバーのレンジを4分割で考えるとして、一番上のレンジ攻略にはナイロンリーダーを60~70センチ。上から2番目のレンジ攻略はフロロカーボンリーダーを60~70センチ。3番目のレンジ攻略にはナイロンリーダーを1メートル30センチくらい。そして一番下のレンジ攻略にはフロロカーボンリーダーを1メートル30センチくらい。「大河川の中流域のリバーゲームにおいて、ドリフトで流し込んでいくときに、上記のリーダーシステムを利用することによって、レンジコントロールがより簡単になるのでオススメです」。

まとめ


「ナイロンリーダーとフロロカーボンリーダー、材質が違うからこそそれぞれの特徴があります。自分の釣りスタイルでは、シーバスショックリーダー[ナイロン]がメインになりますが、もちろんシーバスショックリーダー[フロロカーボン]をメインにしているアングラーさんも沢山いらっしゃいます。両方のリーダーの長所を賢く利用して、楽しいシーバスゲームを満喫していただくのがオススメです」。

 
 

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