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船 宇田川 亘

エビハナダイが好調

ハナダイ釣りにはコマセ釣りと活きエビのエサ釣りがあります。前回はコマセ釣りのレポートをお伝えしましたが、今回は良型が好調に釣れているエビハナダイ釣りのレポートをお送りします。

銚子犬若港の武丸へ釣行したのは4月5日。武丸の中村弘志船長は周年ハナダイを狙うベテラン船長で、当日のポイントは航程約1時間の犬若沖水深40m。ポイントに着くまでは気が付かなかったのですが、前日からのウネリ+北西の強風のため左舷ミヨシの釣り座は上下動が凄く、仕掛けが安定しないのが気になります。
エサのエビが配られ、船長の合図で活きエビの尾羽根を噛み切って、切り口からハリを通して胴突き仕掛けを投入します。


エサのエビは左からサルエビ・スムシ・アカエビと三種類があり、時期によって捕れる種類が違うのですが今回はスムシが中心です。

エサのエビは原則使い放題ですが、エサは船長が網を引いて捕っているものなので大事に使ってほしいです。また、これから気温が上がると桶の海水の水温が上昇しエサが死んでしまうので、まめに海水を取り換えてください。白くなったエビはエサ持ちも悪く、極端に食いが悪くなるので注意してください。

ハナダイ釣りの基本は、底からオモリを離さないようにアタリを待つか、仕掛けを弛ませたり張ったりしてエサを動かしてアタリを待ちます。肝心のハナダイはシケの影響なのかアタリが遠く、ウネリもあってか仕掛けが持ち上がってしまいアタリも出にくいのが現状でした。しかしオモリをしっかりと海底に付けて誘い続けると「コンコン」とアタリがあり、竿を立てて合わせると巻き上げ途中にカンカンと鋭く強い引きがきました。
水面に顔を出したのは待望のハナダイで23cmと良型、続けてのアタリは30cmを超える大アジでした。

船中を見渡しますがやはりウネリでアタリが取りにくいのか本命のハナダイはポツポツ。また6・4調子のゲームロッドだと合わせが遅れるので、柔らかめのカワハギ竿がベスト。私は昔の専用竿を使っていますが廃盤となり、後継の竿が発売されないのが残念です。
しかし中盤になると強かった北西風も弱まり、ハナダイが活発にアタリ出しました。


私の仕掛けは胴突き4本バリで3号の中オモリを使用しています。ハリスはSUPER ESTERで、幹糸との結び目を網付けの処理をしてハリスと幹糸の絡みを防いでいるのがミソです。
下オモリが着底したら中オモリを底に付けて、竿を立てながら仕掛けを張っていくと「ククッ」とアタリ。竿で合わせると良型らしく今までと引きが違い強烈。時々道糸を引出しながら釣れたのは30cmを遥かに超える良型マダイ。今シーズンはマダイも多く混じり、ウマズラハギ・ホウボウ・良型のショウサイフグなども釣れ、タルは賑やかになっていきました。

それでもシケで食いが渋いのか、ハリ掛かりしても巻き上げ途中にハリが外れることが多く、追い食いを狙うと最初に掛かった魚が外れたり、エビの頭だけ食われたりと釣果が伸びないのが残念です。後半は30cm級の良型ハナダイが船中で釣れだし何と入れ食いを堪能しましたが、食いの続く中納竿時間を迎えました。船中の釣果は18~40cmが27~84尾と大漁でした。


その後エビハナダイは水深20mの浅場で一束を超える釣果が連日出ています。
絶好調のハナダイ釣り、次回は4月下旬に釣行する予定です。皆さんもいかがですか!

「当日のタックル」
竿  :ダイワ HX早舟ハナダイ 210
リール:ダイワ ミリオネリア CV-Z100 SFR
道糸 :VARIVAS LT船PE MAX POWER 1.5号 150m
幹糸 :VARIVAS 船ハリス 4号 200cm
ハリス:VARIVAS SUPER ESTER 2~2.5号 15~20cm
ハリ :丸カイズ 12~13号 4本バリ
オモリ :三日月オモリ3号 下オモリ 40~50号

「船 宿」
銚子 犬若港 武丸
TEL. 0479-22-3352

過去のフィールドレポート記事中で掲載している製品は、
廃盤品として現在取り扱いを終了している場合がございますので予めご了承ください。