• TOP >
  • ニュース >
  • Others >
  • サスティナブルな釣り場を目指し、オイカワ産卵床設置
Others 2020-07-06

サスティナブルな釣り場を目指し、オイカワ産卵床設置

梅雨の晴れ間の6月30日、(株)モーリス本社のある埼玉県入間市を流れる入間川支流の霞川でオイカワ産卵床を設置する作業が行われた。その様子を漁場監視員でVARIVASテスターの吉田俊彦がレポートする。この事業は日本釣用品工業組合のLOVEBLUE事業として公益財団法人日本釣振興会埼玉県支部が実施主体となり、入間漁業協同組合と協働することで実現。今年で3年連続の産卵床施設となった。
 

 
当日は日釣振埼玉県支部の岡田支部長も駆けつけ率先して土木作業に参加された。モーリスからは若手の俊敏な社員3名が力仕事を担当し奮闘した。
 

 
水位の増減を考慮して産卵床の設置個所は漁協が指示。木枠を使った人工産卵床を2基設置し自然産卵を促すための3×3mの川耕しを一か所実施した。人工産卵床は一畳の大きさ180×90cmに木枠を組み鉄筋と石で固定し中にオイカワが好む小粒の砂礫を投入する。中でも大変なのが大きなハンマーで鉄筋を川に打ち込む作業である。川底に垂直に打ち込むには息の合った仲間が必要だ。
 

 
さて、この霞川はファミリーで楽しめる親しみやすい釣り場として市民に人気がある。ところが、近年カワウによる食害でオイカワ等の小魚が激減。タモロコやモツゴなどの小魚も姿を消して、美しいカワセミなどの小鳥も減少してしまった。そこでオイカワの人工産卵床を設置するとともにカワウ除けに防鳥テープを張り、地域の人や釣り人と共に稚魚と水辺を見守ることになった。地元漁協と連携した継続可能な釣り場利用を目指しているわけだ。
 

 
このように釣り関係者のサスティナブルな取り組みとして、魚を増やす努力は評価されるべきだ。なぜなら良い釣りがいつまでもできる豊かな水辺は、子供たちの郷土愛を深め自然を愛する人々を育むものだと思うのだ。そして協働していただいた入間漁業協同組合武蔵支部の皆さんにこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思う。

 

 

報告:吉田俊彦