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船 亥飼 真司

青森県平館 テンヤマダイ

11月も後半に入り青森県のテンヤでのマダイ釣りも終盤戦となってきましたが、今シーズンはまだ青森県にテンヤマダイに行ってないことに気付き(笑)11月23・24日と青森県平館にテンヤマダイへと行ってきました。

平館は陸奥湾の湾口部にあり、秋から冬にかけて水温が下がり始めると湾内に居たマダイも深場に落ちる為に平館の辺りを通って外海に移動するらしく、例年この時期になると平館沖の水深60~70mラインに魚が集まるようです。落ちに入る11月の平館沖のマダイは良型揃いで、アベレージが50~60cm! 船中で70~80cmオーバーも数枚入るなんて夢のような釣果に恵まれることも多々あるのですが、今年は釣果にばらつきがあるとのことでした。朝一は前日に釣果があった鯛島と呼ばれている水深約50mのポイントからスタートになりました。前日はこの場所で70cmクラスばかりが釣れたとのことで期待十分のポイントです。今回のタックルは大型マダイに負けない仕様で、ラインがAvani Jigging 10×10 MAXPOWER BRAID×8の0.8号、ショックリーダーはHARD TOPの3号、テンヤの孫針にジークグレ尾長・真鯛の6号を使いました。船中皆朝まづめのチャンスに期待を込めて第1投! だったのですがアタリがありません。しばらくしてエサ取りらしきアタリが出始め、私にも40cmクラスのアイナメはきましたがマダイの気配がないのでポイントを移動することになり、今度は平館沖の水深60~70mラインのポイントに移りました。例年ですと魚の出る場所なのですが今年はあまり良くないようで辺りの船もマダイは釣れてない様子でした。私たちの船もサワラなどは釣れてきましたがマダイからの反応が無いまま前半戦は終了となり、一度港に戻り午後船での後半戦に賭けることになりました。

この日の潮回りで午前中の下げ潮時はダメだったのもあり、上げ潮に入る午後からの夕まづめに期待して午後船で後半戦に突入となりました。今度のポイントはシチュエーションを変えての浅場での釣りで、水深28m位から徐々に深くなっていきます。開始早々アタリがあり、エサ取りですが午前中より反応が良くマダイも期待できそうな感じです。そんな中、まず始めに私の釣友にマダイが掛かり、それに続きパタパタと船中でマダイが釣れ始め、私にも本日初となるマダイがようやく掛かりました。

上がってきたのは50cm弱程のマダイでしたが1日かかってようやく釣れた貴重な1枚にホッとしながら辺りを見渡すと、日は沈みかけ残り時間も後僅かとなっていました。上げ潮で夕まづめの絶好の時合、次のマダイを狙い急いで仕掛けを投入しましたが、ここで痛恨の根掛かり!? 仕方なくラインを手で引っ張ってみると、じわじわと上がってきます。ロープでも引っ掛かかったのかな?と思いながらもラインを手繰り寄せ、水深が半分を切った辺りで少し軽くなったので竿を持ってリールで巻き上げていくと・・・あれ?タコ?いや、魚?これってもしかして・・・。なんと上がってきたのはヒラメ!(笑)しかもスレ掛かり(笑)。口に掛からなかったので上がってこなかったのか竿で引いてもびくともせず、魚体が見えるまで重いだけだったのでゴミでも掛かったかな、と思っていたのでびっくりしました。ヒラメ釣りで(根掛かりだと思ってラインを引っ張ったら大型のヒラメだった)と言う話しをよく聞きますが自分で体験するとは思いませんでした(スレ掛かりの66cmでしたが…笑)。

この間にも船中ではポツポツとマダイは釣れていましたが日もすっかり沈んでしまったので(私も笑いが取れたので?)、本日の釣りは終了となりました。その日の夜は飛鷹丸、須藤船長のお宅に泊まらせて頂き、皆で宴会?をして次の日に備えました。明けて24日、この日は午前中だけで終わりの予定です。朝一は前日に釣果のあった28mライン、浅場のポイントからのスタートになりました。この日も朝は下げ潮からの釣りで、前日の午前船の釣果が頭をよぎりながらも釣りを開始しました。エサ取りのアタリはポツポツとは有りますが、やはり前日の午後に比べると反応が悪いようです。しばらくして、やっと針掛かりしそうなアタリがきました。合わせてみると頭を振るような引きだったので小鯛かな?とも思ったのですが、上がってきたのは良型のアイナメでした。少し魚の活性が上がってきたかな~?と思っていると釣友に小さいながらもマダイが掛かりました。よしっ!これからだ!と自分に言い聞かせ釣ってみましたが、アタリが続きません。その1枚を最後にエサ取りのアタリさえも渋くなっていき、マダイからのアタリも無く2日目の釣りも終了となってしまいました。今回は2日間の釣行で、初日の午後船での釣果だけとなってしまいましたが、ここ数日天候が悪く船が出せなかったらしく、沖に出て釣りができ、マダイの顔が見れただけでも良かったのかもしれません。良い時もあれば悪い時もあると思いながらも、次こそは!と思っている私です(笑)

[使用タックル]
道糸: Avani Jgging 10×10 マックスパワー BRAID×8  0.8号
ハリス: HARD TOP 3号
ハリ: ジークグレ尾長・真鯛 6号

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。