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船 宇田川 亘

大型ヒラメに快感

関東地区で最初にヒラメが解禁するのは、銚子外川・飯岡地区です。産卵期に当る4~5月を禁漁とし、6月から翌年の3月までとスタートも早く一番釣期が長い地区です。

6月1日の解禁当初から2~3キロの良型が多く、時には5キロ以上の大型が上がっていると聞き6月10日に釣行しましたが、キロ級が二尾と大型ソイ3尾。船中で2~5枚で私以外の人は2キロ以上を2枚以上ゲットしていました。

再挑戦を計画しましたが相次ぐ台風で釣行は叶わず、8月9日に再度釣行したレポートです。この日は佐藤・小笠原・秋山氏と釣行。私は右舷ミヨシに秋山氏は隣、佐藤・小笠原氏は左舷ミヨシから座りました。ところがこのミヨシが最後まで苦戦する要因になるとは! 中村船長が操船する武丸は釣り人7名を乗せて定刻の4時半に港を離れました。港を出ると思った以上にウネリは高く、ミヨシの釣り座は上下動が・・。これは台風14号の影響でしょう。

道具は専用竿に中型両軸リールを使用。仕掛けはVARIVASから新発売された「船仕掛けヒラメ」を使用しました。

今回船長が向かったのは利根川河口沖で、通称「河前」と言われるポイント、航程は約50分で最初のポイントは水深30m強。

エサのマイワシは若干小型ですがサイズはベスト。ポイントに到着すると船長から「流れが速いのでオモリは80号を使ってください」と指示。まずはエサに負担のかかり難い孫バリがチヌバリのVAS92を使用。ハリス8号は大型に備えての保険です。
エサのマイワシを丁寧に素早く装餌して、オモリがトントン状態になるようにウネリに合わせて竿で操作しますが、潮が飛ぶように速く道糸が右舷ミヨシ側へ流れていきます。船は左舷トモから右舷ミヨシに流れ、つまり右舷ミヨシの私の場所は潮下なのです。しばらく流しているとやはり左舷トモでキロ級が上がり、続けで左舷ミヨシの佐藤氏に中りがあり1.8キロの良型をキャッチ。

その後両トモよりではポツポツとヒラメが釣れますが、ミヨシの私には中りは全くありません。小笠原氏や佐藤氏にも「齧られた」と中りがあるようですが。その小笠原氏もキロ弱を釣り上げオデコを脱出。時間とともにオデコはいなくなり残りは何と私だけ。左舷トモではキロ級の高級魚ソイも混じりましたが、ヒラメ以外にサメが竿を絞ります。サメが釣れるときは底の状態が悪い時が多く、今まで余り良い記憶は無いのですが私と1尾目を釣った佐藤氏以外の人には中りはあるようで、左舷の小笠原氏や隣の秋山氏も2枚目・3枚目と数を伸ばしていきます。

両氏とも置き竿に中りがあり、一生懸命に竿を持って誘っている私の竿には本命からのシグナルはありません。
そして時間も9時を過ぎて待望のヒラメの中りが!
「ゴン・ゴン」と竿先を叩いてきますが、中りを伝えているのは小型のようで中々ハリ掛かりする本中りがきません。私と同時に中りが来た秋山氏は早くも取り込み体制に移っています。あまりの食い込みの悪さに竿を立てると一瞬ハリ掛りしたようですが、軽くなってしまいました。ガッカリして再び竿を立てると違和感がし、もしやとリールを巻き始めると水面に0.5キロ級の小型が。オデコを免れたと気を取り直して誘い続けると46分後、前中りが二度続いた後竿が一気に絞り込まれ大型の3.6キロを釣り上げることができました。

「小型のヒラメは嬉しくて放流しました」
 納竿間際に20mの浅場に移動しオモリも60号に変更して気持ちも新たにして仕掛けをだすと、小笠原氏のキロ超えに続き右舷大ドモ氏が本日最大の4.5キロの大型を、最後に佐藤氏がキロ超えを釣り上げ本日のヒラメ釣りは終了しました。

船中の釣果は0.5~4.5キロが2~7枚。左舷大ドモ氏がトップ、我々は私と佐藤氏が2枚。小笠原氏4枚、秋山氏が6枚の釣果でした。銚子地区のヒラメは例年これからが最盛期です。10枚以上の釣果が連日紙面を賑わすでしょう。私も早々にリベンジ釣行へ行く予定です。

[当日のタックル]
竿  :シマノ バイオインパクト ヒラメM270(オモリ60号使用時)
   :ダイワ メタリアヒラメ 270
リール:ダイワ ミリオネアCV-Z300SF
道糸 :VARIVAS 10×10船 プレミアムPE 4号 200m
仕掛け:VARIVAS 船仕掛けヒラメ VAS-92(孫バリチヌ)、VAS-102(孫バリトリプルフック)
オモリ:60・80号

[船宿]
銚子 犬若港 武丸
Tel. 0479-22-3352

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。